■1.4151ドルあたりがチャート・ポイントになっている
今度はロウソク足を見てみましょう。直近安値は4月18日の1.4158ドルですが、ここでニ番底をつけることもあり得ると思います。
今年の最安値は1月10日につけた1.2867ドルで、ここから上昇して、5月4日(水)に1.4940ドルの最高値をつけています。この高値からのリトレースメント38.2%を計算すると1.4151ドルになります。
この水準と先ほどのロウソク足での直近安値がほぼ同じ水準となっていますので、まずはここがポイントになると思います。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
そのポイントを下抜けた場合ですが、1.2867ドルから1.4940ドルまでの上昇分の半値を計算すると1.3903ドルになります。
じつは、100日移動平均線もほぼこの位置にあり、ここでも2つのチャートポイントが重なっているので、重要なポイントになると思います。
一般的に、いくつかのポイントが重なっているところは、相場の重要なポイントとなるケースが多いので、十分に意識しておきたいです。
■ユーロの買いポジションが相当膨らんでいる
さらに、もう1つ意識しておきたいことは、ポジション動向です。
IMMのポジション動向を見ますと、ユーロ/米ドルのロングポジション(買いポジション)が相当膨れ上がっています。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
これがある程度解消するまでは、ユーロはアタマが重く、場合によってはもっと下がるかもしれません。
IMMのポジション動向とチャートポイントを重ねて、底値がどのあたりかを予測するという作業が、これからは重要になるのではないでしょうか?
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