米ドル/円は押し目買い・メキシコペソ/円の長期ロング
保有方針継続！日銀の追加利上げはしばらくなさそう！
来年度予算122兆円（国債発行30兆円）をどう見るべきか

2025年12月26日(金)11:54公開 (2025年12月26日(金)11:54更新)

今井雅人

本格的に相場が動き出すのは来週からか

今日は、12月26日（金）ですが、欧州などでは、まだ今日もクリスマス休暇のところが多いですし、金曜日のため、米国もおそらく多くのトレーダーが休暇をとっているため、本格的にマーケットが再開するのは、来週（12月29日～）からということになると思います。

さて、12月19日（金）の日銀の金融政策決定会合では政策金利が0.25％引き上げられましたが、材料出尽くし感と、今後しばらくは利上げはないという観測が広がったことで、円全面安の展開となりました。
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しかし、今週（12月22日～）に入ると、クリスマス休暇が控えているということでポジションの調整が入り、やや円高に戻ってきています。

クロス円（米ドル以外の通貨と円との通貨ペア）はそれほどではありませんでしたが、米ドル/円は米ドル安の影響もあり、155円台まで落ちてきています。

米ドル/円日足

（出所：TradingView）

ポジションが軽くなっていますので、来週（12月29日～）からは、また本格的なポジションテイクが行われていくと思います。

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本日（12月26日）、日本では2026年度の予算内容が決定される予定です。

すでに一部報道されていますが、全体では122兆円程度の予算規模となり、それに伴う国債発行は30兆円程度になるとされています。この国債発行は、2025年度は28兆円程度でしたので、この30兆円を多いと考えるか、思ったほどではないと考えるか、少し判断に悩みます。

おそらくマーケットも同様に迷うのではないでしょうか。事前に内容がリークされている状況下での今の値動きを見る限りでは、そこまで問題視していないようにも感じます。
ただ、それでも基本的には円安方向という認識は変えていません。

世界の通貨VS円日足

日銀の植田総裁の会見を聞く限り、今後も経済データを確認しながら、その都度判断していくという姿勢を崩していませんので、日銀はしばらくは追加利上げはしないでしょう。

そうなると、他に円高に行く材料が見当たりません。ですから、仮に途中円高に向かう局面があったとしても、それはポジション調整の域を出ず、一時的なものに終わると見ています。

トレード方針としては、メキシコペソ/円の買いを長期で保有しながら、米ドル/円で押し目買いを続けていきます。米ドル/円の予想レンジは155.30-157.30円です。

米ドル/円日足

（出所：TradingView）

今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。

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