7月8日(金)◆『ECB金融政策結果発表明けでの影響』と『金融市場のリスク許容度による方向性』、そして『米国の雇用統計の発表』と『週末要因』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ECB金融政策結果発表明けでの影響』と『金融市場のリスク許容度による方向性』、そして『米国の雇用統計の発表』と『週末要因』にあり。

米国の経済指標は、
・米)雇用統計：非農業部門雇用者数/失業率
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・豪)デベルRBA総裁補佐の発言
・英)生産者物価指数＆【コア】
・加)失業率＆雇用ネット変化
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・豪)デベルRBA総裁補佐の発言
・週末要因
・ECB政策金利＆声明発表＆ECB総裁会見明けでの影響
・ECBの金融政策への思惑(昨日にECB政策金利＆声明発表＆ECB総裁会見を消化)
・欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
・金融市場のリスク許容度(長い間リスク回避ヨリだったが先週後半からリスク選好ヨリに)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・米国の金融政策への思惑
・中国の景気動向及び金融政策
などの要因に注意。

★★★

本日は、週末金曜日でECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見明け。

米国の経済指標は、雇用統計：非農業部門雇用者数/失業率がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

ここ最近の為替相場は、ギリシャの財政不安と金融市場のリスク許容度などを主要因にドルやユーロが大きく上下してきた。

先週後半には、ギリシャの財政不安が緩和したことでユーロの買い戻しが優勢となり、株式市場の反転で金融市場全体がリスク選好ヨリの流れとなった。
今週に入ってからは、ギリシャや欧州の信用不安が再燃し、多少リスク回避ヨリの流れとなっていた。
昨日の相場では、ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見が行われ、金融市場が大きく動いた。

本日は、金融市場のビッグイベントである米国の雇用統計の発表に最大限の注意をしながら、引き続きギリシャの財政不安での動向と金融市場のリスク許容度による流れやドルの方向性に注目したい。
また、週末要因やポジション調整も重要となる。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・12時15分：豪)デベルRBA総裁補佐の発言
→言及次第

・17時30分：英)生産者物価指数＆【コア】
→発表でのポンドへの影響はまずまず

・20時00分：加)失業率＆雇用ネット変化
→カナダの雇用統計。発表でのカナダドルへの影響は非常に大きい

・21時30分：米)雇用統計：非農業部門雇用者数/失業率
→キング・オブ・経済指標。注目度も影響度も非常に大きい。発表までの思惑やポジション調整、発表での変動は当然のこと、ロンドンフィックスや週末クローズに向けた動きにも


7月4日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼4日が米国で祝日休場となる点(独立記念日)
▼7月2日・3日に行われたユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)の影響
▼欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
▼ECBの金融政策への思惑(７日にECB政策金利＆声明発表＆ECB総裁会見)
▼金融市場のリスク許容度(長い間リスク回避ヨリだったが先週後半からリスク選好ヨリに)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心で、今週は特に米国の雇用統計を控える)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の金融政策への思惑
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金や原油などの商品市場

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7月8日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・週末金曜日 ・ECB政策金利＆声明発表＆ECB総裁会見明け
08:50		日)経常収支	×	+3060億	+4056億
		日)貿易収支	△	-7640億	-4175億
12:15		豪)デベルRBA総裁補佐の発言	○	要人発言
13:30		日)企業倒産件数	×	-	+4.9%
14:00		日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行判断DI]	×	40.0	36.0
				46.0	44.9
14:45		ス)失業率	×	2.8%	2.9%
15:00		独)経常収支	×	+70億	+88億
		独)貿易収支	×	+122億	+109億
17:30		英)生産者物価指数 [前月比/前年比]	○	+0.1%	+0.2%
				+5.5%	+5.3%
		↑・生産者物価指数【コア】[前年比]		+3.3%	+3.4%
20:00		加)失業率	◎	7.4%	7.4%
		↑・雇用ネット変化		+1.50万人	+2.23万人
21:30		米)雇用統計：非農業部門雇用者数	SS	+10.5万人	+5.4万人
		↑・失業率		9.1%	9.1%
23:00		米)卸売在庫	B	+0.6%	+0.8%
26:30		欧)ビーニ・スマギECB理事の発言	△	要人発言
28:00		米)消費者信用残高	C	+40.00億	+62.47億
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

米国の雇用統計発表での変動、23時台ぐらいから週末に向けての流れ、大きく分けてこの2種類の動き狙い

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米国の雇用統計発表での変動、23時台ぐらいから週末に向けての流れ、大きく分けてこの2種類の動き狙い

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