ここ最近は資本市場で株高が進んでいる割には、為替相場はどことなくレンジ相場に入ってしまった感がある。ドル円は98円台か、上がっても99円台の中盤まで。ユーロドルは1.30台を中心にして上下100ポイントほど。ユーロ円は130円台に上がったりはするが、時間をかけて売り込まれてしまう。リスクテークで盛り上がろうとするものの、為替レートの上限越えはなかなか難しいようである。
昨日の欧州序盤では、ドル円は99円台の前半でスタート。アジア時間で98円台に突入したが、やはり押し目買いのビッドが強かった。激しくショートカバーに見舞われるということもなかったが、それでもすぐに99円台に戻しきってステーブル。トレンドが上昇時方向なので、ディップが浅いというのは仕方のないことではあるが…。
ユーロドルは1.30台の後半で始まったものの、ドイツの製造業のデータがすこぶる良くて、ユーロ買いの相場展開になった。それでもユーロドルは1.31台に乗せてくるのがやっとで、なかなか1.32台を目指す動きにはなれなかった。マーケットにはイベントが少ない一日だ。だから私も早めに寝入って、夜中というか、朝がたから参戦ということにした。
夜中の3時過ぎに起きて画面を見たが、為替レートのほうは寝る前とそれほども変わっていなかった。とくに何かをしたいというインタレストが沸かない。米国株のほうは相変わらず値幅こそ狭いが、それでも歴史的な高値をクリアしてきており、なおも高値圏で位置している。どうしてこれでドル円が99円台のミドルを越えてきたりしないのだろう。またユーロ円なども130円台に乗せてきてもおかしくはないのに、ちょっと不可思議。
ドル円にオファーがいっぱいだったということもない感じがしたが、早朝のセッションで差し込んだ。これは個人投資家の短期ポジションの投げ売りがメインなのだろうが、安値は前日のそれを割りこんできた。99.65あたりまで下落。アジア時間は日本市場を杯目としてリスクテークになるだろうと思って、少しだけドル円を買ってみた。少しだけというのは、完全な逆張りだからである。このまま押し込まれたら、たまったものではないからだ。
あまりドル円の上サイドが伸びるとも思っていないので、仲値決めに向かって99円台に接近したところで利食った。しかしその後もドル円は堅調だった。それは日本株が再びラリーに向かったからだ。日経先物は先週末の雇用統計の直後につけた高値である14375円を越えてきた。それでもドル円がまだ99円台の前半にいるというのは、なんだかちょっと異様な感じがする。
今晩も海外市場でのイベントは少ない。注目は今年の最高値圏にいる米国株などの動向に焦点が絞られそうだ。しかしリスクに対して鈍感になりつつある為替相場ではポジションは取っていきにくそうだ。
下手なところでクロス円のロングにつかまれば、あっと言う間に押し返されているのが、ここ1カ月の展開だ。目下のところレンジ相場だと考えて、その端っこにおいて丁寧に逆張りで臨むのがよさそうだ。フレッシュゾーンを見ない限りは、である。
日本時間 16時30分
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