(「ひろぴーの実践トレード塾(2) ディナポリ分析でスラストを探せ!」からつづく)
みなさん、こんにちは、葉那子です。
前回に引き続き、ひろぴートレード実践編をお送りします。
さて、ひろぴートレードで使用する4つのテクニカル分析のうち、今回は移動平均線と水平線を取り上げたいと思います。

【参考記事】
●ひろぴーの実践トレード塾(1) 出社前の30分で分析&注文を入れよう!
●ひろぴーの実践トレード塾(2) ディナポリ分析でスラストを探せ!
実践編の前の、ひろぴーさんの取材記事もご覧ください。
【参考記事】
●ひろぴーのスイングトレード講座(1) 27歳の兼業トレーダーが勝てる理由
●ひろぴーのスイングトレード講座(2) トレードの土台となる3つの要素とは?
●ひろぴーのスイングトレード講座(3) 世界中のトレーダー注目のポイントを狙え!
●ひろぴーのスイングトレード講座(4) 主婦トレーダーとのタッグで勝率アップ!?
●ひろぴーのスイングトレード講座(5) 堅実トレードでも30代中盤で資産1億円に!?
前回ご紹介したディナポリ手法では、ずらした移動平均線というやや特殊な移動平均が登場しましたが、今回の移動平均線は一般的によく知られている単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)です。
移動平均線の算出期間の数値は人それぞれ違うものを使うと思いますが、この2つの移動平均線はかなりポピュラーなテクニカルインディケーターです。
使用する移動平均線は?
ひろぴートレードで使用するのは、以下の3本。
・SMA800
・SMA200
・EMA62

これは、最初の取材時に話題に上がった、ロブ・ブッカー氏が推奨する数値になります。
【参考記事】
●ロブ・ブッカー流・米国式FX(1) 相場の局面を判定する「アリゾナルール」
●ロブ・ブッカー流・米国式FX(2) 急落後、どこで止まるかわかる方法とは?
ただし、ひろぴートレードでは前回の記事でご紹介した、ずらした移動平均線(DMA)を使用するため、チャート全体を見やすくするために、SMA200は7、SMA800は9右にずらして表示させるなどの工夫がされています。
200や800という比較的長期の移動平均線を使用するので、多少ずらしたくらいでは大した誤差にはなりません(※)。
チャートは自分の見やすさ、使いやすさ重視というわけです。
(※厳密に言えば、これは移動平均線を右にずらしているので、DMAの一種になるのかもしれませんが、ディナポリ手法のような特別な意味はないので、ここではsmaという表現のままにしています)

移動平均線の先は上下どちらに向いている?
さて、これらの移動平均線の注目ポイントは、移動平均の先っぽの向きを先行指標のように見るというところです。
これら3本は上を向いているのか、下を向いているのか。
長期線が上を向いていれば大きな流れは上昇、短期線が下を向いていれば直近の動きは下落、といった具合です。非常にシンプルですが、参考程度です。
中でもSMA200と800はレジスタンス・サポートとして意識される線らしく、これらの線まで価格が到達すると跳ね返ることが多いとひろぴーさんは言います。
というわけで、実際に直近のチャートでレジスタンス・サポートとして機能しているものを探してみたところ、2013年6月13日(木)の米ドル/円の95円割れの下落が、4時間足のSMA800でピッタリサポートされているのを発見しました。
もちろん毎回、必ず跳ね返るわけではありませんが、意外と機能していることが多いので、これからも意識して見てみようと思います。
移動平均線の並び順もチェック!
このように、単純にレジスタンス・サポートとして使用する方法以外にも、3本の並び順もトレンドを見極める上で重要になってきます。
たとえば、3本の並びが下からEMA62、SMA200、SMA800というふうに並んでいる時というのは、相場が下落トレンドであることを表します。

逆の並び順であれば、上昇トレンドということです。
これは、トレンドの確認をする上で参考にする程度ではありますが、移動平均線のこのような使い方は、以前の私のトレード手法にもあったので、比較的なじみがあります。
ひろぴートレードでは、移動平均線はプラスアルファのテクニカルという位置づけとなりますが、移動平均線はそれだけでトレードをする方もいるぐらいに普遍的なテクニカルインディケーター。やはり、そのサインは重要なポイントになるようです。
では、順序がやや前後してしまいますが、レジスタンス・サポートとして使うという点で共通している4番目の「水平線」もいっしょにご紹介したいと思います。
水平線の使い方は?
水平線はその名のとおり、横一直線のラインのことですが、慣れないうちはどのラインが有効なのかという見極めが意外と難しいのです。
過去の高値・安値に線を引くわけですが、単なる直近高値・安値ではなく、何度も跳ね返って意識されているポイントがより強力な水平線になります。
たとえば下のチャートがそうです。
ダブルトップ、トリプルトップとなって、なかなか抜けられずにいた水準があるのですが、一度そこを上抜けると、今度はサポートとして下値を割り込まずにいます。
レジスタンスとして意識されればされるほど、抜けた後はサポートになりやすい、というのは、これまたテクニカルの基本中の基本です。
また、ひろぴートレードは4時間足、日足など長めの時間足をメインに見るのですが、基本的にこの法則はどの時間足でも適用できるそうです。
前回ご紹介したディナポリ手法で、たとえば38.2%戻しの価格に、3本の移動平均線のどれか、もしくは意識されている水平線が重なると、まさに複数のテクニカルが被る、より精度の高いエントリーポイントになります。
【参考記事】
●ひろぴーの実践トレード塾(2) ディナポリ分析でスラストを探せ!
次回は、ここにさらにRCIが加わります。
(「ひろぴーの実践トレード塾(4) RCIを効果的に使う方法とは?」へつづく)
【葉那子のトレード報告 2013年6月10日(月)~6月14日(金)】
0勝2敗
負けトレード:ユーロ/米ドル -51pips(-987円)、英ポンド/スイスフラン -100.1pips(-1046円)
合計収支:-2033円
口座残高:8万6752円
下の画像は私が実際に取引に使っているヒロセ通商[LION FX]の約定履歴です。
先週は比較的大き目に狙うつもりで損切り幅を大きくしたトレードにチャレンジしたのですが、結果は大きく2連敗。
エントリールールもやや大ざっぱになってきてしまったので、もう一度初心に戻って、シングルペネトレーションを探したいと思います。
(取材・文/葉那子 撮影/和田佳久)
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※米ドル/円・ユーロ/円は日本時間午前10時~翌午前4時、ユーロ/米ドルは日本時間午前9時~翌午前3時のスプレッド | ||||
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.4銭原則固定 | 0.3pips原則固定 | 30ペア | 1000通貨 |
※日本時間9時~翌27時までの時間帯に適用されるスプレッド。スプレッドはすべて例外あり。ユーロ/円・ユーロ/米ドルは、2023年2月4日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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