昨日の欧州序盤ではユーロドルの上昇が際立った。米議会で妥協がなって、それでもっとドルの買い戻しが起こるのかと思っていた矢先だ。ユーロドルは前日の1.34台から1.35台に乗せてきただけでも不可思議な動きだと言わざるをえないのに、それが1.35台の後半まで攻め込んでいる。
確かにアメリカの緩和縮小が遠のきそうだという観測はあるにはある。それでも目先の動きに関するトピックの中心は財政問題のわけだし、ドル安のほうに進んでいくのが解せない。しかしドル円も同時に下がってきている。99円ちょうどトライの失敗の反動だとの見方もできるが、それにしてもドルの全面安が強力に進んだ。
私としてはドル円は98円台でのレンジ相場がまだ続くと考えていたから、98円台の前半からは売りにくい。しかしユーロドルの1.35台の後半はトレンドフォローで買っていってもいいのではないかと思った。そしてユーロドルを買おうと思っていたら、また急激に上昇してきて簡単に1.36台に乗せてしまった。私もつい1.3603で買った。すぐに1.3590で売りのストップ注文を置いて、様子見。
10月のユーロドルの高値は1.3645である。まずはその辺が引っかかるであろう。そこを抜けると今年の最高値である2月につけた1.3710まで視野に入ってくる。目標だけを探しておいて、マーケットの成り行きに任すしかない。ここで反転、下落するようならば、やはり1.36台は重たかったということになり、月末にかけて相当の調整売りを覚悟しなければならないという別の相場展開になりかねない。
ユーロドルはスルスルと上がったが、1.3635あたりまで。いいところで止まったという感じであるが、その後は下げても限定的だった。むろん1.36台を割りこむこともない。ドル円はついに97円台に突入してきた。自分の想定していた下限をブレークしているのだ。ここは我慢してみよう。
2回目の上値トライでは10月高値を数ポイント越えてきた。すぐに値段が落ちてきたので、私はとりあえず1.3641でスクエアに戻した。しかしその後もユーロは堅調だった。1.3650も越えてきたし、アメリカの失業保険の数字が予想よりも悪かったということもあり、ドル売り圧力は強まった。
その後も私は1.3650アッパーで何度かユーロドルをロングにしたりしたのだが、欧州序盤で見られたような50ポイント以上の急上昇とかは見られず、5ポイントほど取ってはまたロングを作るを繰り返すしかなかった。こんな高いレベルでロング攻めてるのに、少なくともあまりやられないということは、ユーロドルの買いの勢いがかなり強いことの現れなのだろう。
さて米国株はいよいよ歴史的な高値の位置にある。高値警戒感も強まっている。アメリカの政治問題が片付いたということで、もとの発射台よりも株価が高いところにいるというのは、ショートカバーの域を越えているようにも思える。今晩はモルガンスタンレーやGEの企業決算しか注目材料はないが、米国株の動向には注意をしておくべきだろう。またユーロドルが1.37台を捉えてくるようだと、テクニカルな買いを呼んでしまうかもしれない。
日本時間 15時00分
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