■豪中銀は利下げへ移行との見方が台頭
これを受けて、多くのエコノミストはRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])が2015年に利下げへ移行するという予測に変更しています。
2014年12月現在、豪州の政策金利は2.50%。これが2.00%まで引き下げられるというのがコンセンサスとなりつつあります。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 各国政策金利の推移)
こうした利下げ予測を背景に、豪ドル/米ドルの下落基調は鮮明となり、0.8400ドルを割り込み、0.8358ドルまで下落。
(出所:米国FXCM)
米ゴールドマンサックスも2015年の豪ドル/米ドルは0.7900ドルまで下落すると予測。前回ご紹介した米系銀行の予測は、0.77ドルでした。
【参考記事】
●衆院選までドル/円は116~121円のレンジ。120円接近で口先介入が出やすい理由は?(11月27日、西原宏一)
(出所:米国FXCM)
黒田バズーカの米ドル/円のみならず、エコノミストによるRBAの利下げ予測も台頭し、下落基調が鮮明となった豪ドル/米ドルの動向に注目です。
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