ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

西原宏一_メルマガ取材記事
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

要人発言に悪い経済指標でドル全面安、
歴史的な高値に接近の米国株に注意!

2015年02月13日(金)15:00公開 (2015年02月13日(金)15:00更新)
持田有紀子

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 昨日はアジア時間からドル円は120円台にステイしていて、これからさらに上値をうかがう勢いだった。そして欧州序盤ではドル円は190.30あたりまで上がってきたが、いきなりの急落を演じることとなった。日銀関係者の話として、追加の緩和は今の日本経済にとって良くはないということらしい。

 こうした話はいくらでも出てくるのだが、たまたまタイミングが悪かったというべきであろう。半日以上も120円台にいて、それが不必要に高いコストのロングポジションを積み上げさせることになった。そうした短期的なポジションの偏りが、投げ売りを加速させただけだというべきであろう。

 とにかく投げ売るのだから、どんなレートでも売らなければいけない。私も手を出したのはかなり遅れてだが、119円台の前半から売りこんでいくのも、あまり怖くはなかった。突っ込んで売っていくのだから、分が悪い。だから急激なショートカバーに備えてもいる。それで何度か売ってみては、すぐに買い戻す。最終的には瞬間的に突っ込んだ118円台でもショートにした。もちろん最後は買い戻しさせられて終わったが、短時間で十分にショートをエンジョイできた。

 同じような時間にウクライナの停戦も報じられた。プーチン大統領が15日までに停戦することで合意したと発表したのだ。情勢の好転でマーケットはやがてリスクテークの相場展開になるだろう。そう考えると、ドル円のショートは慎むべき状態になってきたのを感じた。

 ドル円は119円台のミドルを超えてきて、119円台の後半で止まった。ここまで来ると、昼間やっていた120円台まで、あとわずか。昼間からのシコリもほぐれることになる。ここまで戻ってきているのだから、短期的なショートポジションはすべてカットさせられている。問題はロングのシコリだ。

 激しい値動きをした後なので、これ以降の動きは相対的に小さいものになるのかなと思っていた。ましてやドル円が底値から1円以上も反発してきているのだから、冷静になればやはり上方向に行きたがっているのかなとも思えるからだ。しかしアメリカの経済指標が出てみると、小売売上高も失業保険もともに悪い。しかもかなり悪い。

 それがドル売り要因となって、ドル円は下げに転じた。119円ちょうどは割り込まなかったが、この下げにはちょっとビックリだった。これで120円台に戻ろうものならばと構えていた逃げのオファーが完全に失敗に終わったことになる。

 ドル円は時間をかけてジワジワと下げ続け、欧州序盤につけた安値であった118.72を下回ってきた。私は寝てしまっていて見てはいなかったが、ドルは全面安になっている。ドル安なのはドル円だけではない。ユーロドルも1.14台まで上がってきているし、ポンドドルも1.54台など久しぶりのレベルである。

 ギリシャの債務問題は、週明けの16日のEU財務相会議での対応がひとつのメドとなるようだ。それに向けてドイツとギリシャが妥協策を探っているという報道もある。今晩はミシガン大学くらいしかイベントがないので、このギリシャ問題に関する観測記事に踊らされることが多くなるだろう。

 そして今ひとつの注目は米国株のレベルである。昨日の上げで米国株は再び歴史的な最高値に接近した。ここからは最大の売り圧力にさらされることになることを意味する。こうしたファンダメンタルズとテクニカルの両面から、今夜のマーケットをウオッチしなければいけない。


日本時間 14時30分
 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

ザイFX!限定5000円&オリジナルレポート

JFX[MATRIX TRADER]

新規口座開設+1万通貨以上取引でもれなく限定5000円&オリジナルレポート!

link

現金がもらえる!

外為どっとコム[外貨ネクストネオ]

無料オンラインセミナーは初心者に人気!口座開設者向けキャンペーンも充実!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング 田向宏行 メキシコペソ比較
トルコリラスワップポイントランキング 田向宏行 メキシコペソ比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る