■北朝鮮のミサイル発射で動いたところを円売り!
先週(8月21日~)まで、相場はレンジに入ると予測をして、それに従ってトレードを続けてきました。
【参考記事】
●トランプ大統領への不信感でドル買えず…。割り切ってレンジディールに徹するべき!(8月24日、今井雅人)
直近1週間も、米ドル/円、ユーロ/円のロング(買い)ポジション(=円売りポジション)をいったん決済して、次の仕込みどころを待っていました。
そうしたところ、北朝鮮が北海道の襟裳岬上空を通過するミサイルを発射したことで円高になったので、米ドル/円の108円台、ユーロ/円の129円台で、またロングポジションを作って、今はそれをじっと持っています。
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これまで、北朝鮮のミサイル発射で円高になったところは、確実に円売りをしてきましたが、今回も同様でした。
■北朝鮮情勢による円高は今後も一時的な反応か
この北朝鮮の問題ですが、大変に憂慮すべき状況であることは事実です。しかし、一気に武力衝突に発展するということは、到底、考えづらいです。
【参考記事】
●米軍の北朝鮮攻撃はあるのか? ないのか? 元航空自衛隊空将が語る攻撃の前兆とは?(4月18日、織田邦男)
今は、米国と北朝鮮のチキンレースです。北朝鮮は、これからも挑発を繰り返すでしょう。特に、次は9月9日(土)の北朝鮮の建国記念日が危ないです。
昨年(2016年)も、北朝鮮はこの日に核実験を実施しています。そうした挑発に対して、米国を始め、各国は経済制裁の強化で対抗しています。
大きな鍵を握っているのは、言うまでもなく中国です。北朝鮮の貿易の9割は中国が相手国であるからです。中国も、今回は、これまでと違った危機感を持っていることは間違いありません。
米国も中国に対して、経済制裁の確実な実行を迫っています。それに対して中国は、国連安全保障理事会の非難決議にも賛成し、経済制裁を強化する姿勢を見せています。まずは、それを確認するということが、しばらく起きるでしょう。その間は、大きな衝突が起きる可能性は低いと考えています。
従って、ミサイル発射などで円高になっても、それは一時的な反応で、すぐに反発するという展開がこれからも続くだろうと思っています。
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もちろん、時間が経過して状況に変化が出てきた場合は、また作戦を練り直す必要がありますが、今のところは、この方針を維持しておきたいです。
【参考記事】
●“アレ”に比べたら北朝鮮リスクもトランプ氏のゴタゴタも小粒! クロス円は一巡後上昇へ(8月18日、陳満咲杜)
さて、8月30日(水)に、米国の第2四半期GDP…
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