■日米貿易交渉や米欧の金融政策に注目!
また、これから、日米貿易交渉が始まります。これも、交渉が難航すれば、円高圧力がかかってくる可能性があるので、警戒が必要でしょう。
そのほかの注目点としては、7月25日(木)のECB(欧州中央銀行)定例理事会や、7月30日(火)~31日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)があります。両方とも、早期の金融緩和観測が広がっているので、結果に注目したいです。
【参考記事】
●市場の米利下げ織り込みは過剰すぎる! 当面は米ドル安・円高の揺り戻し相場か(6月6日、今井雅人)
7月25日(木)にはECB定例理事会が開催される。早期の金融緩和観測が高まっている中、2019年10月に任期満了を迎えるドラギ総裁が、金融緩和に着手するのか注目される (C)Bloomberg/Getty Images
市場では、7月30日(火)~31日(水)に開催されるFOMCで、FF(フェデラル・ファンド)レートが最低でも0.25%引き下げられるという見通しでほぼ固まっている。写真はFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長 (C)Bloomberg/Getty Images News
■基本はレンジトレード。参院選の影響は…?
トレードとしては、私は基本、レンジと決めてレンジトレードを続けています。
米ドル/円では106.50~108.50円、ユーロ/米ドルでは1.1200~1.1400ドル程度のレンジを想定して、上がったら売る、下がったら買うの逆張りを続けています。
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
なお、国内では本日(7月4日)より、参議院選挙が始まりました。かつて、選挙で与党が大勝すると株高・円安が進んだこともあるので、今回も選挙の影響は大きいという意見もあるようです。
しかし、それは安倍政権が誕生した初期の頃の現象であり、最近は、金融市場に対して国政選挙の影響はほとんどありません。今回も、それほど気にしなくてもよいと思っています。
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