■トルコリラ下落は、政策金利据え置きを織り込んだ動き
今週(9月21日~)のトルコリラですが、対米ドル・対円で下落基調が止まらず、米ドル/トルコリラは7.66リラ水準まで上昇、対円でも13.60円台まで下がりました。
【参考記事】
●トルコ国債は史上最低の「B2」に格下げ。利上げなければ、対円で13.50円まで下落か(9月16日、エミン・ユルマズ)

(出所:TradingView)

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米国経済の短期見通しに対する不安の高まりで、米ドル指数が上昇し始めたことが、トルコリラの対米ドルでの下落を加速させました。

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9月24日(木)に行われるトルコ中銀の政策会合では、利上げが行われないか、行われたとしても限定的な利上げに留まるとの見方が主流です。
そのため、トルコリラの足元の下落は、政策金利の据え置き判断を織り込んだ動きだと考えます。

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