■9月1日からの米ドル高の流れは継続
みなさん、こんにちは。
9月1日(火)からの「米ドル高、円高」という、リスクオフの流れは継続。
先週のコラムでも取り上げましたが、9月初日からマーケットのトレンドは変わったままです。
【参考記事】
●ユーロ/円は120円へ向けて下落か。FOMCでゼロ金利維持が示唆され、円高圧力高まる(9月17日、西原宏一)
多くの主要通貨が、9月初日に高値をつけた後、急速に値を下げています。
ユーロ/米ドルが1.2011ドル、豪ドル/米ドルが0.7414ドル、英ポンド/米ドルが1.3482ドルの高値に到達したのが、9月1日(火)。その後、急速に値を下げている状況です。
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
逆に、ドルインデックスが91.74の安値に到達したのが9月1日(火)で、その後、反発。
(出所:TradingView)
つまり、9月1日(火)は3月中旬から延々と続いていた米ドル安が転換した日となります。
これを確認できるのが、9月1日(火)から本稿執筆時点(9月24日)までの主要通貨の騰落率です。
上で確認できるように、9月1日(火)から英ポンド、豪ドル、カナダドル、ユーロと、主要通貨は軒並み対米ドルで反落。
9月1日(火)から、主要通貨に対して米ドルが反発しているのがわかります。
■「米ドル高、円高」でクロス円が下落している
ただ、対米ドルで唯一上昇している通貨があります。それは日本円です。
つまり、9月1日(火)からは「米ドル高、円高」でクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)が下落しているわけです。
クロス円の推移をチェックすると、確かに9月1日(火)にユーロ/円は127.08円、英ポンド/円は142.71円の高値をつけ、急落しています。また、豪ドル/円は、9月1日(火)より1日早い、8月31日(月)に78.45円の高値をつけ、急落しています。
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
(出所:TradingView)
通常、「米ドル高、円高」は、株安と…
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