本日の焦点は『トリシェECB総裁の記者会見』と『米雇用統計』にあり。
明日は7月4日で米国の独立記念日。
実質、本日が週末となる。更に本日は株式市場も債券市場も時間を短縮して終了するため、NY午後には小動きになる可能性が高い。
そんな中、本日の注目材料は目白押し。
ECB政策金利は利上げが確実視されている。問題はその後のトリシェ総裁の記者会見にあり。今後の金融政策やインフレに対してどこまで言及するのかに大きな注目が集まる。
トリシェECB総裁の記者会見と同じ時間に発表されるのは、経済指標でも最も市場にインパクトを与える『米雇用統計』。『米雇用統計』の非農業部門雇用者数との相関性を目的に作られたADP全国雇用者数が昨日、市場予想の−2万人を大幅に下回る−7.9万人となったため、本日も大幅な悪化が憶測されている。
また、23時には『ISM非製造業景況指数』も発表される。こちらの注目度も高いが、米国が明日から連休となることや来週にサミットを控えることもあり、この指標の結果がどうこうというよりは、時間的に最後のキッカケになる点で注目したい。
週末に向けてのポジション調整や来週への思惑などによる動きを含めてどうなるか見極めたい。
軟調な推移が続くNY株式市場や、史上最高値を更新し続ける原油価格からも引き続き目が離せない。
★本日の注目材料
→米国以外
▼豪)貿易収支
▼欧)ECB政策金発表
▼欧)トリシェ:ECB総裁◆記者会見
→米国
▼米)雇用統計
▼米)ISM非製造業景況指数
★今週の為替相場の焦点
▼雇用統計を中心とした日々発表される米国の経済指標
▼米国のインフレや景気後退に対する懸念、信用不安やリスク回避などの動向
▼NY株式や債権、原油・商品など他の金融市場の動向
▼7月4日が米国の独立記念日で休場となり連休を控える点
▼トリシェ総裁のコメント等から発生する今後の金融政策に対する思惑
▼月末・四半期末、月初・四半期初めによる要因
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ECB政策金発表&トリシェECB総裁記者会見 ・明日、独立記念日で米国祝日 ・米株式市場と債券市場が短縮 ・来週月曜日からはサミットが控える |
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10:30 | 豪)貿易収支 | ◎ | -9.00億 | -9.57億 | ||||
14:45 | ス)消費者物価指数 | ○ | +3.1% | +2.9% | ||||
17:00 | 独)サービス業PMI【確報値】 | × | 53.3 | 53.3 | ||||
欧)サービス業PMI【確報値】 | × | 49.5 | 49.5 | |||||
17:30 | 英)サービス業PMI | △ | 49.6 | 49.8 | ||||
18:00 |
欧)小売売上高 [前月比/前年比] |
△ | +0.6% | -0.6% | ||||
-0.7% | -2.9% | |||||||
20:45 | 欧)ECB政策金発表 | ◎ | 25bp利上げ 4.25% |
4.00% 据え置き |
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21:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | -6.0万人 | -4.9万人 | ||||
↑・失業率 | 5.4% | 5.5% | ||||||
米)新規失業保険申請件数 | B | 38.5万件 | 38.4万件 | |||||
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | AA | 51.0 | 51.7 | ||||
要人発言予定(未確認情報含む) | ||||||||
21:30 | 欧)トリシェ:ECB総裁◆記者会見 | |||||||
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