昨日の海外市場ではユーロの上昇が際立った。フランスの財務相がユーロへのダイバーシファイを訴えたこともあったようだ。ニューヨーク市場がスタートする前くらいまでは、ユーロドルは1.37台の後半でウロウロしていたのだが、一気に買い戻されて、ロスカットを誘発していった。ユーロの材料が出たのに、どうしようかと私はなかなか手が出なかった。ドル円の安値攻めが気になってしまうのだ。
しかしユーロポンドなどは急騰している。日銀のゼロ金利への行動がサプライズだったこともあり、さらにFRB(米連銀)への追加緩和への期待が高まってきている。米国株も好調にスタートし、さらにとても堅調な様相になってきた。ドル円の下落も時間の問題だとは思うが、介入への警戒感もあるので歩みはのろいはずだ。そうなるとユーロ円も115円も吹きあがってきそうだ。
ドル円の安値更新に参加したいということはちょっと脇に置いて、ユーロ円ロングで臨むことにした。成行きで買ったら114.85だった。ロスカット注文を114.50に置いた。115円台にはすぐに上がってきたが、今度はドル円が82円台に突入してきた。米国株が高値追いのうちは大丈夫とは思ったが、下に走れずにいるドル円が何かのきっかけで走り始めると怖いなぁという気もしてきて、結局は115円台前半ですぐに止めてしまった。だがドル円はニューヨーク時間を通じて、20ポイントも動かないような情けない始末となった。
今日になってドル円はアジア市場では83円割れを試みるような局面もあり、欧州市場に入ってからは、昨日の安値付近まで下落してきている。しかしあまりマーケットに緊張感はない。それは肝心の株式市場が高値攻めをしているからであって、このような状況では強いて為替介入をする必要性がないからだ。さらにこのところ日本政府の介入を牽制(けんせい)するような発言も相次いでいる。
今晩はADPのデータが出る。予想では2万人くらいの増加となっているが、多少のズレだけでは、現在の相場の流れを変えることは難しいだろう。日本に続いてアメリカも追加の金融緩和が期待されてもいるので、もう良いほうに出ても、悪いほうに出ても、株高・債券高がおさまりそうもないからである。
どうもドル円は83.00から84.00までの狭いレンジに固まってしまっているが、上サイドが抑えつけられるのは為替相場の全体がドル安の流れであることによる。また下サイドが攻めきれないのは、日銀の介入警戒感からである。ここはひとつレンジ相場と決めつけて、ストップ注文は新安値である82.80で置いてドル円が83円台のローで買ってみて、84.00に向かっては利食いを施すというのも手だ。
ドル円のショートについては、新安値を更新して1日だけ値動きを観察してから、売り込んでいくかどうかを決めるという方針で相場に臨もうと思う。どちらかのレンジブレークは雇用統計のときになるのか、それとも来週のFOMCになるのかはわからないが、しばらくは機械的にテクニカルに攻めたほうが無難なのかもしれない。
日本時間 19時00分
ドル円のショートについては、新安値を更新して1日だけ値動きを観察してから、売り込んでいくかどうかを決めるという方針で相場に臨もうと思う。どちらかのレンジブレークは雇用統計のときになるのか、それとも来週のFOMCになるのかはわからないが、しばらくは機械的にテクニカルに攻めたほうが無難なのかもしれない。
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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