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 欧米の連休をひかえてマーケットは小動きであったが、前日ニューヨーク市場の引け後に発言したウォラー理事の「利下げを急ぐ必要はない」という言葉で、全体的にドル相場は堅調な地合となった。

 ここ連続してインフレ指標の伸びが気になっている。そこでそれを打ち消すためには数ヶ月の低下傾向を見なければならないというものだった。そしてドルの短期金利も上昇した。米国のGDP確定値も上方修正のプラス3.6％と好調だ。

 介入警戒感はあるとは言え、その割にはドル円は151円台を割り込んでこない。それほども短期的なロングポジション、少なくとも150円台に乗せてきてから作ったようなドルロングはそれほども多くはないのだろうか。ぜんぜん相場の調整で下向きに走り出すこともないのだ。

 ドル円の値動きが151円台のみでステイしている限りは、私もダイナミックに出動するわけにもいかない。今しばらくは相場展開の観察も必要となるところであろう。

 そして今晩から欧米はイースター休み。だからクリスマスと同様にマーケットが動くのは東京時間までとなる。ただしPCEデフレータでインフレ加速ということになれば、商い薄い分だけ注意は必要だ。

日本時間 14時30分

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