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西原宏一・叶内文子の「FX&株 今週の作戦会議」

英ポンド/円の下落余地大で、売り追加! 英政局不安で英ポンド安/米ドル高が加速し、米ドル/円も上昇。大規模介入を始めた政府・日銀が米ドル高を放置すると思えない

2026年05月18日(月)15:20公開 (2026年05月18日(月)15:20更新)
西原宏一&叶内文子

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米ドルが対英ポンド中心に急騰。米ドル/円も上昇して政府・日銀の介入効果を帳消しに

西原宏一(以下、トレーダー西原)叶内文子(以下、MC叶内) ​みなさん、こんにちは。

トレーダー西原 先週(5月11日〜)対英ポンド中心に、米ドルが急騰

 米ドル/円でも、GW(ゴールデンウィーク)を挟んでの政府・日銀による米ドル売り介入効果を帳消しにしています。

 今週(5月18日~)は米ドルを大きく押し上げたきっかけとなった英ポンドの動向にも注目ですね。

 それでは叶内さん、さっそく先週の株の振り返りからお願いします。

MC叶内 S&P500とナスダック総合指数は木曜日(5月14日)まで連日で最高値を更新したものの、金曜日(5月15日)に大きく下げ、週間ベースではナスダック総合指数は-0.1%で7週ぶりの反落、S&P500は+0.1%と7週続伸ながら上値が重くなっています。7週連続上昇は2023年12月までの9週連続記録以来です。NYダウは-0.2%と反落しました。

 ここまで無視してきたインフレ指標や金利の上昇、原油価格を理由にして、AI・半導体関連の利益確定売りに動いたようです。5月15日(金)のウィッチング(米国版SQ)の影響もあったでしょう。

 米中首脳会談でイラン戦争の終結に向けた進展がみられなかったと指摘する向きもありました。

 この値動きを変化の予兆ととるか、当然の一服ととるか難しいところだと思います。

 日経平均は水曜日(5月13日)に最高値を更新しましたが、週間では1304円(2.0%)安の6万1409円と2週ぶりの下落となっています。米国同様AI・半導体関連の一角が決算発表後に売られる銘柄が目につきました。木曜日後場に決算を出したフジクラがストップ安まで売られたことは投資家心理を冷やしました。

 一方で、TOPIXは前週末比0.9%高とこじっかり。これまで高水準だったNT倍率の水準訂正とも見られます。

気になるのは世界的な金利の上昇で、5月15日(金)の米国の長期金利(10年物国債利回り)は4.594%。約1年ぶりの高水準です。前日比の上昇幅は3月20日(金)以来の大きさでした。

 政局不安の英国では長期金利が0.178%上昇、フランスの長期金利も0.156%、ドイツの長期金利も0.124%上昇しました。日本の長期金利も0.084%上昇し、2.7%台と約29年ぶりの高水準です。

 これは株式市場にとっては逆風となります。もちろん実体経済にも大きな影響力を持ちます。

 為替市場はいかがでしたか。

トレーダー西原 先々週(5月4日~)は、GWを挟んで政府・日銀の米ドル売り介入が話題の中心となりました。Bloombergによると、約10兆円規模の米ドル売り介入が行われたようです。

 よって、米ドル/円がなんども155円台半ばを攻めました。ただ、このステージでは節目の155.00円を割り込めず、先週は踏み上げられています。

 先週の主要通貨に対する対米ドル騰落率を見ると、すべての主要通貨に対して米ドルが急騰しています。

先週の主要通貨の対米ドル騰落率

 そのきっかけを作ったのが英ポンド/米ドルです。先週2.24%続落しており、対主要通貨の米ドル高を牽引しています。

 この米ドル高の流れの中、政府・日銀は米ドル売り介入を行っていない模様で、米ドル/円が踏み上がらずを得ないのもしかたないところでしょう。

 英国政治の混沌が要因で、英ポンド/米ドルは急落したのですが、その流れに関しては展望で述べますね。

 それでは叶内さん、今週のイベントと株の注目点をお願いします。

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英ポンド/円の下落余地拡大! 英政局不安で英ポンドの上値が重く、大規模介入を始めた政府・日銀が米ドル高を放置すると思えない

MC叶内 AI・半導体関連が注目されるなか、金曜日引け後にキオクシアが決算を発表しました。連結最終利益が前期は2倍、4〜6月期の見通しは48倍と強いもので、月曜前場段階ではストップ高水準での買い気配となっています。買いが続くのか、セクターへの広がりがあるのか見たいところです。

 そして今週、5月20日(水)にはエヌビディアの決算発表があります。2~4月期のEPSは2倍超と市場は高い期待をもっています。どんな結果になるのか、その後市場はどう反応するのか目が離せません。

 その他の決算発表は、米国で消費関連が注目です。5月19日(火)にホーム・デポ、5月20日(水)にトール・ブラザーズ、ターゲット、5月21日(木)にウォルマートが決算を発表します。ここまでの統計では、物価高でも米国の個人消費は堅調ですが、これらの企業経営者が先行きをどう見ているのかコメントなどに注目したいです。

 経済指標などでは、5月20日(水)に4月開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が公表されます。5月21日(木)に米4月住宅着工件数、米5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、米5月S&Pグローバル製造業PMIが発表されます。同日に欧州でもPMIが発表されます。原材料価格高騰の影響などをここでもチェックしたいです。

 5月18日(月)から19日(火)にはG7(先進7カ国)財務相・中央銀行総裁会議がパリで開催されます。金利上昇についてベッセント米財務長官からけん制発言などは出るでしょうか。

 国内では、5月19日(火)に1~3月期GDP、5月20日(水)に訪日外客数、5月21日(木)に3月機械受注、4月貿易収支が発表になります。5月22日(金)には4月の全国CPI(消費者物価指数)が出てきます。日銀の早期利上げを後押しする数字となるでしょうか。

 為替市場の見通しはいかがですか?

トレーダー西原 英首相のキア・スターマー氏率いる与党・労働党内で、もっとも人気の高い政治家の1人であるマンチェスター市長、アンディ・バーナム氏が議会への出馬を表明。スターマー氏への党首挑戦が現実味を帯びてきたことで、英ポンドが反落

 スターマー英首相は今のところ踏みとどまっていますが、政治的不透明感は続いており、財政プレミアムが復活しつつあります。

 2022年のトラス・ショックとは異なりますが、英ポンドには引き続き売り圧力がかかりやすい環境といえます。

 英ポンド/米ドルが牽引する形で、主要通貨に対し米ドルは全面高。

 加えて、イラン戦争長期化の影響で「エネルギー高」が長引くと、エネルギー輸入国の負担が増え、相対的に米国が強くなり、英ポンドの下落が目立ちやすくなります。

 総じてみれば、英国の地方選挙で労働党が大敗した5月7日(木)以降、英国の政治的不確実性が高まっており、英ポンド/米ドルの上値は重い

 エネルギー輸入国の負担という意味では日本も同じで、米ドル/円は159.00円レベルまで反発しています。

政府・日銀はこの米ドル高進行に対抗せざるを得ないので、やや厳しい状況ですが、
4月30日(木)に「いよいよ断固たる措置を取る」と宣言して大規模介入を実施しただけに、なにもアクションを起こさず米ドル高を放置するとは考え難い。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView(トレーディングビュー))

 こうした流れから考えれば、英ポンド/円の下落余地は大きくなっているのではないかと考えています。

 メルマガでご紹介していますが、米ドル/円が簡単に155.00円を割り込むとは考えていなかったため、155円台半ばで何度も米ドル/円のショートを買い戻して、戻り売りしていますが、前述の流れから英ポンド/円のショートも追加しました。

英ポンド/円 日足
英ポンド/円 日足チャート

(出所:TradingView

トレーダー西原MC叶内 それでは、今週も株と為替のトレードを楽しんでいきましょう!


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