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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」の記事一覧
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2022年12月16日(金)18:43公開米ドル/円は138.18円を再び上回れば、142.27円が上値のターゲットになる可能性! 米ドルが安値の更新を回避して、反発が続く理由をチャートで解説!
FOMC通過後の波乱が想定より小さく、米ドルの弱気基調をすぐに修正することはなかったが、結果的に米ドルが安値の更新を回避して、2022年年内は米ドルの底割れがないという見方が明らかになったと考えている。米ドル/円は短期スパンに限って言えば、130円よりも140円を目指す可能性の方が高いその理由を、プライスアクションの視点から解説する。
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2022年12月09日(金)18:12公開米ドル/円は、130円割れよりも140円のトライを想定しておくべきか。「劇的な円高」を心配する必要はなし! 想定されたサプライズはサプライズではない!
米ドル/円は一時、「円安危機」を煽る記事も多かったが、ここにきて雰囲気が随分と変わってきたようだ。130円割れが心配され、来年は「劇的な円高」があるとする記事も注目されている。しかし、米国の利上げプロセスは進行中で、日米金利差が拡大するなか、積極的に米ドル売り・円買いのロジックは、今のところ理にかなわない。米ドル/円は、140円をトライする展開になりやすいのではないかと想定する。
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2022年11月25日(金)19:16公開日本の個人投資家の典型的な逆張りが、米ドル/円の下値を限定させる存在に!? 日本で緩和的な金融政策が続く限り、クロス円には大きな上値余地がある!
米ドルが反落している中での日本の個人投資家による典型的な逆張りは、将来的に米ドル/円の一段安をもたらす「土台」になる可能性も大きいが、目先はむしろ、米ドル/円の下値余地を制限してくる存在として無視できない。ゆえに、日本で緩和的な金融政策が続く限りは、豪ドル/円をはじめとしたクロス円に、構造上の大きな上値余地があると考える。
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2022年11月18日(金)18:11公開米ドルは売られすぎがあっても大した修正がなく、さらなる反落が続く可能性も無視できない! 円が最弱の通貨なのは変わらず、クロス円が一段と上昇する展開か
米長期金利(10年物国債利回り)は、日足で「三尊天井」を形成した可能性があり、ここから強気変動へと復帰していくのはハードルが高いと言わざるを得ない。そうなると、短期的に米ドル全体が売られすぎだとしても、大した修正がなく、さらなる反落が続く可能性も無視できなくなってきた。そのうえ、主要通貨に対して円が最弱通貨なのは健在なので、これからはクロス円の一段の上昇が見込めるだろう。
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2022年11月11日(金)19:09公開米ドル/円は米CPIの弱い結果で急落したが、チャート的にはまだ下値を追う段階ではない! ただし、反発しても145円~146円台の抵抗に上値は阻まれる展開か
昨日の米CPI(消費者物価指数)の発表を受け、米ドル/円は6円超変動した。こうなると、さすがに160円や170円といった上値ターゲットを提示する人たちは、沈黙しそうな雰囲気だ。ただし、米ドル/円はメインのサポートラインが機能しないとも考えにくいから、下値を追う段階でもないだろう。米ドルの反落が続くなら、その受け皿は円ではなく、主要通貨になると考えられる。ユーロ/米ドルの1.2ドル台、豪ドル/米ドルの0.67ドル台回復などが想定される。
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2022年11月04日(金)17:13公開米ドル/円は160円台の打診も可能か!? 米ドル高の一段の行きすぎがあってもおかしくないが、今の市場のセンチメントが9月末頃と同じように見える点には注意が必要!
米金利の5%への上昇があれば、米ドル/円は高値を再更新して155円の大台乗せ、場合によっては160円台の打診も可能だろう。ユーロ/米ドルの0.90~0.92ドルといったあたりまで下値余地も拡大し、米ドル高の一段の「行きすぎ」があってもおかしくない情勢だ。だだし、あくまで現時点のマーケットの想定やセンチメントであり、状況は流動的であることを強調しておきたい。現在の市場のセンチメントは、恐らく9月末ごろと同じのため、米国株の下値余地を警戒せざるを得ない点には注意が必要だ。
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2022年10月28日(金)18:18公開米ドル高の一服は、ユーロ/米ドルの動きを見れば一目瞭然! 米ドル/円はしばらく高値圏での保ち合いにとどまり、ユーロ/円は上値余地が拡大する可能性!
ユーロ/米ドルを見ると、米ドル全面高の一服を示唆するサインが鮮明になってきた。ユーロ/米ドルは「1-2-3の法則」の条件をすべて満たして底打ちを確認し、ベアトレンドが反転する可能性を示唆した。米ドル高の一服だけでなく、米ドル全体の調整が期待できるだろう。米長期金利の急上昇がない限り、米ドル/円はしばらく高値圏での保ち合い留まりそうで、その結果、ユーロ/円の上値余地が拡大するだろう。
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2022年10月21日(金)17:30公開日本の個人投資家による「介入プレー」は明らかな失敗。主要なクロス円の多くがさらなる円安余地を示唆! 主役が変わり、英ポンド/円は190円台へ!?
米ドル/円は32年ぶりとなる、150円以上の水準に定着している。ミセス・ワタナベ(日本の個人投資家)の「介入プレー」の失敗は明らかだ。米ドル/円は152円台後半というターゲットを、このまま達成してもサプライズはない。また、英ポンドは対米ドルで史上最安値を更新したが、英ポンド/円が7年ぶりの高値へ上昇しており、円安は「新天地」を拓いていると言える。英ポンド/円は、190円の大台超えもターゲットになっている。
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2022年10月14日(金)17:28公開米ドル/円が32年ぶりの高値をつけても介入しないのは、最初の介入が失敗だったから!? もし再び介入があっても、日本の個人投資のFX取引で介入効果が薄れる可能性
日本の個人投資家「ミセス・ワタナベ」は政府・日銀による為替介入を見込んで、米ドル/円を145円台後半から多量に売り仕掛けていたようだ。しかし、期待される介入がかなか発動されない理由はどこにあるか。憶測にすぎないが、一番大きな原因は9月22日の介入が失敗に終わったことではないか。こうなると、実際に当局の介入があった場合、米ドル/円の下落場面でたくさん買い戻しが行われ、結果的に当局の介入効果をさらに逓減させる存在になりかねない。
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2022年10月07日(金)18:00公開米ドル/円は再度、高値更新の可能性あり! 2度目の為替介入があれば、むしろ押し目買いの好機と映る。日銀が介入するほど米ドルが買われて逆効果に?
このままでは米ドル/円の再度、高値更新があってもおかしくない。日銀による2度目の為替介入があれば、米ドルロング筋にはむしろ押し目買いの好機と映るだろう。結果、日銀が介入すればするほど米ドルが買われて介入自体が米ドルを促進。逆効果を招く可能性もある。対照的に対米ドルで史上最安値を更新した英ポンドは、自然な「底打ち」が形成されやすい状況だ。円安の余地と英ポンド安の余地、どちらが大きいかというと、明らかに円安の余地のほうが大きいと思われる。日銀による2度目の為替介入があれば、英ポンド/円やクロス円の押し目を狙うチャンスにもなるか。
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2022年09月30日(金)18:52公開英ポンドの大暴落後の急反発は、米ドル全面高一服の表れと認識すべき。日本円は、当面は円安基調が維持され、日銀の円買い介入効果を帳消しにする可能性も
英ポンドの大暴落は、フラッシュクラッシュの典型例として為替の教科書に載せられるほどの変動率だったが、いずれも当日中に下げ止まって、日足では長い「下ヒゲ」を形成した。本質的には日本円と同様、米ドル高の受け皿として売り崩されただけの話で、その後の急反発は、米ドル全面高の一服の表れと認識すべきだろう。日本円に関しては、当面は円安基調が保たれ、日銀の介入効果を帳消しにする可能性がある。
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2022年09月16日(金)18:37公開米ドル/円は147円台や150円台まで上昇するとの見方が増えるほど、上値を打診しやすい。米ドル高が行きすぎなのは間違いないが、安易な米ドル売りは控えたい!
米ドル高が行きすぎなのは間違いないが、安易な米ドル売りの逆張りは控えたい。米ドル/円が早晩147円台、あるいは150円台まで上昇していくだろうと思う市場参加者が多ければ多いほど、上値を打診しやすくなる。仮に日本政府による為替介入があったとしても、介入自体がさらなる円売りをもたらす皮肉な結果になりかねない。
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2022年09月09日(金)17:47公開米ドル高に一服の可能性が出てきたが、トレンドの劇的な変化に期待するべきではない! 仮に日本が利上げをしても、円安トレンドも修正できない
米ドル高に一服の可能性が出てきたが、劇的な変化を期待すべきではない。円が主要通貨の中でもっとも売られてきた決定的な要素は、円がかつての「デフレ通貨」の性質と決別し、2011年から反転して長期に渡る構造上の円安時代に入ってきたという点だ。したがって、目先は売られすぎかもしれないが、長期スパンの視点ではさらなる円安進行の途中であって、仮に日本が利上げをしても円安トレンドは修正できないだろう。
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2022年09月02日(金)17:27公開米ドル/円は147.68円の、1998年7月高値も意識されるが、少なくとも目先、素直に高値を追っていけるかは別問題! 本日の米雇用統計で様子が変わる可能性も!
米ドル/円の上値ターゲットとしては、1998年7月高値の147.68円が意識される。しかし、すでに円は米ドルに対して年初来で22%近く下落しており、日米の金利差のみでここまで円が売られたのは、やはり正常ではない。このまま147円台をトライすること自体はシナリオとして排除できないが、素直に高値を追っていけるかどうかは別問題だ。早ければ、本日(9月2日)の米雇用統計から、相場の様子が違ってくる可能性もあるだろう。
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2022年08月26日(金)18:15公開ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演の注目ポイントは、講演の内容を市場がどう解釈して反応するか! 相場のことは、相場に聞くしかない!
市場は、本日8月26日(金)の、ジャクソンホール会議におけるパウエルFRB議長の講演待ちでまだら模様だ。その講演の注目ポイントは、内容がタカ派、あるいはハト派ではなく、内容を受けて市場がどう反応するかだ。詰まるところ、相場のことは相場に聞くしかないだろう。
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2022年08月19日(金)17:37公開今は、米ドル/円の高値を手放しで追える状況ではない!足元の米ドル高は調整の中の揺り戻しで、米ドルの高値更新が見られなければ、一段と大きな調整の可能性も!
米国の利上げ見通しが再びタカ派になり、米ドルの調整が続くと見ていた参加者の多くも、一転して米ドル高見通しにシフトしてきたようだ。しかし、足元の米ドル全面高は調整の中の揺り戻しで、ここから米ドルが高値を更新しない場合は、米ドルの調整は一段と大きくなる可能性がある。市場で再び浮上した、米ドル高への楽観論には距離を置きたい。
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2022年08月12日(金)14:17公開米ドル/円はしばらく、米ドル安で上値が重くなることを想定しておきたい。市場の見方が偏り、調整が大きくなる可能性も!
台湾有事のリスクオフは想定どおり続かず、米ドルは反落した。もっとも、米ドルの反落は先週末の米雇用統計を受けて積み上がった米ドル買いが、米CPIのサプライズによって損切りされたからと推測される。いずれせよ、米ドルはしばらく、頭が重いことを想定しておく必要があり、多くの参加者の見方が米ドル高に偏っていれば、調整の幅は大きくなるかもしれない。
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2022年08月05日(金)17:02公開米ドル/円の8月2日の切り返しで、米ドルの調整が完了したとの思惑が強くなると危険。米ドル高一服の可能性に警戒したい理由は?
米ドル/円は、8月2日の切り返しが目を引く。台湾有事で米ドルが買われたという解釈もあるが、単純に「売られ過ぎ」だったからではないか。ただし、トレンドの転換ほどではないが、市場参加者の想定よりも調整が長引く可能性がありそうだ。米ドルの調整が完了したのではという思惑が強くなるほど、米ドル高の一服や米ドル高のさらなる調整の可能性に注意したい。
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2022年07月29日(金)17:53公開米ドル/円は、調整の下落が続いている間は安易な押し目買いを控えるべき。夏枯れの中、円が買われる展開も警戒しておきたい
これから「夏枯れ相場」に入っていく中、流動性や変動率が制限されるかもしれない。米ドル/円の調整もしばらく続きそうで、調整の進行や米ドルの反落が続いている間は、安易な押し目買いは避けたいほうがよいだろう。
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2022年07月22日(金)18:46公開ユーロ/円で、円売りの勢い低下のサインが点灯して、米ドル/円にも波及。大幅な円安のスピード調整だが、今は高値追いは禁止!
ユーロ/円は日足で「弱気リバーサル&アウトサイド」のサインを点灯したと解釈できる。円売りの勢いの低下は米ドル/円でもしっかり確認されている。ここから円の買い戻しがあっても、あくまで大幅な円安に対するスピード調整という認識だが、目先は米ドルの高値は追わないほうがいいだろう。
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