アメリカの雇用統計だった。事前の予想はやはり大きめに出ていたが、就業者数は20万人台の増加のみだった。失業率は6.1％で、これも完全に予想を裏切るほどの悪い結果であった。 しかし当面は失業率の目立った回復は…

昨日はアジア時間で日本株が急騰した。そうしたリスクテークの流れを加速させたのは、ワクチンの特許解放の話題ということもあった。製造を阻害しているのが特許のせいだとする見方が強いので、緊急事態には経済的な…

イエレン財務長官の利上げ示唆とも取れる発言があったが、それをすぐに訂正したことで市場のインフレ期待は薄くなった。ドルの長期金利も低下傾向を示し、それが市場参加者に安心感をもたらした。米国株は堅調に推移…

昨日はニューヨークオープン前にグローベックスでフラッシュクラッシュが起こり、米国株がいっせいに値を下げた。原因は不明なままだが、ボリュームを伴っているので、溜っていたロングポジションのストップ注文が順…

昨日はアメリカの景況感で悪いものが出た。ISMの製造業指数である。最近はセンチメント指数がものすごく良いものばかりが出てくるのが当たり前の状況になっていたので、市場はちょっと驚いた格好となった。 ドルの長…

先週の金曜日はドイツのGDPが発表された。アメリカと違い、欧州は依然としてコロナ感染の拡大が続いていたので、経済回復は遅れている。だから事前の予想も低いものであった。それでも実際のデータはそれを下回り、…

昨日のアジア時間にバイデン大統領の施政方針演説があった。内容はこれまでに述べてきたことと変わらない。アメリカが再びまともな方向に動き出したことを強調し、就任100日間で130万人の雇用を創出したことに自負心…

昨日はFOMCであった。しかし事前の予想の通り、FRBのスタンスに何の変更もなかった。足下の景気回復は認めているものの、金融緩和の継続を強調し、テイパリングについては議論していないと明言した。米国株は直後に…

昨日はUPS、グーグル、マイクロソフトなどの企業決算が出た。しかしその前後では米国株の値動きは実に小さいものにおさまっている。あれだけ経済回復を期待しての買いを集めた米国株だった。 しかしながら実際にEPS…

日曜日からの緊急事態宣言で、週明けのマーケットはややリスク回避的に始まった。日本株は軟調に推移し、ドル円やユーロ円も安い。ドル円は欧州時間になっても下げ止まらず、107円台の中盤まで押し込まれた。 しかし…