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2021年03月02日(火)のFXニュース(3)

  • 2021年03月02日(火)09時02分
    日経平均寄り付き:前日比276.25円高の29939.75円

    日経平均株価指数前場は、前日比276.25円高の29939.75円で寄り付いた。
    ダウ平均終値は603.14ドル高の31535.51。
    東京外国為替市場、ドル・円は3月2日9時01分現在、106.84円付近。

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  • 2021年03月02日(火)08時36分
    【速報】日・1月有効求人倍率:1.10倍で市場予想を上回る

    2日発表された1月有効求人倍率は、1.10倍で市場予想の1.06倍を上回った。

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  • 2021年03月02日(火)08時34分
    【速報】日:1月失業率:2.9%で市場予想を下回る

    2日発表の1月失業率は、2.9%で市場予想の3.0%を下回った。

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  • 2021年03月02日(火)08時33分
    ドル・円は主に106円台後半で推移か、欧米株高を意識して円買い抑制の可能性

     1日のドル・円は、東京市場では106円37銭から106円70銭まで上昇。欧米市場では、106円52銭まで下げた後、106円89銭まで上昇し、106円76銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に106円台後半で推移か。欧米株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。

     米供給管理協会(ISM)が3月1日発表した2月ISM製造業景況指数は、市場予想を上回る60.8に上昇した。新規受注は1月実績の61.1を上回る64.8に上昇、雇用指数は1月の52.6から54.4に上昇した。受注残の水準は高止まりしている。一方、支払い価格(価格指数)は86.0と一段の上昇を記録し、製造業を圧迫している。入荷遅延も増えているようだ。

     市場参加者の間では、新型コロナウイルスの感染流行が終息すれば、製造業界は各種製品の需要増大に対応可能となると想定されているようだが、半導体不足が短期間で解消される見込みはないため、自動車業界の業績は当面圧迫されるとの見方が多い。自動車業界などにおける雇用拡大の妨げとなるため、一部の市場関係者は「米国政府は半導体不足問題にすみやかに対応する必要がある」と指摘している。

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  • 2021年03月02日(火)08時17分
    円建てCME先物は1日の225先物比395円高安の29975円で推移

    円建てCME先物は1日の225先物比395円高安の29975円で推移している。為替市場では、ドル・円は105円70銭台、ユーロ・円は128円70銭台。

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  • 2021年03月02日(火)08時06分
    東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小動き

     2日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では106.75円とニューヨーク市場の終値(106.76円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。2020年度通期の大企業・製造業の想定為替レートである106.70円を超えてきているとあって本邦輸出企業の売りが意識される半面、米長期金利の上昇基調が続く中で下値も堅いとの声も多い。

     ユーロ円も小動き。8時時点では128.62円とニューヨーク市場の終値(128.64円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。大幅な反発が見込まれる日本株の取引開始を待っている状況。なお、昨日のCME日経平均先物は大証終値比320円高の29900円で引けている。

     ユーロドルは8時時点では1.2048ドルとニューヨーク市場の終値(1.2049ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:106.71円 - 106.79円
    ユーロドル:1.2046ドル - 1.2051ドル
    ユーロ円:128.54円 - 128.68円

  • 2021年03月02日(火)08時04分
    米2月ISM製造業景況指数、需要に伴う一段の生産拡大を示唆

    全米の製造業活動の状況を示す米供給管理協会(ISM)が発表したISM製造業景況指数の2月分は60.8と1月58.7から予想以上に上昇し2004年5月以降17年ぶり高水準となった2018年2月の水準に並んだ。9カ月連続で活動の拡大と縮小の境目となる50を上回り活動の拡大を示した。累積需要が押し上げ。さらに、供給や労働者不足が仕入れ価格を押し上げた。今後、経済活動の再開にともないレストランなどの営業も再開し食品製造業の稼働も一段と加速すると見られる。ワクチンの進展で、企業の楽観的見通しも強まっている。調査の結果、楽観的回答5に対し、悲観的回答は1。1月の3対1の比率からさらに改善した。

    ISM指数の重要項目の新規受注は64.8と、9カ月連続で50を上回った。注目の仕入れ価格は86.0(82.1)。2008年6月以降13年ぶり高水準となった。また、雇用は54.4と3カ月連続で50を上回り2019年3月以降2年ぶり高水準となった。一方で、在庫は49.7と、50を割り込んだ。顧客在庫は32.5と、1月33.1からさらに低下し低すぎる水準。入荷遅延は72.0と、2004年以降17年ぶり高水準。受注増加ぺースが一段と加速、需要に追いつくため生産がさらに加速する可能性が示唆された。年後半の力強い回復を後押しする可能性がある。

    ■2月ISM製造業景況指数:60.8(1月58.7)
    新規受注:64.8(61.1)
    仕入れ価格:86.0(82.1)
    生産:63.2(60.7)
    受注残:64.0(59.7)
    雇用:54.4(52.6)
    入荷遅延:72.0(68.2)
    在庫:49.7(50.8)
    顧客在庫:32.5(33.1)
    輸出:57.2(54.9)
    輸入:56.1(56.8)

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  • 2021年03月02日(火)08時00分
    東京為替見通し=米金利高容認でドルは堅調か、RBA理事会後の豪ドルの動きも注目

     海外市場でドル円は、米10年債利回りが上昇したことを受けて、一時106.89円と昨年8月28日以来の高値を更新した。
     ユーロドルは、米国株相場の上昇に伴うリスク・オンのドル売りが出ると1.2067ドル付近まで持ち直したものの、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「最近の利回りの上昇は不当であり、欧州中央銀行(ECB)はそれに対応する必要がある」「選択肢には必要に応じて預金金利の引き下げが含まれる」などと発言すると、一時1.2028ドル付近まで下落し欧州時間に付けた日通し安値に並んだ。

     本日の東京時間の為替市場は、引き続き堅調な動きになるか。昨日の米要人の発言を聞いている限り、金利高を容認する姿勢が変わらなかった。本邦に関しては1999年2月に日銀が短期金利の指標である無担保コール翌日物金利を史上最低の0.15%に誘導することを決定して以来、長期に渡って金利を上げられない経済状態が続いている。本邦は数十年に渡り利上げの声が全く聞こえないため、米金利の上昇はドル買い・円売りに反応することが顕著で、今後もドルが底堅い相場になりそうな勢いだ。ただし、市場を見渡しても買い遅れの市場参加者はいるが、ショートにしている参加者は少ないことで、上昇の勢いは緩やかになるだろう。日銀短観12月調査時の2020年度下期の大企業・製造業の想定為替レート106.42円、通期の106.70円のいずれも上抜けているため、本邦勢を含め上昇時は手堅く売りを抑えることが予想される。規模は大きくはないがシカゴIMM先物市場での主要な先物のみのポジション状況で、円ショートを保持していることも上値の重しになるだろう。また、昨日はダウ平均が2%弱、ナスダック総合は3%を超えて上昇するなど、株高によるリスク・オンはドル売りだけでなく、円売りにもなることがドル円を支えそうだ。
     なお、本日は日本時間では3日の未明になるが、ブレイナードFRB理事、デイリー米SF連銀総裁が講演を行う。両者の発言で再び米長期金利が上下することには警戒したい。
     欧州通貨は昨日も欧州要人からは金利高への懸念が表明され、米国要人の容認姿勢と異なるスタンスだった。本日は独雇用統計やユーロ圏消費者物価指数(HICP)の速報値などの重要指標が発表されることで、ユーロの値動きもボラタイルになるか。
     アジア時間に関していえば、豪準備銀行(RBA)の理事会が最大の注目となる。市場では政策金利は据え置かれ、声明文も金融緩和姿勢の継続を強調することになるだろう。昨日のRBAによる40億ドル規模の長期債購入などの行動を見ても、目標金利を維持することに執着しそうだ。ただし、先週NZ準備銀行(RBNZ)が同様の姿勢を表明した後もNZドルが上昇したように、両オセアニア国は経済指標が好転していることもあり、通貨売りには傾きにくいか。なお、豪州は明日3日に10-12月期の国内総生産(GDP)の発表を控えていることもあり、豪ドルは一方的な動きにはなりにくいかもしれない。

  • 2021年03月02日(火)07時59分
    NY金先物は小幅続落、欧米株高を意識した売りが強まる

    COMEX金4月限終値:1723.00 ↓5.80

     1日のNY金先物4月限は小幅続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比-5.80ドルの1オンス=1723.00ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは、1717.20ドル−1757.40ドル。アジア市場で1757.40ドルまで買われたが、欧米諸国の株高を意識して上値は次第に重くなった。ニューヨーク市場では、米長期金利の反発が観測されており、通常取引終了後の時間外取引で1717.20ドルまで下落した。


    ・NY原油先物:続落、一時60ドルを下回る

    NYMEX原油4月限終値:60.64 ↓0.86

     1日のNY原油先物4月限は、続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.86ドルの1バレル=60.64ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.96ドル−62.92ドル。アジア市場の序盤で62.92ドルまで戻したが、買いは続かず、62ドル台半ば近辺でのもみ合いが続いた。ニューヨーク市場ではドル高や長期金利の上昇を嫌気してポジション調整的な売りが強まり、一時60ドルを下回った。

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  • 2021年03月02日(火)07時56分
    NY市場動向(取引終了):ダウ603.14ドル高(速報)、原油先物1.09ドル安

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 31535.51 +603.14   +1.95% 31668.34 31065.90   28   2
    *ナスダック   13588.83 +396.48   +3.01% 13596.59 13362.66 2516  461
    *S&P500      3901.82  +90.67   +2.38%  3914.50  3842.51  465   39
    *SOX指数     3169.11 +101.49   +3.31%
    *225先物       29850 大証比 +270   +0.91%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     106.78   +0.21   +0.20%   106.89   106.37
    *ユーロ・ドル   1.2046 -0.0029   -0.24%   1.2101   1.2028
    *ユーロ・円    128.62   -0.05   -0.04%   129.12   128.22
    *ドル指数      91.03   +0.15   +0.17%   91.14   90.69

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    0.12   -0.01      0.14    0.12
    *10年債利回り    1.43   +0.02      1.46    1.38
    *30年債利回り    2.20   +0.05      2.23    2.13
    *日米金利差     1.27   -0.14

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      60.41   -1.09   -1.77%   62.92   59.96
    *金先物       1724.7   -4.1   -0.24%   1757.4   1717.2
    *銅先物       410.5   +1.3   +0.29%   418.1   408.9
    *CRB商品指数   189.37   -1.06   -0.56%   192.31   188.62

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     6588.53 +105.10   +1.62%  6612.74  6483.43   93   8
    *独DAX     14012.82 +226.53   +1.64% 14022.02 13873.83   27   3
    *仏CAC40     5792.79  +89.57   +1.57%  5804.35  5765.80   35   4

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  • 2021年03月02日(火)07時55分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.20%安、対ユーロ0.03%高

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           106.78円   +0.21円    +0.20%   106.57円
    *ユーロ・円         128.63円   -0.04円    -0.03%   128.67円
    *ポンド・円         148.67円   +0.27円    +0.18%   148.40円
    *スイス・円         116.71円   -0.60円    -0.51%   117.31円
    *豪ドル・円          82.97円   +0.85円    +1.03%   82.13円
    *NZドル・円         77.55円   +0.47円    +0.61%   77.08円
    *カナダ・円          84.43円   +0.78円    +0.93%   83.65円
    *南アランド・円        7.12円   +0.06円    +0.92%    7.05円
    *メキシコペソ・円       5.17円   +0.06円    +1.17%    5.11円
    *トルコリラ・円       14.63円   +0.32円    +2.23%   14.31円
    *韓国ウォン・円        9.58円   +0.11円    +1.11%    9.47円
    *台湾ドル・円         3.83円   +0.01円    +0.20%    3.82円
    *シンガポールドル・円   80.45円   +0.49円    +0.62%   79.96円
    *香港ドル・円         13.77円   +0.03円    +0.24%   13.73円
    *ロシアルーブル・円     1.44円   +0.01円    +0.69%    1.43円
    *ブラジルレアル・円     18.95円   -0.08円    -0.43%   19.03円
    *タイバーツ・円        3.54円   +0.04円    +1.25%    3.50円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円            +3.42%   111.71円   101.19円   103.25円
    *ユーロ・円           +1.94%   129.98円   114.43円   126.18円
    *ポンド・円           +5.32%   150.45円   124.10円   141.15円
    *スイス・円           +0.03%   118.87円   108.70円   116.67円
    *豪ドル・円           +4.41%   84.95円   59.91円   79.47円
    *NZドル・円         +4.55%   79.21円   59.51円   74.17円
    *カナダ・円           +4.07%   85.10円   73.82円   81.13円
    *南アランド・円        +1.23%    7.35円    5.61円    7.03円
    *メキシコペソ・円       -0.40%    5.61円    4.23円    5.19円
    *トルコリラ・円        +5.23%   17.82円   12.04円   13.91円
    *韓国ウォン・円        +0.97%    9.66円    8.41円    9.49円
    *台湾ドル・円         +4.16%    3.83円    3.36円    3.68円
    *シンガポールドル・円    +2.98%   80.63円   73.18円   78.13円
    *香港ドル・円         +3.32%   14.41円   13.02円   13.33円
    *ロシアルーブル・円     +3.11%    1.65円    1.30円    1.40円
    *ブラジルレアル・円     -4.72%   24.25円   17.90円   19.89円
    *タイバーツ・円        +2.92%    3.55円    3.22円    3.44円

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  • 2021年03月02日(火)07時19分
    NYマーケットダイジェスト・1日 株大幅高・円安・ユーロ安

    (1日終値)
    ドル・円相場:1ドル=106.76円(前営業日比△0.19円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=128.64円(▲0.03円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2049ドル(▲0.0026ドル)
    ダウ工業株30種平均:31535.51ドル(△603.14ドル)
    ナスダック総合株価指数:13588.83(△396.48)
    10年物米国債利回り:1.42%(△0.01%)
    WTI原油先物4月限:1バレル=60.64ドル(▲0.86ドル)
    金先物4月限:1トロイオンス=1723.0ドル(▲5.8ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は5日続伸。時間外の米10年債利回りが1.45%台まで上昇したことを受けて円売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時106.77円まで値を上げた。米10年債利回りが1.41%台まで上昇幅を縮めると106.52円付近まで下押しする場面もあったが、ダウ平均が一時730ドル超上昇し、豪ドル円などクロス円が上昇するとドル円も再び強含む展開に。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」「インフレ期待が上昇している兆候はない」と発言したことで、米10年債利回りが1.4582%前後と本日高値を付けるとドル高が進み、一時106.89円と昨年8月28日以来の高値を更新した。
     もっとも、同日高値106.95円が目先レジスタンスとして意識されると、引けにかけてはやや伸び悩んでいる。
     なお、24時発表の2月米ISM製造業景気指数は60.8と予想の58.6を上回り、2018年2月以来3年ぶりの高水準となった。

    ・ユーロドルは続落。ただ、NY市場に限れば一進一退の展開だった。米国株相場の上昇に伴うリスク・オンのドル売りが出ると1.2067ドル付近まで持ち直したものの、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「最近の利回りの上昇は不当であり、欧州中央銀行(ECB)はそれに対応する必要がある」「選択肢には必要に応じて預金金利の引き下げが含まれる」などと発言すると、一時1.2028ドル付近下落し欧州時間に付けた日通し安値に面合わせした。
     ユーロ豪ドルは一時1.5479豪ドル、ユーロNZドルは1.6534NZドル、ユーロカナダドルは1.5228カナダドルまでユーロ安に振れた。

    ・ユーロ円は小幅ながら続落。欧州長期金利の低下などをながめ円買い・ユーロ売りが先行。ビルロワドガロー仏中銀総裁が足もとの金利上昇をけん制すると一時128.22円と日通し安値を更新した。ただ、米国株価の大幅上昇を受けて、リスク・オンの地合いが強まると128.73円付近まで持ち直す場面もあった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに急反発。米下院が1.9兆ドル規模の追加経済対策を可決したほか、米食品医薬品局(FDA)が米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナワクチンに緊急使用許可を出したことを受けて、早期の経済正常化への期待が高まった。前週の株価急落のきっかけとなった米長期金利の上昇がひとまず落ち着いたことも、投資家心理の改善につながり一時730ドル超上昇する場面があった。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続伸した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは小幅反落。米追加経済対策や新型コロナワクチン普及への期待から債券売りが先行。バーキン米リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」「インフレ期待が上昇している兆候はない」と発言したことも相場の重し。ただ、前週末に大幅下落したことから、値ごろ感からの買いも入ったため下値は堅かった。

    ・原油先物相場は続落。米国では先週末、大規模な追加コロナ対策が下院で可決され、また同国で3番目となる新型コロナワクチンが承認された。経済正常化への期待が高まるなか原油先物は時間外から買い戻しが強まり、一時63ドル手前まで上昇した。しかしながら、NY勢の本格参入後は上値が重い展開に。為替相場でドル高が進んだことや、今週の石油輸出国機構(OPEC)会合における協調減産の緩和観測が依然として重しとなった。一時60ドル割れまで売り込まれる場面があった。

    ・金先物相場は5日続落。先週末の大幅下落の反動で時間外では買い戻しが先行した。しかしながら為替相場でドルがユーロに対し再び強含むと、ドル建ての金先物は上値を切り下げる展開に。NY午後には米長期金利の上昇が重しとなり、一時1720ドルを割り込む場面もあった。

  • 2021年03月02日(火)07時06分
    ニューヨーク外国為替市場概況・1日 ドル円、5日続伸

     1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5日続伸。終値は106.76円と前営業日NY終値(106.57円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが1.45%台まで上昇したことを受けて円売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時106.77円まで値を上げた。米10年債利回りが1.41%台まで上昇幅を縮めると106.52円付近まで下押しする場面もあったが、ダウ平均が一時730ドル超上昇し、豪ドル円などクロス円が上昇するとドル円も再び強含む展開に。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」「インフレ期待が上昇している兆候はない」と発言したことで、米10年債利回りが1.4582%前後と本日高値を付けるとドル高が進み、一時106.89円と昨年8月28日以来の高値を更新した。
     もっとも、同日高値106.95円が目先レジスタンスとして意識されると、引けにかけてはやや伸び悩んでいる。
     なお、24時発表の2月米ISM製造業景気指数は60.8と予想の58.6を上回り、2018年2月以来3年ぶりの高水準となった。

     ユーロドルは続落。終値は1.2049ドルと前営業日NY終値(1.2075ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。ただ、NY市場に限れば一進一退の展開だった。米国株相場の上昇に伴うリスク・オンのドル売りが出ると1.2067ドル付近まで持ち直したものの、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「最近の利回りの上昇は不当であり、欧州中央銀行(ECB)はそれに対応する必要がある」「選択肢には必要に応じて預金金利の引き下げが含まれる」などと発言すると、一時1.2028ドル付近下落し欧州時間に付けた日通し安値に面合わせした。
     ユーロ豪ドルは一時1.5479豪ドル、ユーロNZドルは1.6534NZドル、ユーロカナダドルは1.5228カナダドルまでユーロ安に振れた。

     ユーロ円は小幅ながら続落。終値は128.64円と前営業日NY終値(128.67円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。欧州長期金利の低下などをながめ円買い・ユーロ売りが先行。ビルロワドガロー仏中銀総裁が足もとの金利上昇をけん制すると一時128.22円と日通し安値を更新した。ただ、米国株価の大幅上昇を受けて、リスク・オンの地合いが強まると128.73円付近まで持ち直す場面もあった。

    本日の参考レンジ
    ドル円:106.37円 - 106.89円
    ユーロドル:1.2028ドル - 1.2101ドル
    ユーロ円:128.22円 - 128.94円

  • 2021年03月02日(火)06時42分
    大証ナイト終値29850円、通常取引終値比270 円高

    大証ナイト終値29850円、通常取引終値比270 円高

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  • 2021年03月02日(火)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    08:30 有効求人倍率(1月) 1.06倍 1.06倍
    08:30 失業率(1月) 3.0% 2.9%
    08:50 設備投資(10-12月) -2.3% -10.6%
    08:50 企業利益(10-12月)  28.4%
    08:50 企業売上高(10-12月)  11.5%
    08:50 マネタリーベース(2月)  18.9%
    10:00 営業毎旬報告(2月28日現在、日本銀行)


    <海外>
    09:30 豪・経常収支(10-12月) 130億豪ドル 100億豪ドル
    12:30 豪・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が政策金利発表 0.10% 0.10%
    17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(2月) 0.36% 0.86%
    17:55 独・失業率(失業保険申請率)(2月) 6.0% 6.0%
    19:00 欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(2月)  1.4%
    21:00 ブ・PPI 製造業(1月)  0.51%
    22:30 加・GDP(10-12月)  40.5%

      米・自動車販売(2月、3日までに) 1635万台 1663万台
      米・ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事が討論会参加
      米・サンフランシスコ連銀総裁が講演


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    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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