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2023年09月15日(金)のFXニュース(2)

  • 2023年09月15日(金)08時33分
    ドル・円は主に147円台で推移か、米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを保つ可能性

     14日のドル・円は、東京市場では147円46銭から147円02銭まで反落。欧米市場では147円56銭まで買われた後、一時147円02銭まで反落したが、147円48銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に147円台で推移か。米長期金利の下げ渋りや原油高を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

     欧州中央銀行(ECB)は14日開催の理事会で、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定した。ただし、声明では「主要政策金利はインフレ率の目標回帰に多大な寄与をするとみられる水準に到達」との見解が提示されており、利上げは今回で終了との見方が広がった。

     ラガルドECB総裁は会見で「政策金利がピークに達しているとは言えない」と述べたが、「現行の利上げサイクルが以前よりも迅速に資金調達状況に波及しているという証拠がある」、「金融引き締めは不動産セクター全体を困難な状況に陥らせている要因の一つとなっている」と指摘しており、これ以上の利上げはユーロ圏経済に悪影響を及ぼす可能性があることを示唆した。

     ECBはインフレ持続を懸念しているものの、ユーロ圏経済の成長鈍化のリスクもあることから、金融政策の運営などについて難しい判断を迫られそうだ。

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  • 2023年09月15日(金)08時32分
    ドル円 147.49円前後で推移、SGX日経225先物は33210円でスタート

     ドル円は147.49円前後で推移している。シンガポール取引所(SGX)の日経225先物(期近限月)は、大阪夜間終値(33200円)と比べ10円高の33210円でスタート。

  • 2023年09月15日(金)08時10分
    NY金先物は伸び悩み、ユーロ安を意識した売りが増える

    COMEX金12月限終値:1932.80 ↑0.30

     14日のNY金先物12月限は伸び悩み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+0.30ドル(+0.02%)の1932.80ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1921.70ドル-1934.50ドル。アジア市場で1934.50ドルまで買われたが、ロンドン市場でユーロ安を意識した売りが増えており、米国市場の序盤にかけて1921.70ドルまで下落。その後、1933.80ドルまで反発したが、ドル高を警戒した売りが引き続き観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に1931ドルを挟んだ水準で推移した。


    ・NY原油先物:大幅高、節目の90ドルを上回る

    NYMEX原油10月限終値:90.16 ↑1.64

     14日のNY原油先物10月限は大幅高。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.64ドル(+1.85%)の90.16ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは88.68ドル-90.62ドル。アジア市場で88.68ドルまで売られたが、需給ひっ迫を警戒した買いが強まり、米国市場の序盤にかけて節目の90ドルを突破。利食い売りが入ったことで89ドル後半まで下げる場面があったが、減産期間延長による供給不足の影響は大きく、米国市場の後半に90ドル台を回復。通常取引終了後の時間外取引で90.62ドルまで買われている。

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  • 2023年09月15日(金)08時05分
    東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小動き

     15日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では147.45円とニューヨーク市場の終値(147.47円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。昨日の早朝とほぼ同水準まで戻ってきて取引されていることで、ドル円は小幅な値動き。本日は5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値にかけての需給を確認するまでは動きにくいとの声も出ている。

     ユーロドルは小動き。8時時点では1.0642ドルとニューヨーク市場の終値(1.0643ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。約半年ぶりにつけた昨日安値(1.0632ドル)が視野に入る水準ではあるが、積極的に下値トライをする勢いはなく1.0640ドル近辺でもみ合い。

     ユーロ円も小動き。8時時点では156.93円とニューヨーク市場の終値(156.97円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。ドル円、ユーロドルともに限られた値動きになっていることで、ユーロ円も小動き。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:147.43円 - 147.50円
    ユーロドル:1.0638ドル - 1.0645ドル
    ユーロ円:156.87円 - 156.99円

  • 2023年09月15日(金)08時00分
    東京為替見通し=ドル円、19-20日のFOMC控えた3連休前で動きづらい展開か

     14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、8月米小売売上高や8月米卸売物価指数(PPI)、前週分の米新規失業保険申請件数などの米経済指標が軒並み予想より強い内容だったことで147.56円まで上昇した。ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利が4.50%に引き上げられたものの、利上げサイクル終了との見方が広がり、1.0632ドルまで下落した。ポンドドルも、英中銀(BOE)による追加利上げ観測が後退したことで、1.2397ドルまで下落した。

     本日の東京外国為替市場のドル円は、来週19-20日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた3連休前となるため動きづらい展開が予想される。

     昨日のユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)のハト派的利上げを受けて1.06ドル台前半まで下落し、ポンドドルもイングランド銀行の利上げ継続観測が後退していることなどで、1.23ドル台後半まで下落している。ドルは全面高の様相を呈し始めているものの、ドル円が依然として148円の壁の前で足踏みをしているのは、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入への警戒感があるのかもしれない。

     ドル円のトレンド系のテクニカル指標(順張り指標)では、依然として上昇基調が示唆されているが、オシレーター系指標(逆張り指標)は、弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)による反落が示唆され、サイクル系指標も、日柄的に反落を示唆している。

     シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」は、来週19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、約97%程度の確率で金利据え置きを示唆している。そして、利下げ開始は、2024年6月FOMCからだと示唆している。また、米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者は、10日付の記事で、「FRBは利上げに慎重になりつつある」との見解を示している。

     一部の市場筋の見立てでは、来週のFOMCでは据え置きだが、11月と12月のどちらかに0.25%の利上げが決定され、ドット・プロット(金利予測分布図)が示唆していた年末のFF金利誘導目標5.50-75%に到達するという「タカ派的据え置き」が予想されている。

     11時に発表される8月の中国の鉱工業生産や小売売上高では、中国の景況感悪化への警戒感が高まっていることで、ネガティブサプライズだった場合は、リスク回避地合いとなるため警戒しておきたい。小売売上高の予想は、前年比+3.0%で、7月の同比+2.5%から改善、鉱工業生産の予想は、同比+3.9%で、7月の同比+3.7%からの改善が見込まれている。
     中国人民銀行は、昨日、個人消費の弱い伸びや投資の減少など低迷する景気を支えるため、今年2回目となる預金準備率の引き下げを発表している。

  • 2023年09月15日(金)06時51分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.03%高、対ユーロ0.80%高

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           147.42円   -0.04円    -0.03%   147.46円
    *ユーロ・円         156.95円   -1.27円    -0.80%   158.22円
    *ポンド・円         182.94円   -1.25円    -0.68%   184.20円
    *スイス・円         164.63円   -0.38円    -0.23%   165.01円
    *豪ドル・円          94.91円   +0.21円    +0.22%   94.70円
    *NZドル・円         87.10円   -0.13円    -0.15%   87.23円
    *カナダ・円         109.12円   +0.28円    +0.26%   108.84円
    *南アランド・円        7.75円   -0.09円    -1.16%    7.84円
    *メキシコペソ・円       8.61円   +0.01円    +0.15%    8.60円
    *トルコリラ・円        5.45円   -0.02円    -0.31%    5.47円
    *韓国ウォン・円       11.12円   +0.03円    +0.23%   11.09円
    *台湾ドル・円         4.62円   +0.01円    +0.14%    4.61円
    *シンガポールドル・円   108.13円   -0.21円    -0.19%   108.34円
    *香港ドル・円         18.83円   -0.01円    -0.06%   18.84円
    *ロシアルーブル・円     1.53円   -0.00円    -0.17%    1.53円
    *ブラジルレアル・円     30.26円   +0.26円    +0.86%   30.00円
    *タイバーツ・円        4.12円   -0.01円    -0.19%    4.13円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円           +12.43%   151.95円   127.23円   131.12円
    *ユーロ・円          +11.78%   159.76円   137.39円   140.41円
    *ポンド・円          +15.45%   186.77円   148.86円   158.47円
    *スイス・円          +16.13%   166.60円   137.44円   141.77円
    *豪ドル・円           +6.20%   97.68円   86.06円   89.37円
    *NZドル・円         +4.62%   89.70円   80.44円   83.26円
    *カナダ・円          +12.77%   110.36円   94.08円   96.76円
    *南アランド・円        +0.55%    8.32円    6.91円    7.70円
    *メキシコペソ・円      +28.10%    8.78円    6.59円    6.72円
    *トルコリラ・円       -22.10%    8.15円    5.11円    7.00円
    *韓国ウォン・円        +6.79%   11.19円    9.92円   10.41円
    *台湾ドル・円         +7.68%    4.72円    4.20円    4.29円
    *シンガポールドル・円   +10.55%   108.59円   96.55円   97.82円
    *香港ドル・円         +12.09%   19.36円   16.29円   16.80円
    *ロシアルーブル・円     -13.42%    2.54円    1.42円    1.77円
    *ブラジルレアル・円     +21.99%   30.41円   23.72円   24.80円
    *タイバーツ・円        +8.55%    4.18円    3.77円    3.80円

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  • 2023年09月15日(金)06時50分
    NY市場動向(取引終了):ダウ331.58ドル高(速報)、原油先物2.02ドル高

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 34907.11 +331.58   +0.96% 34977.97 34687.50   26   4
    *ナスダック   13926.05 +112.47   +0.81% 13957.57 13810.66 2181 1046
    *S&P500      4505.10  +37.66   +0.84%  4511.99  4478.69  433   67
    *SOX指数     3584.23  +23.77   +0.67%
    *225先物       33190 大証比 +210   +0.64%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     147.43   -0.03   -0.02%   147.56   147.02
    *ユーロ・ドル   1.0646 -0.0084   -0.78%   1.0752   1.0632
    *ユーロ・円    156.95   -1.27   -0.80%   158.39   156.64
    *ドル指数     105.33   +0.56   +0.53%   105.44   104.56

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    5.01   +0.04      5.03    4.95
    *10年債利回り    4.28   +0.03      4.29    4.22
    *30年債利回り    4.38   +0.04      4.39    4.32
    *日米金利差     3.56   -0.69

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      90.54   +2.02   +2.28%   90.62   88.68
    *金先物       1931.8   -0.7   -0.04%   1934.5   1921.7
    *銅先物       381.7   +2.4   +0.63%   384.3   377.8
    *CRB商品指数   290.29   +2.67   +0.93%   290.29   287.62

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7673.08 +147.09   +1.95%  7686.96  7525.99   90   9
    *独DAX     15805.29 +151.26   +0.97% 15824.06 15588.12   27   13
    *仏CAC40     7308.67  +86.10   +1.19%  7323.68  7184.25   35   5

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  • 2023年09月15日(金)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    13:30 第3次産業活動指数(7月) 0.3% -0.4%


    <海外>
    10:20 中・1年物中期貸出ファシリティ金利 2.50% 2.50%
    10:30 中・新築住宅価格(8月)  -0.23%
    11:00 中・鉱工業生産指数(8月) 3.8% 3.7%
    11:00 中・小売売上高(8月) 3.0% 2.5%
    11:00 中・固定資産投資(都市部)(8月) 3.3% 3.4%
    11:00 中・不動産投資(8月) -8.9% -8.5%
    11:00 中・調査失業率(8月) 5.3% 5.3%
    18:00 欧・ユーロ圏貿易収支(7月)  230億ユーロ
    19:30 露・ロシア中央銀行が政策金利発表  12.00%
    21:00 ブ・小売売上高(7月)  0%
    21:30 米・輸入物価指数(8月) 0.3% 0.4%
    21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月) -10.7 -19.0
    22:15 米・鉱工業生産指数(8月) 0.2% 1.0%
    22:15 米・設備稼働率(8月) 79.3% 79.3%
    23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月) 69.5 69.5

      欧・ユーロ圏財務相会合
      欧・欧州連合(欧)財務相非公式理事会(16日まで)


    ---------------------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2023年09月15日(金)06時37分
    米8月小売売上高はガソリン価格の上昇が押し上げ、中銀の金利ピーク観測も

    米8月小売売上高は前月比+0.6%と、伸びは7月+0.7%から鈍化したものの予想を上回った。ガソリン価格の上昇でガソリンスタンドでの売り上げが+5.2%と過去1年で最大の伸びとなり、全体指数を押し上げた。同時に裁量支出が抑制された。7月、6月分は下方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材などを除いたコア小売りのコントロールグループは前月比+0.1%と、7月の+1.0%から鈍化も予想外に5か月連続プラスと、7-9月期GDP成長のプラスに寄与する。

    アトランタ連銀の7-9月期GDP成長見通しは従来の5.6%から4.9%へ下方修正された。実質個人支出の伸びが4%から3.5%、民間国内投資の伸び11.7%から10.6%、政府支出の伸び2.3%から1.9%へ下方修正された。

    欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で10会合連続の利上げに踏み切ったが同時に、一部メンバーが利上げ休止を支持、さらに成長見通しを引き下げており、中銀のピーク金利の思惑が強まりつつある。

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  • 2023年09月15日(金)06時25分
    NYマーケットダイジェスト・14日 株高・金利上昇・原油高・ユーロ安

    (14日終値)
    ドル・円相場:1ドル=147.47円(前営業日比△0.01円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=156.97円(▲1.25円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0643ドル(▲0.0087ドル)
    ダウ工業株30種平均:34907.11ドル(△331.58ドル)
    ナスダック総合株価指数:13926.05(△112.47)
    10年物米国債利回り:4.29%(△0.04%)
    WTI原油先物10月限:1バレル=90.16ドル(△1.64ドル)
    金先物12月限:1トロイオンス=1932.8ドル(△0.3ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは続落。欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で政策金利を現行の4.25%から4.50%に引き上げることを決めたと発表。市場では金利据え置きを予想する向きも多かっただけに、発表直後はユーロ買いで反応した。21時30分前には一時1.0747ドル付近まで値を上げた。
     ただ、声明では「現在の評価を踏まえ、理事会は政策金利が十分に長期間維持されれば、インフレ率が目標に適時に戻るのに十分に資する水準に達したと考えている」と指摘したほか、2023−25年の成長率見通しを引き下げ、景気の先行きに弱気な見方を示した。市場では「現在の利上げサイクルが終了した」との見方が広がり、ユーロ売りを促した。ラガルドECB総裁が理事会後の会見で「景気は今後数カ月、低迷が続くだろう」「経済成長に対するリスクは下方に傾いている」と述べたことも相場の重しとなり、3時前には1.0632ドルと3月20日以来約半年ぶりの安値を付けた。
     なお、ECBは今後の金融引き締めについては「データ次第」とし、ラガルド総裁は「ECBの金利がピークに達したかについては言えない」とも語った。

    ・ドル円はほぼ横ばい。8月米小売売上高や8月米卸売物価指数(PPI)、前週分の米新規失業保険申請件数など、この日発表の米経済指標が軒並み予想より強い内容となったことで円売り・ドル買いが先行。21時30分過ぎに一時147.56円と日通し高値を付けた。
     ただ、前日の高値147.73円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。ユーロ円やポンド円などクロス円の下落につれた売りも出て、24時過ぎには147.02円とアジア時間に付けた日通し安値に面合わせした。
     もっとも、米10年債利回りが4.29%台まで上昇すると買い戻しが優勢となり、147.49円付近まで持ち直した。ダウ平均が一時400ドル超上昇するなど、米国株相場が堅調に推移したことも相場を下支えした。

    ・ユーロ円は3日ぶりに反落。ECBが0.25%の利上げに踏み切ると一時158.39円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。声明で政策金利がインフレ抑制に寄与する水準に到達したことが示唆されると、「ECBの利上げは今日が最後になった」との見方が広がりユーロ売りが進んだ。1時30分前には一時156.64円と日通し安値を更新した。
     ポンド円は一時182.52円と8月9日以来の安値を付けた。ECBの利上げ打ち止め観測が強まると、英中銀(BOE)による追加利上げ観測も後退しポンド売りを促した。ポンドドルも一時1.2397ドルと6月7日以来約3カ月ぶりの安値を更新した。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発。8月米小売売上高など、この日発表の米経済指標が底堅い内容となったことを受けて、景気敏感株中心に買いが広がった。指数は一時400ドル超上昇した。市場では「ソフトバンクG傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングス(ARM)の上場が好調な滑り出しとなり、投資家心理の改善につながった」との声も聞かれた。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸。ARMの終値は新規株式公開(IPO)価格の51ドルを24.7%上回る63.59ドルとなった。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。欧州債相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行したものの、良好な米経済指標が相次ぐと次第に売りが優勢となった。米国株相場の上昇も相場の重し。

    ・原油先物相場は反発。需給ひっ迫観測が根強い中、中国が預金準備率(RRR)を0.25%引き下げたことで同国景気の回復期待も加わり、買いが先行。一時昨年11月以来となる90.50ドルまで上昇した。

    ・金先物相場は、一時3週間ぶり安値を付けた。予想より強い米経済指標の発表が相次いでドルが買われたほか、ECB理事会後にECBの利上げ打ち止め観測が広まったことでユーロが対ドルで売られたことなどが重しとなり、一時1922ドル付近まで下落。ただ、売りの勢いが一服すると下げ幅を縮小した。

  • 2023年09月15日(金)06時05分
    円建てCME先物は14日の225先物比200円高の33180円で推移(訂正)

    円建てCME先物は14日の225先物比200円高の33180円で推移している。為替市場では、ドル・円は147円48銭台、ユーロ・円は156円95銭台。

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  • 2023年09月15日(金)06時05分
    大証ナイト終値33200円、通常取引終値比220円高

    大証ナイト終値33200円、通常取引終値比220円高

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  • 2023年09月15日(金)06時05分
    ニューヨーク外国為替市場概況・14日 ユーロドル、続落

     14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.0643ドルと前営業日NY終値(1.0730ドル)と比べて0.0087ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で政策金利を現行の4.25%から4.50%に引き上げることを決めたと発表。市場では金利据え置きを予想する向きも多かっただけに、発表直後はユーロ買いで反応した。21時30分前には一時1.0747ドル付近まで値を上げた。
     ただ、声明では「現在の評価を踏まえ、理事会は政策金利が十分に長期間維持されれば、インフレ率が目標に適時に戻るのに十分に資する水準に達したと考えている」と指摘したほか、2023−25年の成長率見通しを引き下げ、景気の先行きに弱気な見方を示した。市場では「現在の利上げサイクルが終了した」との見方が広がり、ユーロ売りを促した。ラガルドECB総裁が理事会後の会見で「景気は今後数カ月、低迷が続くだろう」「経済成長に対するリスクは下方に傾いている」と述べたことも相場の重しとなり、3時前には1.0632ドルと3月20日以来約半年ぶりの安値を付けた。
     なお、ECBは今後の金融引き締めについては「データ次第」とし、ラガルド総裁は「ECBの金利がピークに達したかについては言えない」とも語った。

     ドル円はほぼ横ばい。終値は147.47円と前営業日NY終値(147.46円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。8月米小売売上高や8月米卸売物価指数(PPI)、前週分の米新規失業保険申請件数など、この日発表の米経済指標が軒並み予想より強い内容となったことで円売り・ドル買いが先行。21時30分過ぎに一時147.56円と日通し高値を付けた。
     ただ、前日の高値147.73円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。ユーロ円やポンド円などクロス円の下落につれた売りも出て、24時過ぎには147.02円とアジア時間に付けた日通し安値に面合わせした。
     もっとも、米10年債利回りが4.29%台まで上昇すると買い戻しが優勢となり、147.49円付近まで持ち直した。ダウ平均が一時400ドル超上昇するなど、米国株相場が堅調に推移したことも相場を下支えした。

     ユーロ円は3営業日ぶりに反落。終値は156.97円と前営業日NY終値(158.22円)と比べて1円25銭程度のユーロ安水準。ECBが0.25%の利上げに踏み切ると一時158.39円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。声明で政策金利がインフレ抑制に寄与する水準に到達したことが示唆されると、「ECBの利上げは今日が最後になった」との見方が広がりユーロ売りが進んだ。1時30分前には一時156.64円と日通し安値を更新した。
     ポンド円は一時182.52円と8月9日以来の安値を付けた。ECBの利上げ打ち止め観測が強まると、英中銀(BOE)による追加利上げ観測も後退しポンド売りを促した。ポンドドルも一時1.2397ドルと6月7日以来約3カ月ぶりの安値を更新した。

    本日の参考レンジ
    ドル円:147.02円 - 147.56円
    ユーロドル:1.0632ドル - 1.0752ドル
    ユーロ円:156.64円 - 158.39円

  • 2023年09月15日(金)05時00分
    9月14日のNY為替・原油概況


     14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円56銭へ上昇後、147円02銭まで下落し、引けた。

    米8月生産者物価指数(PPI)が予想以上の伸びとなったほか、8月小売売上高も予想を上回ったため米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が一段と強まり長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。その後、欧州中央銀行(ECB)のハト派利上げを受けた
    ユーロ円絡みの円買いが強まり、反落。押し目からは、株高に伴うリスク選好の円売りも強まり、下げ止まった。

    ユーロ・ドルは、1.0748ドルまで上昇後、1.0632ドルまで下落し、引けた。

    ECBは定例理事会でインフレ見通し引き上げに伴い10会合連続で利上げに踏み切ったため一時ユーロ買いが強まった。その後、声明で一部メンバーが金利据え置きを支持したことが明らかになったほか、成長見通しを下方修正したため利上げサイクル終了の思惑が強まりユーロ売りに転じた。

    ユーロ・円は158円39銭まで上昇後、156円64銭まで下落。

    ポンド・ドルは、1.2480ドルから1.2397ドルまで下落した。

    ドル・スイスは0.8929フランまで下落後、0.8971フランまで上昇。

    対ユーロで売られたのち、買戻しが加速。

     14日のNY原油先物は反発。米国が戦略的石油備蓄の買戻し計画を継続する方針を再表明したほか、供給ひっ迫懸念を受けた買いが再開した。

    [経済指標]
    ・米・先週分新規失業保険申請件数:22万件(予想:22.5万件、前回:21.7万件←21.6万件)
    ・米・失業保険継続受給者数:168.8万人(予想:169.5万人、前回:168.4万人←167.2万人)
    ・米・8月生産者物価指数:前月比+0.7%(予想:+0.4%、7月:+0.4%←+0.3%)
    ・米・8月生産者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、7月:+0.4%←+0.3%)
    ・米・8月生産者物価指数:前年比+1.6%(予想:+1.3%、7月:+0.8%)
    ・米・8月生産者物価コア指数:前年比+2.2%(予想:+2.2%、7月:+2.4%)
    ・米・8月小売売上高:前月比+0.6%(予想:+0.1%、7月:+0.7%)
    ・米・8月小売売上高(自動車除く):前月比+0.6%(予想:+0.4%、7月:+1.0%)
    ・米・7月企業在庫:前月比0%(予想:+0.1%、6月:-0.1%←0.0%)

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  • 2023年09月15日(金)04時35分
    【速報】BTC、2.6万ドル台で堅調に推移、金融資産市場の上昇に連れ


    BTCは2.6万ドル台で堅調に推移した。金融資産市場の上昇に連れた買いが先行した。

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