格下げ自体が、長期的に影響が出るようなものではなかったということだと思います。
もともと、昨年12月頃からS&Pが日本を格下げをするのではないかという話が流れていましたので、実際に格下げされても、あまりサプライズとはならなかったように思います。
■少し円安になると円買いが沸いて出てくることが確認された
もし、この話が突然出ていれば、瞬間的にはもう少し円安に振れたのではないかと思います。
さらに言えば、今回の格下げが中長期的な円安を引き起こすものではなかったということです。
現在、日本の国債のうち95%が日本国内の投資家に保有されており、こうした人たちは日本の格付けが下がったからといって、国債を売るようなことはありません。
格下げされても投資家が国債を売らなければ、相場は動きません。当然、為替相場に対する影響もあまり大きなものとはなりません。
むしろ、少し円安になると円買いが沸いて出てくるということが確認されたという出来事だったと思います。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
そうすると、今後も、米ドル/円で円安局面があれば、円買いが出てくる可能性は高いと考えられます。
米ドル/円の戻り売りを中心に、回転売買を行うというのを基本戦略としておきたいと思います。
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