昨日はユーロの下げがきつかった。原因はECB理事会の後のトリシェ総裁の発言だろう。欧州域内の景気はいまだにダウンサイドリスクのほうが高いという認識を示したため、ユーロの利上げ期待は完全に吹き飛んでしまった。さらにインフレに対する警戒感も強く示されることはなかった。
私もアジア時間からユーロドルを1.38台で売ってみては、すぐにお拾いをするなどと遊んではいたのだが、1.3760より下のレベルではまったく手を出していない。つまるところ、端っこだけで高値遊びをしていたことになる。
その後1.36台の前半まで、200ポイントもユーロドルが落ちたことを考えると、まったくもって悔しいことをした。それでも金曜日の雇用統計までは何もしないと考えていたのだから、それでよしとするしかないのだが…。
バーナンキ議長の証言も行われたが、主張はこれまでと変わらないものだった。足元の景気回復を認めながらも、雇用の改善が見込まれないことを金融緩和の継続の理由にしていた。
ただアメリカの金融緩和は、北アフリカの混沌とした状態を作り出した根っこの要因になっているので、来週、バーナンキ議長が予算委員会で証言するが、この話題の突っ込みにどう答えるのか注目される。
さて、今晩はいよいよ雇用統計だ。ペイロールは15万人くらいの増加が見込まれている。今週水曜日のADP雇用指数においては、4万人ほどの上ブレを見せたが、これは前回に大きく外しているので、あまり参考にしないほうがよさそうだ。
まあ、10万人の増加以上であれば、マーケットは好感するのではなかろうか。予想を若干、下まわったところで、大きなリスク回避の行動が起こりにくそうである。となると、最近の米国債の下落基調がいっそう強まることになり、ドル金利の上昇がドル高の圧力を強めることになる。よって雇用者数が10万人よりも大きいようであれば、ドル円の押し目買いというところだろう。
一方で本当に数字が悪くて、プラスの7万人とかだったら、ドルの投げ売りは避けられないだろう。今年の最安値まであと1円幅もないドル円は、あっという間に80円台の前半まで突っ込むことになるかもしれない。
そうなると80円割れを意識して緊張が高まることになろうが、そちらの方向は想定しにくいので、あまり現実味がないかもしれない。それでも指標が出る前から79.95で売りのストップ注文だけは出しておいて、万が一の場合に備えておくつもりではあるが。
日本時間 18時40分
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