先週の金曜日、注目される雇用統計だった。私のポジションはスクエアのままで向かえることとなった。事前の予想は20万人くらいの増加が見込まれている。
でもたび重なった経済指標の悪化で、少しくらい悪くても想定の範囲内だろうという空気が強くなっていた。だから就業者数は15万人を割り込んでこないとドル売りの相場にはならないと、だいたいの見当はつく。
しかし結果は、24万人以上の増加となった。これはまったくのサプライズだった。ドル円は50ポイントくらい上昇し、ユーロドルは1.44台に突入した。ドルの全面高で反応せざるをえないくらいに、良い結果だったのだ。
どこかでドル買いで参戦しなくては思い、ドルの押し目を待ってみたが、まったくゆるまない。そのうちにユーロドルが急激に戻ってきた。これはドル売りというよりもユーロ円の買いのカバーベースの上げだったのだろう。
1.45台後半をつけにいったがすぐに下がっても来たので、ユーロドルを売ってみたが、1.4528でしか売れなかった。もう一度拭き上がるかもしれないし、1.4550ではすぐにロスカットするつもりであった。
なにぶんにも昨日からコモディティ、なかでも原油価格の値動きがとても軽く、5ドルくらいは簡単に吹っ飛んでしまうのだ。それにつられてユーロドルも動く傾向が強まっていたので、あまり不用意に損したくはない。
外部環境で気になることは、これだけ米国株とかも大きく上昇しているのに、米国債がそれほども落ちなかったことである。リスク資産にもっとお金が回っていって、債券なんか売り浴びせられればいいのにと思っているのに、あまり落ちない。
まだ危険が潜んでいるのだろうか?これが勢いよく落ちてくれないと株高も信用できず、しかるにドル高の根拠も薄弱となってしまうのだった。その不安は的中し、どうやらギリシャがユーロ圏から離脱するのではないかとの観測が浮上してきた。
マーケット全体がリスク回避ムードに染まっていき、私もドルロングをやめようかと思った。しかしこれはユーロの悪材料でもある。もうどうせストップも置いてあるのだから、ということでしばらく様子を見ることにした。
ニューヨーク市場の午後からはユーロ売りが加速してきた。1.44台の中盤ではかなりもんだが、ついには1.43台に突入。私は1.4415でもユーロドルを売り増して、そのまま海外クローズを迎えた。そうした不安材料によって、米国株はすべての上げ幅を吐き出して、リスク回避もともなってユーロ円は4月の安値であった116.47も下回って、ひさしぶりの115円台で終了。
先週、あれだけ激しい動きを見せた原油相場だっただけに、週明けの今日になっても原油が主導する為替相場が続いている。すなわち原油価格が高いときにはユーロドルの上昇で、反対に下落局面ではユーロの売りだ。朝から原油価格は小高く始まっていたので、ユーロドルも高い。昼間に原油が99ドル台に乗せてきたときには、ユーロドルも1.44台に乗せてきてなおも堅調だった。だが原油価格も100ドル台に乗せてきくると、少し動きは鈍くなってきた感じだ。
今晩はイベントが少ない分だけ、余計に原油の値動きに振らされるだろう。中東問題に加えて、ビンラディンに絡んだパキスタンの動静も騒ぎ出している。私としてはユーロ円を116円台のどこかで売り込みたいと考えているのだが、今はまだ模索中である。
日本時間 19時00分
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング) | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)