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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

悪性の円売りとなってしまった
見極めたいのは今晩の海外株の動向

2012年02月27日(月)18:05公開 (2012年02月27日(月)18:05更新)
持田有紀子

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 金曜日は朝からドル円が79円台から80円台に戻してスタート。これは日経新聞の朝刊に年金運用の不正が大きく取り上げられたこともあろう、日本売りの様相を呈するのではないかとの観測に基づく面もあった。日本人は気軽に考えているのかもしれないが、海外勢はこのような不祥事を極端に嫌う性向が強い。

 アジア時間では反応薄でも、海外市場にシフトすれば、いっせいに円売りにつながるのではないかという見方が出てきてもおかしくはない。ましてや76円台から80円台まで1週間余りで駆け上がってきた直後でもあるので、十分に買い切れていないプレーヤーも多いことだろう。

 そうした出遅れ気味のドル円ブル派にとっては、80円台であっても買っていけるだけの根拠を得たことになる。私もドル円はちょっとブルになりかかっていたところなので、株価の急激な上昇でもあればドル円を目をつぶって買っていこうと考えていたのだが、やはり週の高値である80.40を完全に上回ってきてからである。

 欧州時間が近づくと、いよいよドル円は高値トライが始まった。ユーロ円のほうが勢いがありそうだが、ドル円のほうが前日の安値が79.83なので近いところにストップ注文を置ける。79.80でロスカットすることにして、79.48でドル円を買っていった。買った後は80.65近くまでは上がったが、さすがに一服している。その半面、ユーロ円は押し目もなく堅調に推移。あ~、また選択ミスか。とりあえずストップ注文も置いてあるのだから、しばらく様子を見るしかない。

 私の最大の関心事は株価であった。円が全面安の相場になっているのだから、リスクテークでそうなっているのか、純粋に日本売りの側面を持って円が売られているのかを判断しなくてはいけない。米国株がオープンするまでは6時間近くもあり、グローベックスでは米国株はあんまり値動きがない。

 その一方で日経先物がナイトセッションに入ってから値を飛ばし始め、東京クローズが9640円で高値引けしているのに、さらに高値攻めをして9700円台をやっている。これではリスクテークのほうだといわんばかりだ。まあ、私にとってはリスクオンであろうが、日本売りであろうが、ドル円ロングなのだから構わないのだが…。

 ニューヨーク時間になると、ユーロドルが上がり始めた。1.34台に乗せてきていたが、しっかりと値固めをした後、さらに上値追いに。ユーロ円も108円台にまで乗せてきた。ドル円は下がりはしないものの、ペースがのろい。寝る前に80.70くらいまで上がってきたので、ストップ注文を80.45まで上げておいた。ニューヨーククローズを見ようと思って早く起きたが、米国株はぜんぜん上がっていない。

 やはりリスクテークではなかったのだろうと思う。6時を回って駆け込み的な円売りが出て、ドル円もユーロ円も一段高し、そのまま高値引けとなった。私も買い増そうと思ったが、オーバーウィークエンドのリスクもあることだし、どうせ買うならば週明けの早朝でもよいと思って、何もしないことにした。今朝がた81.67近辺までさらに上昇してきた。念のために一度利食うことにした。

 それにしても問題の円売りである。リスクテークではなさそうだが、日本株だけ調子に乗って高いので判断に困った。リスクテークであればドル円の上値の余地も株価次第ということになるのだが、これが不祥事による日本離れだったら、もっと円売りが進んでもよさそうなものだと考えている。

 具体的にはドル円の83円台や、ユーロ円の112円台も不思議ではないということ。それを見極めるのが本日の日本株なのだが、後半は垂れてきた。ドイツ議会でのギリシャ支援での投票などもあるが、ギリシア関連は何が出てもすでに織り込み済みになるだろうから、相場を動かす原動力にはなりそうもない。


日本時間 18時15分

 

 


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