昨日、アジア時間でもじりじりとリスクテークの方向で動く気配はあったが、欧州時間に入るとさらに株価が上昇してきて、マーケット全体がリスクテークに向かっていった。これはギリシャの債務交換の期限が迫るなか、民間部門もどうせ妥協するだろうとの楽観的な観測が先だったからだろう。欧州株が大幅高となっており、グローベックスでの米国株もそれなりに上がり出した。
私はスモールでユーロ円でもロングにしておこうかと思った。ECB(欧州中銀)の金利会合が予定されているが、利下げ見通しもすっかり後退し、コンセンサスでは変更なしになっている。その意味での注目度はないが、このところの原油高、ユーロ安のなかでインフレを気にする可能性もあり、タカ派的な文言が出てくる可能性もある。
東京時間でユーロ円はすでに106円台を大きく上回って107円台のミドルをやっていた。ちょっと上を買って行くのは怖いが、まあ、それでもスモールポーションにすればよいというで、買っていった。107.60であった。スモールポーションにしているので、大きめにリスクを取るつもりで、60ポイントで損切りの、120ポイントの利食いか。
そう思って107.00で損切りの、108.80で利食いのOCO注文だけ置いた。ECB会合がはじまるまえにユーロ円は108円台には乗せてきた。しかしその後は108円台前半で止まってしまい、あまり動きがない。ドラギ総裁の会見がはじまり、景気見通しに関しては明るいことを言っていて、前回の内容と変わり映えしなかった。ECBとしては今年度の見通しを下方修正もしていて、一方ではやはりインフレ率は上方修正。結局は大きくどちらかに反応する材料にならなかった。利食いポイントには届かず。
そのままOCO注文を続行して、あとは翌朝のお楽しみということで、マーケット任せとすることにした。ニューヨーク市場でも、ギリシャの民間債務者が交換に応じる比率が80%を上回ってきたということでリスクテークは続き、クロス円全面高だったようだ。しかし本日のアジア時間でも日本株も好調であったにも関わらず、私の利食いポイントはこなかった。とりあえず利食い千人力をやって、雇用統計まで私も様子見にはいっている。
今朝は日本株のSQ値の決定があって、3月もののオプションなどのショートカバーも多かったのだろうが、日経先物は1万円の大台を目前にしているまで上昇した。これにつられてアジア時間でもリスクテークの様相となっており、昨日、大きく上げたクロス円は今日も堅調である。ドル円はほんの数ポイントだが、今年の高値を更新した。今夜の雇用統計にむけてもリスクオンの姿勢で臨みたいという市場参加者の意識がよくわかる。
そのくらいにアメリカの雇用関連のデータには、かなりの改善の傾向がみられており、今回もドル高が進むのかもしれない。今回の予想は、就業者数が21万人の増加で、失業率は変わらずの8.3%である。しかし先日のADP指数も堅調な結果だったことから、やはり予想よりも良いほうを望んでいる声が強いようだ。それは裏返すと、あまり良くない結果に対しては、脆いことを意味する。
もしドル円が82円台に乗せてきたり、ドル買いとしょうしてユーロドルも1.31台に沈んできたりしたならば、私もトレンドフォローでドル買いでついていきたいとは思う。とはいえ、リスクテークくらいでドル円が上がっているのならば、それまでの高値をバックにして思い切って逆張りショートの方が面白いのではないかとも考えている。
日本時間 18時30分
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