■米国の経済指標、結果はマチマチ…
また、米国に目を向けてみると、5月22日(火)に、米リッチモンド連銀が発表した5月の製造業景気指数は「4」となり、市場予想平均の「11」を下回っています。
同日の米リアルター協会(NAR)が発表している米中古住宅販売件数の4月分は、年率換算で「462万件」と、市場予想平均の「461万件」程度を上回り、強弱マチマチの結果となりました。
とはいえ、やはり米国経済についても安心して見ていられるような状況ではないということが言えると思います。
このように、今週(5月21日~)の材料を勘案すると、先週(5月14日~)と同じ見方となりますが、今の世界経済の状況はとても深刻な状態だと考えておいたほうがいいと思います。
【参考記事】
●ギリシャ連立協議不調! 6月に再選挙へ。米ドル/円、クロス円は売り姿勢を維持!(今井雅人、5月17日)
■引き続き、クロス円、米ドル/円は売り姿勢維持
基本的にはクロス円、米ドル/円、株式ともに売り姿勢をそのまま維持しておきたいと思います。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)
そして、これも先週(5月14日~)に引き続きですが、ギリシャの総選挙が6月に控えていますから、ギリシャ問題が少し先送りになっているわけです。
そのため、今現在、ユーロは軟調な動きを見せていますが、そのまま一方的に売られ続けるというよりも、若干戻す場面があるかもしれません。
突っ込んで売るのではなく、「戻りをていねいに売る」という感覚で相場を見ておきたいと思います。
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