今週(10月8日~)に入って他の主要通貨がレンジ圏内で推移しているのとは対照的に、ユーロ/豪ドルと豪ドル/NZドルは乱高下を繰り返しています。
今週(10月8日~)の相場の中心は豪ドルクロス(豪ドルと米ドル以外の通貨との通貨ペア)でしょう。
■追加利下げが予想されている豪ドルの上値は限定的?
さて、今週(10月8日~)の株価の下落に直面すると、先週(10月1日~)、RBAが利下げに踏み切ったことが納得できます。
オーストラリアはグローバル経済の動向に大きく依存しており、世界経済の停滞を予見し、早めの追加利下げに踏み切ったのでしょう。
先日、IMF(国際通貨基金)が世界景気見通しを下方修正していることも今週(10月8日~)のリスク許容度の低下を誘因しています。
ともあれ、景気動向に敏感なハイテク関連株が軟調なこともあり、先週(10月1日~)の米雇用統計の好結果にも関わらず、当面リスク許容度は低下気味。
10月は米国株が軟調に推移する傾向にあるため、ヘッジファンドの友人も今週(10月8日~)の米国株の下落には神経質になっています。
加えて、金利先物市場では依然として追加利下げが予想されている豪ドルの上値は限定的だと想定され、米国株が続落するようであれば、豪ドルも再び軟調に推移するのではないでしょうか。
豪ドル/米ドルのサポートは1.0150ドル、豪ドル/円のサポートは79.50円であり、リスク許容度が低下する中、豪ドルがこの水準を維持できるかに注目です。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:豪ドル/円 4時間足)
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