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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル円103円台をキープできず、
FOMC前のセンチメント調査に注目

2013年12月16日(月)15:59公開 (2013年12月16日(月)15:59更新)
持田有紀子

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 先週は米議会で予算についての合意も近いということで、緩和縮小への道のりは縮まったという観測が強まった。9月のFOMCで小規模であっても、緩和縮小に向かうだろうとされていたのに、それができなかった最大の理由が10月にも起こりうるとされた政府のシャットダウンであったからだ。

 しかし今回のFOMCに向けては株価は高いし、企業業績も良い。そして11月、12月に発表された雇用統計も良くなっているとなれば、テイパリングを遅らせる理由に乏しいという見方からだ。それを反映して、資産購入の対象である米国債の価格が下落。10年ものの利回りは、9月初旬のテイパリング期待の最も高まった時期に付けた3.00%に次ぐ高いところまで、2.88%まで上昇してきた。

 ドルの短期金利はそれほど上昇していないものの、長期金利がここまで上昇してくると、いずれ短期金利もゼロ金利政策からの出口を迎えるだろうという話につながる。それでドルの魅力は上昇して、ドル買いに弾みがついた。金曜日にはドル円は今年の最高値であった5月の103.72をついに上抜け。103.91まで高値を拡げた。ユーロ円のほうが先に今年の最高値をつけているので、順番としては通例のとおりで、ドル円が後となっている。

 でもドル円は高値トライはしたが、欧州序盤にいたってはだいぶ垂れてきた。104円台にも乗せて行って、もっと走るかと思われたが、早朝から買い進んでいたので、ポジション的にはもう上値攻めするだけの余力もなかったのだろう。それは値動きのスピードを見ていてもわかった。今買わないと先がないぞ、という買い方ではないのだ。一部の短期筋が試しで買っている。そんな具合であった。

 私はとりあえず上値失敗をトレースして、ドル円のショートで入ってみた。103.56で売った。もちろんトレンドには逆らっているので、すぐに損切るつもりである。15ポイントも耐えればいいところかな。できればフレッシュ・ハイということで、103.95あたりまで持てればいいのだが、海外市場ではあまりにも材料が少な過ぎて、そんなにダイナミックに動くとは思えなかったからだ。逆にいうと、私が利食いできても、最大で20-30ポイントしかないだろうということだ。そういう軽い気持ちでのドル円ショートメークだった。

 ドル円はしばらく103.50近辺でとどまったが、ニューヨーク勢が参入してくると、やや重たくなってきた。そして唯一の経済指標であるPPIが出ると、ドル安の方向で進んだ。ドル円も私のターゲットである103.30をも割り込んできたので、さっそく利食い。その後もズルズルと下げっていって、103円を割り込みそうなほど。結局は夜中に瞬間的に103円割れを喫したようだが、すぐにユーロ円で買いが入って、103円台でのプレイが続いた。

 さて今朝は日銀短観が発表されたが、結果は予想よりも良かった割には、これでは物足りないというふうに見られて、株価は安かった。それでややリスクオフにもなっており、ドル円は安値攻め。早朝から買っていた向きのポジション調整が急がれているようで、金曜の海外市場でも粘ってキープしていたドル円の103円台だが、あっさり割れてきた。そしてあまり反発力もあい。

 今週の注目はFOMCになるのは当然だが、その前にセンチメント系の指標が多く出る。今晩もドイツの景況感、エンパイア指数などで、マーケットを動かしそうなものが出る。世の中は緩和縮小もありえるということで臨んでいるようなので、景況指数が良ければ長期金利のいっそうの上昇を促し、それがドル買いを導くことにもなりそうだ。結果が出てからでも考えたいが、米国株の動向も気になるのでユーロドルで追随したいものだと考えている。


日本時間 15時40分


 


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