2月の中旬から為替相場ではダイナミックさを欠いている。一日の値幅も小さくなっている。ドル円が50ポイントも動かないのは仕方がないにしても、ユーロドルまで値幅が小さい。100ポイントも動こうものならば、大相場だったと印象すら与えかねない状態である。
そして必然的に私のような日計りトレーダーは10ポイント狙いの取引が多くなる。10ポイントも取れれば、その日は成功だということだ。逆に考えると10ポイントを取りにいくのだから、損切りも幅も小さくならざるをえず、近すぎてストップ注文も置けないくらいだ。
こういう状況ではあまりトレンドフォローも効かない状況が続いているし、ここは長めに見て中期的なレンジ取引でポジショニングした方が楽でいいのかもしれない。
昨日の欧州序盤ではドル円は102円台のミドル。これは先週も止められたレベルであるので、上値の抵抗がどのくらいかを確かないといけない。とくに102.70アッパーにオファーがたくさん並んでいるということもなさそうだ。
しかし足元で地政学的なリスクの増大が騒がれている最中なので、売り場としてはテクニカル面から言っても絶好の場所である。私も逆張りにはなるが、ドル円を102.55で売ってみた。先週来の高値を越えてくる102.70で買い戻しのストップ注文を置いておく。
ドル円は102.64まで上がって、ドイツの景況感のデータが出た。製造業もサービス部門も予想を下回った。ユーロはもちろん売られた。ユーロドルは1.38台に乗せていたのに、50ポイント以上も急落。ユーロ円も売られたのでドル円もつられ安はしたが、あまり深押しはない。ユーロドルを売っておけばよかった。ユーロドルは安値圏で張り付いたまま、ニューヨーク時間に入った。ドル円は102.50をはさんだ動きで鈍い。
オランダのハーグでG7は行われているものの、出てくる内容は予想されたものを越えることはないだろう。それが材料になるとは思われない中で、米国株は強く始まった。このまま持っていても、ドル円は102円ちょうどを割りこんできそうにもない。そこで私は102.36で買い戻した。やはり10ポイント余りを取るのが精いっぱいの結果になった。
しかしその後は急速にリスク回避が進んだ。ロシア側から出てくる情報では、もうG8には頼らないとか、中国やインドのほうに注力すべきだ、などと強気のコメントがでてきたのも地政学的なリスクを高めたのだろう。ニューヨーク時間ではドル売りが強まって、ユーロドルは1.38台の後半まで急上昇する局面もあった。その割にはドル円はほとんど動いていない。
今日もドル円は昨日のレンジをコアにして動くのだろう。ユーロドルは再び1.39台という高値を意識する展開になってきている。今晩の経済指標はケースシラーや新築住宅販売など住宅関連が並んでいる。しかし市場の関心は相変わらずウクライナ情勢に集まっているので、株価の動きを中心にしたリスクの動向をウオッチしなければいけないだろう。
日本時間 15時50分
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