■米ドル/円は上値の重い展開へ
また、11月13日(月)に、黒田総裁が金融緩和の限界に関して発言をしていることもあり、さらなる日銀の金融緩和は期待できず、積み上がった円売りが手仕舞いされやすいように思います。
ちなみに、米ドル/円がリーマンショック以降の高値である125円台をつけた2015年5~6月のIMMポジションの量は約11.6万枚の円売りでした。
過去の推移を見ていると、円売り越しが10万枚を越えてくると、米ドル/円が調整しやすい水準だといえます。

(Bloombergのデータを元にザイFX!が作成)

(出所:Bloomberg)
今回も13万枚台と、かなりの円売り越しに偏っているため、新たな材料が出ない限り、このポジションが手仕舞いされるのではないかと思います。
したがって、米ドル/円は上値の重い展開が予想されます。
■トレードは感謝祭前の戻り売りを継続
米ドル/円の111.40~60円にはサポートもありますが、感謝祭前でもあり、ポジションの手仕舞いが出やすい時期でもあり、113円台はレジスタンスもあるので、戻り売り継続で考えています。
【参考記事】
●ドル/円はポジション調整狙った戻り売り。でも、感謝祭後はドル高と考える理由は?(11月14日、バカラ村)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
米ドル/円が上昇する材料としては、米税制改革がありますが、11月26日(日)まで米議会は休会のため、上昇するような大きな材料は出てこないのではないかと考えています。
【参考記事】
●米ドル/円、下落なら断続的に買い下がり! 112円半ば~112円割れは絶好の買い場に(11月16日、今井雅人)
今週(11月20日~)は感謝祭があるので、大きな動きは期待できないですが、ポジション調整が出やすい時期のため、米ドル/円は戻り売り継続で考えています。
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