■日経平均に相場の転換を示唆するローソク足が発生
日経平均は、9月からほぼ一方的な上昇トレンドに入り、2カ月あまりで4000円を超える上昇をしてきました。
11月9日(木)の日中には大幅に上昇し、2万3000円台の大台を超えて、一時、2万3382.15円まで上昇したものの、後場に入ってからすぐに急落。
結局、その日はかなり乱高下して、日足チャート上では、高値圏で上下に大きなヒゲをつけたローソク足が発生しました。
(出所:Bloomberg)
通常、高値圏でこうした形が発生した場合、相場の転換を示唆するということが、よく言われています。
【参考記事】
●日経平均は2万3000円突破で過熱気味? ドル/円は日本株反落による調整に警戒!(11月9日、西原宏一)
実際に、翌日10日(金)から日経平均は下落を続け、一時、2万2000円を割り込んで下落。本日、16日(木)の東京市場では、寄り付き直後に一時、2万1972.34円まで値を下げました。
ここまでの動きは、外国人投資家の売りが、主たる下落要因だったようです。
■米ドル/円には日本の機関投資家による断続的な買い
こうした株式市場での混乱を受けて、市場全体がリスクオフの形となり、米ドル相場も急落。
米ドル/円も一時、112.485円まで、米ドル安・円高が進みました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
対ユーロでも米ドル安となり、ユーロ/米ドルは一時、1.18606ドルまで上昇しました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
その後の動きですが、米ドル/円に関しては、断続的に日本の機関投資家の米ドル買い注文が入っていたために、落ち着いた動きとなってきて、それに合わせるような形で、株式市場も落ち着きを見せています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
16日(木)の東京市場では、日経平均は安値を付けた後から買い戻しが入り、前日比で320円以上、上昇して引けています。
(出所:Bloomberg)
私自身も、今回の乱高下の中で、少し気持ちが悪かったので、米ドル/円のロング(=買い)ポジションを、すべて決済してしまいました。
さて、ここからの展開ですが…
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