■ユーロ/米ドルは長期上昇トレンドが期待できる展開に
1月25日(木)のECB理事会では、フォワードガイダンスの変更はありませんでしたが、3月に変更される可能性は出てきています。
さらに、ユーロ圏の景況感の良さもあって、ユーロは底堅い展開が続いています。
ユーロ/米ドルの週足を見ると、1.03ドル台で大底を打ち、中段もみ合いとなる1.21ドルも越えてきているため、まだ長期の上昇トレンドは期待できそうです。
【参考記事】
●ユーロ/米ドルに1.26ドルまでの上昇余地! 米ドル/円は季節的に上値が重い時期!?(1月16日、バカラ村)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足)
■今週はトランプ大統領の一般教書演説に注目!
今週(1月29日~)は、日本時間31日(水)の午前中に、トランプ大統領の一般教書演説があります。
ここで、トランプ大統領が何を話すかに注目が集まっていますが、インフラ投資や貿易に関する話が出てくるのではないかと言われています。

日本時間の1月31日(水)にトランプ大統領は一般教書演説を行う予定。インフラ投資や貿易に関する発言が出てくると思われるが… (C) Chip Somodevilla/Getty images
インフラ投資に関しては、10年間で1.7兆ドルもの計画が発表されるのではないかと言われていますが、具体的な内容は出てこないと思われます。
保護主義政策に関して、貿易の不公正に言及する内容が出てくるようであれば、円高・ユーロ高・米ドル安に進む可能性が高くなります。
【参考記事】
●米通商問題が争点となり米ドル安が進む。ドル/円は110円が決壊! 次は105円へ…!?(1月25日、西原宏一)
先週(1月22日~)、トランプ大統領はセーフガード(輸入禁止措置)を発動する大統領令に署名したので、中国との貿易戦争になりつつあります。
その点からも、一般教書演説で貿易に関する発言が出てくる可能性があり、そうであれば、米ドル安に推移する可能性が出てきます。
■米ドル/円は107円台半ばをターゲットにした戻り売り
米ドル/円は、大きなレンジとしては107~115円ですが、黒田総裁の発言もあり、海外勢は円高に仕掛けたいと考えているため、昨年(2017年)9月の安値(=2017年安値)、107.32円を下抜ける可能性があります。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
まずは、110円までの戻りをメドに、107円台半ばをターゲットにした、戻り売りではないかと考えています。
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