■米通商政策が意識されて米ドル安に!?
先週(2月19日~)は米大統領経済報告が公表されましたが、貿易収支不均衡の是正に関して、為替レートを使って調整することが、1つの手段と捉えられていました。
【参考記事】
●トランプ政権がまた米ドル安を容認した!? ドル/円は106円台~108円台へレンジ入りか(2月23日、今井雅人)
ここからも、今後も通商政策が話題となりやすく、米ドル安へ推移していく可能性が高いのではないかと思います。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 週足)
米長期金利が上昇すると、株式市場は下落しますが、ただ、下降トレンドが続くというよりは、下がったところは買われやすいのではないかと考えています。
米国だけでなくユーロ圏なども景況感が良く、さらに、米税制改革やインフラ投資などもあるため、株式市場が下がり続けると考えるよりは、下がったところは買われる、と考えています。
ただ、米長期金利が上昇トレンドのため、株式市場の上昇は鈍いものになるのではないでしょうか。
■米ドル/円は108円台前半を超えるかがカギ!
米ドル/円は、2月16日(金)に105.55円の安値をつけてから反発しましたが、107.90円までしか上昇せず、上値の重い展開が続いています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
パウエルFRB議長の議会証言で方向が変わる可能性もありますが、108円台前半は昨年(2017年)から何度もサポートされたところになるため、ここを越えることができない間は、下降トレンド継続と考えておくべきだと思います。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
■ユーロ/米ドルは1.20ドル台まで調整!?
ユーロ/米ドルは1.2555ドルまで上昇しましたが、前回のコラムでも書きましたように、包み足となったため、下げてきています。
【参考記事】
●米ドル/円が底を付けたと考えるのは早い。現在最強通貨の円はさらになぜ買われる?(2月20日、バカラ村)
今はまだ、1.22~1.25ドルのレンジ内ですが、上昇が一服しているため、1.20ドル台への調整もあるのではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)
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