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リーマン・ショックにアベノミクス相場!
プレイバック、平成30年間の米ドル/円相場

2019年05月01日(水)東京時間 00:00

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■ショック連発! 変動相場制以降の戦後最安値へ

米ドル/円 月足(クリックで拡大)
米ドル/円 月足

(出所:Bloomberg)

 2006年(平成18年)ごろにピークを迎えていた米住宅バブルが崩壊し、2007年(平成19年)8月の「パリバ・ショック」でサブプライムローン問題が表面化。円高が大きく進みます。こうした中で、ミセス・ワタナベによる円キャリートレードの解消も巻き込むと、米ドル/円は2008年(平成20年)3月に100円を割り込みます。

 いったん下げ止まりますが、2008年(平成20年)9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たんを機に、100年に1度と言われた世界的金融危機、「リーマン・ショック」(※)が起こると、比較的安全とみなされる円を買う動きが活発化。まさに、「リスクオフの円買い」ですね。

(※「リーマン・ショック」は和製英語。英語圏では「国際金融危機」(the global financial crisis)や「2008年金融危機」(the 2008 financial crisis)などと呼ぶのが一般的)

【参考記事】
リーマン・ブラザーズ破綻で為替はこれからどう動く?(1)~ドル/円は95円を割れる!~
リーマン・ブラザーズ破綻で為替はこれからどう動く?(2)~クロス円の下落で大騒ぎになる!~

 FRBによる矢継ぎ早の金融緩和で、米ドルの下落は落ち着きますが、ドバイ・ショック(2009年11月)、ギリシャ政権交代からはじまった欧州債務危機(2010年10月~)、東日本大震災(2011年3月)、米国債ショック(2011年8月)など、リスク回避的な円高を誘発する材料が断続的に続き、米ドル/円は2011年(平成23年)10月31日に、変動相場制以降の戦後最安値、平成時代の安値ともなる75.35円をつけるに至ったのです。

 ちなみに当サイト、ザイFX!がオープンしたのは、パリバ・ショックとリーマン・ショックの間となる2008年(平成20年)4月1日。サブプライムローン問題の真っ只中でした。

【参考記事】
【ザイFX!10周年】この10年間を振り返る。米ドル/円の大底を見事に当てた人は誰?

■相場の潮目を変えた「アベノミクス」

米ドル/円 月足(クリックで拡大)
米ドル/円 月足

(出所:Bloomberg)

 2012年(平成24年)序盤の米ドル/円は、欧州債務危機によるユーロ/円の下落が影響して上値重く推移しますが、年後半になって状況が一変します。

 おそらく、多くのFXトレーダーにとって、実際に経験していたり、認識ある時期になるのではないでしょうか。12月に誕生した第2次安倍内閣が掲げた一連の経済政策、「アベノミクス」によってもたらされた円安相場の到来です。

 米ドル/円は安倍政権の発足前から上がりだし、2013年(平成25年)1月にはあっさり90円を回復。同年4月からはじまった、日銀の前例のない大規模金融緩和政策も後押しとなり、近年になかった凄まじい勢いで上昇。

【参考記事】
黒田日銀が“異次元の緩和策”を発表! 米ドル/円は急上昇し、95円台へ!!
サプライズの日銀追加緩和決定で円全面安。ドル/円は111円台へ、日経平均755円高!

 2015年(平成27年)1月のスイス・ショックに伴う急落をこなすと、米利上げ期待による米ドル高も背景に、6月にはリーマン・ショック前の水準をわずかに上回る、125.86円まで駆け上がります。

【参考記事】
ユーロ/スイスフランが約3800pips大暴落! スイス中銀が防衛ラインの撤廃を発表!

 しかしながら、2015年(平成27年)8月の中国株暴落で市場にリスクオフムードが台頭すると、2016年(平成28年)1月のチャイナ・ショック以降は急速に値を崩し、英国がEU(欧州連合)離脱を決めた2016年(平成28年)6月には100円割れまで暴落。

 そして、2016年(平成28年)11月の米大統領選挙で、一般的には劣勢と見られていたドナルド・トランプ氏が勝利すると、米ドル/円はいったん105円台から101円台まで急落しますが、すぐにトランプ相場と言われる強烈なリスクオンが起こり、わずか1カ月程度で118円台まで急騰しました。

【参考記事】
緊急特集:EU離脱・英国国民投票まとめ。まさかのEU離脱で世界に激震
米大統領選挙は予想外のトランプ氏勝利! リスクオフで米ドル/円急落も意外な動き…

 その後は、トランプ大統領の保護主義的な政策が注目を集め出すと、2017年(平成29年)は米ドル安が進行。北朝鮮のミサイル発射実験に伴う地政学リスク、2018年(平成30年)2月のVIXショック、今年、2019年(平成31年)1月のフラッシュ・クラッシュを経ながらも、米ドル/円はおおむね105円~115円を中心とした上下10円ほどのレンジを行ったり来たりする動きにとどまり、平成相場は幕を閉じました。

【参考記事】
NYダウ、史上最大の暴落にVIX指数の影。ビットコインも真っ青。2日で96%下落って!?
フラッシュ・クラッシュの真犯人はトルコリラ!? クラッシュ時もスプレッドが優秀なFX会社は?

■平成の米ドル/円は適正水準と比べてどうだった?

 かなり駆け足でしたが、さすがに30年以上の動きとなると、それなりのボリュームがありましたね。

 改めてざっくり振り返ると、平成時代の米ドル/円の高値は1990年(平成2年)4月の160.20円、安値は2011年(平成23年)10月の75.35円。短いときで1年3カ月、長くて5年を1つの転換点に、山と谷を形成しながらも、山を切り下げながら最安値をつけるまでは、緩やかな下落傾向が続いた感じです。

その流れを断ち切ったのが、2012年(平成24年)末にはじまった、アベノミクス相場と考えることもできそうです。

米ドル/円 月足
米ドル/円 月足

(出所:Bloomberg)

 為替レートはさまざまな要因で変動しますが、その決定要因を説明する概念の1つに「購買力平価」が知られています。

 同じ製品ならどの国で購入しても価格は変わらないので、為替レートは2つの国の同じ商品を同じ価格にするように動くと考える「絶対的購買力平価」と、2国間のインフレ(物価上昇率)の差が為替レートに反映されると考える「相対的購買力平価」があり、現在は主に相対的購買力平価が、長期的な為替レートの適正水準を測る手がかりとして知られています。

米ドル/円と購買力平価の推移

※公益財団法人 国際通貨研究所のデータをもとに、消費者物価指数にもとづく相対的購買力平価を掲載
※米ドル/円のレートはBloombergのデータをもとに各月の終値を採用
※1989年1月~2019年2月までのデータをもとにザイFX!が作成

 上のチャートは米ドル/円と、消費者物価指数をもとに算出した米ドル/円の相対的購買力平価を重ねたものです。平成時代の相対的購買力平価は、全体的に緩やかな低下傾向を続けてきました。要するに、米国の物価上昇率の方が日本の物価上昇率よりも総じて高い傾向にあったわけです。そして、実際の米ドル/円は、消費者物価指数をもとに算出した相対的購買力平価で適正価格とされる水準よりも、常に円高で推移してきたことがわかります。

 為替レートは、2国間の物価上昇率の差だけで決まるほど単純なものではありませんが、アベノミクス相場がはじまるまで続いた米ドル/円の下落傾向は、購買力平価にもとづく米ドル安・円高バイアスにも、後押しされてきたと考えることもできそうです。

 また、アベノミクス相場以降の米ドル/円は、政府・日銀が一体となった円安誘導策(表向きにはそうとは言われていませんが…)で購買力平価に接近したものの、それがレジスタンスになって上値が抑えられたように見えなくもありませんね。

■「株高・円安」と「株安・円高」の関係は本当だった?

 ここからは、他の金融資産などと米ドル/円の値動きを重ね合わせて、平成時代の相場を見ていきたいと思います。為替レートはこれらの動きに影響を受けることも多いからです。

 まず、米ドル/円と密接な関係にあるのでは?と考えられるのが株式、特に日経平均の動向になるのではないでしょうか。「鶏が先か卵が先か」の議論のように、株高になったから円安になるのか、円安になったから株高になるのかはハッキリわかりませんし、必ずしもそうでないときもありますが、日本の大企業に海外の依存度が大きい製造業が多いことからも、特に近年は、米ドル/円相場と日経平均には、それなりの相関関係があると考えられていることが多いようです。

 せっかくなので、平成時代の日経平均の月足チャートに、株式市場で特に話題となったトピックスを記したものも作成しました(チャートをクリックすると表示される拡大画像では、さらに詳しく紹介しています!)

日経平均 月足(クリックで拡大)
日経平均 月足

(出所:Bloomberg)

 そして、米ドル/円と日経平均を重ねた月足チャートが以下になります。

米ドル/円(右軸)・日経平均(左軸) 月足
米ドル/円と日経平均 月足

(出所:Bloomberg)

 こうして見ると、最初は相関性が高く、その後、1990年代後半から2000年代前半にかけては、逆相関の時期が結構あったことが確認できます。これは、日経平均はバブル崩壊の後遺症を引きずっていたけれど、米ドル/円は米ドルや国際金融市場の動向に強く影響を受けたりしていたことが、関係しているのかもしれません。

 ただ、その後は相関関係が復活し、特にアベノミクス相場以降は、極めて高い相関性が認められます。ここ数年、「円安・株高」、「円高・株安」の両方がセットで語られることが多くなったのも、うなずけます

■米ドルの動きなしでは語れなかった30年間

 米ドル/円と相関性が高いと言われているものには、ほかにもドルインデックスや米長期金利(10年物国債利回り)などが挙げられます。

ドルインデックスは主要通貨に対する、米ドルのレートを指数化したものです。為替市場では一般的に、ICE(インターコンチネンタル取引所)傘下の電子取引所、ICE Futures U.S.が算出するドルインデックスが注目されます。

 ユーロが構成比率の57.6%を占めている(円は13.6%)ため、ユーロ/米ドルとの相関性が非常に高いことで知られていますが、ドルインデックスの動きは米ドルの総合的な強弱を表していると捉えられるので、米ドル/円の動向にも、それなりに関係していると考えられます。

米ドル/円(右軸)・ドルインデックス(左軸) 月足
米ドル/円とドルインデックス 月足

(出所:Bloomberg)

 常に同じというわけではありませんが、長期的な推移では、結構似かよった動きをしています。やはり、米ドル/円と米ドル全体の動向は、決して切り離して考えることはできない関係にあるのがわかります。

次ページでは、金利などとの相関関係もチェック! そして、令和時代はどうなる…?)

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