■英ポンドは次の上昇で5波動目に突入か
英ポンド/米ドルは、まだレンジ内での推移が続いていますが、エリオット波動的には、いまだに4波動目の時間調整だと考えています。
【参考記事】
●ポンド/ドルはエリオット波動の4波動目。教科書的には1.33ドル台へ上昇しそう(11月19日、バカラ村)
4波動目の中の、さらに小さな波動カウントからは、現在の下げが調整の最後の波動となり、次に上昇が始まったときが、5波動目になる可能性が高いのではないかと考えています。

(出所:TradingView)
■今週は米感謝祭。年末商戦へ
今週(11月25日~)は、28日(木)に米感謝祭の祝日があり、それ以降は、年末商戦に入っていくことになります。
ここでリスク回避の材料が出てくると、年末商戦にも影響してくるため、トランプ大統領としては、米中の第1段階の合意をしたいのではないかと思います。
ただ、株式市場はリスク選好になっているものの、為替市場にはリスク選好の動きが出てきていない状態が続いています。
ほとんどが横ばいですが、その中でも、ユーロや豪ドルは、上値の重い状態が続いています。

(出所:TradingView)

(出所:TradingView)
豪ドルは、11月19日(火)にRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])理事会の議事要旨が公表され、その中で、利下げを検討していたことがわかりました。来年(2020年)もまだ、利下げをすることが見込まれています。
また、本日(11月26日)は、ロウRBA総裁の講演もあり、ハト派な内容になりやすいのではないかと思います。
【参考記事】
●米ドル/円の下げは限定的か。リスクオン継続の中、豪ドル/米ドルの200日線に注目!(11月5日、バカラ村)
●政治的要因に変化なく、レンジ相場続くか。レンジトレードの4つのポイントを考察!(11月21日、今井雅人)
■ユーロ/米ドルは戻り売りの繰り返し
ユーロも、ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁の講演があり、財政出動の必要性を強調する内容もあったものの、ECBの金融緩和策は継続していくことが示されています。
ドイツの経済指標も下げ止まりを見せていることから、ユーロを積極的に売る状況ではありませんが、ユーロ圏のマイナス金利からは、ユーロを買い続けるのも難しく、財政出動となるまでは、ユーロは戻り売りの通貨ではないかと考えています。
ユーロ/米ドルは、1.10ドルを中心とした推移が続いていて、トレンドがないものの、戻り売りを繰り返すような状況がまだ、続くのではないかと考えています。

(出所:TradingView)
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