■米ドル/円は3年連続の小動きに…
今年(2019年)も残り、1週間となりましたが、米ドル/円は年間のレンジ幅が104.45~112.40円となり、8円に満たない値幅となっています。

(出所:TradingView)
米ドル/円の、過去の年間平均値幅は15円前後になり、この点から比較すれば「小動きだった年」となります。さらに、これまでの過去最小だった年(2018年)の値幅は約10円ですから、それと比較しても、かなり小さな動きでした。
【参考記事】
●ザイFX!で2019年を振り返ろう!(1) 大暴落後は動かない、動かない、動かない
今年(2019年)は、大幅に最小値幅を更新しそうな状況です。
3年連続で値幅が小さいことから、来年(2020年)こそは大きく動いてほしいと、期待したいところです。
■2020年の米ドル/円はどうなる?
今後のイメージとしては、米長期金利は底打ちしていますが、FRB(米連邦準備制度理事会)が当面、利上げも利下げもしないことを示唆しているため、米長期金利の上昇には、あまり期待できないと考えています。

(出所:Bloomberg)
米国株の方は、金融政策面の後押しもあり、堅調な推移になりやすいと考えています。

(出所:Bloomberg)
米ドル/円は、これらとの相関性があるため、どちらかというと上目線になりますが、米長期金利の上昇が期待できないのであれば、米ドル/円の上値もあまり、期待できないと思います。
来年(2020年)こそは、大きく動いてほしいですが、結局は、105~115円のレンジでの推移が、まだ続きそうです。

(出所:TradingView)
今年(2019年)も、本コラムを読んでいただいて、ありがとうございました。
今年(2019年)の相場を振り返ると、ダマシの動きが多かった年のように思います。
FXだけでなく、株式を取引している友人も含めて、年前半は難しい相場が続いたという人が多く、後半で取り返したという人が多いです。
来年(2020年)は、しっかりとしたトレンドが出ることを期待したいですね。
次回のコラムは、2020年1月7日(火)となりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、良いお年を。
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