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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

フラッシュ・クラッシュの再来はあるか?
北から米へのクリスマスプレゼントに注意

2019年12月23日(月)16:37公開 (2019年12月23日(月)16:37更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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■フラッシュ・クラッシュの再来はあるか

今週(12月23日~)はクリスマス。為替市場の流動性が低下する時期ですね。

欧米勢は、水曜日(12月25日)まではお休みですし、先週末でポジションを閉じているでしょう。


流動性が格段に低下しますから、何かあれば値が飛ぶリスクはあります

【参考記事】
フラッシュクラッシュから1年。令和最初のクリスマス・年末年始、FXの取引時間は?

カレンダーを見ると、日本勢は今週いっぱい(12月27日)まで通常営業、新年(2020年)は1月6日(月)から、となりそうですね。

日本勢が12月30日(月)から丸々1週間不在というのは長いですね。


1月3日(木)のフラッシュ・クラッシュの記憶も新しいこともあり、円高への警戒感が高まっています。


実際、2009年以降で見ると、1月の米ドル/円は3勝8敗。円高となった年が多くなっています。


ただし、昨年末(2018年末)と違うのは、翌年の見通し


昨年末(2018年末)の2019年予想では、自分も含めて円高との声が多く、それを先取りするかのようにフラッシュ・クラッシュが起きました。


言い換えれば、1年の予想幅を3日間で終えてしまった形です。

【参考記事】
フラッシュ・クラッシュで米ドル/円が暴落! 株の下落を伴えば、100円割れの可能性も!?(1月7日、西原宏一&大橋ひろこ)
フラッシュ・クラッシュの真犯人はトルコリラ!? クラッシュ時もスプレッドが優秀なFX会社は?
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各金融機関の2020年予想は、どうなっているのでしょうか?

米ドル/円の注目度は低いようで、目立つのは英ポンド高やユーロ高、キウィ(NZドル)高の予想


この中だと、英ポンドは今月(12月)1.35ドル台まで上昇し、新年(2020年)を待たずにひと相場を終えてしまったのかもしれません。


米ドル/円のフラッシュ・クラッシュがあるかどうかは、欧米勢が戻ってくる12月26日(木)以降の動向にもよるのでしょう。

【参考記事】
クリスマス前のセル・ザ・ファクトに注意。ユーロ/米ドルに、上昇の可能性あり!?(12月16日、西原宏一&大橋ひろこ)
2大イベント終了で利益確定の動き加速!? トランプ大統領の弾劾裁判の影響は…?(12月19日、西原宏一)

■「隠れQE」の影に本邦機関投資家?

米株は、相変わらず堅調ですね。NYダウは先週(12月16日~)も史上最高値を更新しました。

NYダウ 日足
NYダウ 日足チャート

(出所:Bloomberg)

「隠れQE(量的緩和)によるバブル」という点では一致しているのですが、バブルが米大統領選まで続くのか、近々、腰折れするのかという点では見方が割れています

【参考記事】
今の株高は欧米のQEによるカネ余り相場!? 英ポンドは総選挙に向けた上昇に期待!(11月18日、西原宏一&大橋ひろこ)
ドル/円、バリア突破が110円到達のカギ!? 英総選挙に向けて、英ポンドは1.30ドルへ(12月2日、西原宏一&大橋ひろこ)
英総選挙、12月13日昼前には大勢判明へ。ポンドは急騰か? セル・ザ・ファクトか?(12月9日、西原宏一&大橋ひろこ)
クリスマス前のセル・ザ・ファクトに注意。ユーロ/米ドルに、上昇の可能性あり!?(12月16日、西原宏一&大橋ひろこ)

そもそも、FRB(米連邦準備制度理事会)が資金供給を行う理由となった9月の米短期レポ市場での金利急騰ですが、本邦勢の外モノ投資需要が背景にあったのではとの指摘があります。


しかし、足元では日本の10年債利回りが上昇し、プラス圏に浮上しています。本邦勢は調達コストの高い米ドルでの外債投資を抑えるかもしれません。

日本の10年債利回り 日足
日本の10年債利回り 日足チャート

(出所:Bloomberg)

いつまでもFRBの資金供給が続くと思っていると、突然ハシゴを外されるリスクもありますね。

■北朝鮮からの「クリスマスプレゼント」、中身は?

北朝鮮の動きも気になります。


北朝鮮は、米国への「クリスマスプレゼント」を示唆しており、米軍幹部は長距離ミサイル発射の可能性があるとの見通しを示しています

流動性の薄い時期ですし、北朝鮮のミサイル発射には市場が慣れっこになってしまっていますから要注意ですね。

制裁緩和などを求める北朝鮮が期限としているのは年末。不意の円高リスクを頭に入れておきたいですね。

■米大統領選のカギを握る「RBG」とは?

米国では最高裁人事にも注目が集まっています


米最高裁の判事は9名で構成され、2名を送り込んだトランプ大統領をはじめ、共和党の大統領が指名した判事が5名。


過半数を失った民主党にとって、さらに悩ましいのは「RBG」ことルース・ベーダー・ギンズバーグ判事の存在です。


アイドル的な人気を誇るおばあちゃんで、リベラル派の代表格ですが、86歳と超高齢。健康不安も抱えています。

もし今、退任すれば、RBGの後任にトランプ大統領が指名するのは保守派。民主党は、ますます窮地に立たされるわけですね。

トランプ米大統領写真

トランプ米大統領は就任以来、米最高裁の判事に保守派の2名を指名した。リベラル派の代表格である「RBG」ことルース・ベーダー・ギンズバーグ判事が退任すれば、トランプ米大統領は後任に保守派の判事を指名すると見られている (C) Chip Somodevilla/Getty Images News

それもあって次の大統領選では、民主党、共和党とも、是が非でも勝ちたいわけです。


うがった見方かもしれませんが、堅調な株式市場の背景には最高裁の支配を盤石にしたい共和党の思惑があるのかもしれません。

■ボリスが「BBCをぶっ壊す」!?

英国では、次期BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])総裁が決まりました。2020年3月からは、ベイリー新総裁となります。

英ポンドはブレグジット次第なのでしょうが、ボリス(ボリス・ジョンソン英首相)はボリスでBBCの受信料無料化など、既存の枠組みを壊すような政策を提唱しています。


ブレグジットが片付けば、こうした政策へと注目が移る可能性もあります。

ジョンソン英首相写真

英公共報道BBCの受信料無料化など、既存の枠組みを壊すような政策を提唱しているジョンソン英首相。西原氏はブレグジットが片付けば、こうした政策へと注目が移る可能性もあると見ている (C)Justin Sullivan/Getty Images

今週(12月23日~)の戦略はいかがですか?

クリスマス休暇ということもあり、ムリにトレードする必要はないでしょう。


欧米勢が戻る12月26日(木)以降の動きを見て判断したいと思います。

さて、この連載ですが来週(12月30日)はお休みさせていただき、次回は2020年1月6日(月)にお届けします。


1年間、お読みいただき、ありがとうございました。来年(2020年)もよろしくお願いします。

(構成/ミドルマン・高城泰)

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