■今週前半は、リスク回避になりにくいか
原油価格は急落していましたが、4月2日(木)にトランプ大統領が、「サウジアラビアとロシアが、産油量を最大で日量1000~1500万バレル削減すると予想している」と発言。
Just spoke to my friend MBS (Crown Prince) of Saudi Arabia, who spoke with President Putin of Russia, & I expect & hope that they will be cutting back approximately 10 Million Barrels, and maybe substantially more which, if it happens, will be GREAT for the oil & gas industry!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 2, 2020
4月3日(金)には、OPECプラス(※)が、日量1000万バレルの減産に向けて協議すると報道され、原油価格は上昇しています。
(※編集部注:「OPECプラス」とは、OPEC(石油輸出国機構)にOPEC非加盟の主要産油国を加えた枠組みのこと)

(出所:TradingView)
OPECプラスの協議は4月9日(木)に開催される予定で、ここで合意できるのかはわかりませんが、それまでは合意への思惑・期待が出てくるので、今週(4月6日~)前半は、リスク回避にはなりにくいと思います。
■コロナウイルス相場が終われば米ドル安へ
今週(4月6日~)に関しては、NY州のロックダウンから2週間経ったこともあり、今後は感染者数が横ばい、もしくは安定的に推移するため、リスク回避にはなりにくいでしょう。OPECプラスへの期待もあって、加ドル/円の上昇に期待したいところです。

(出所:TradingView)
ただし、景気の悪化は、これから。株式市場もまだ、戻り局面に過ぎないと考えています。
コロナウイルス相場が終われば、各国の低金利政策や、FRB(米連邦準備制度理事会)の無制限量的緩和もあって、資金の行き場は、株式市場になると考えています。
為替市場に関しては、各国が行っている政策は通貨安となるため、判断が難しいですが、FRBによる無制限の量的緩和は、米ドル安へ作用するのではないかと考えています。
【参考記事】
●コロナ相場が落ち着いてくれば米ドル安へ。英ポンド/米ドルに底打ちのパターン確認!(3月31日、バカラ村)
●FRBが無制限の量的緩和をしてもまだドル高。ドル安に反転してくるのはいつか?(3月24日、バカラ村)
今週(4月6日~)に関しては、リスク回避の後退から、戻り局面としてクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の買いが良いのではないかと考えていますが、大きな流れとしては、まだ、株式市場は下がるときがくると思います。そのときは、為替市場では現金化としての米ドル買いが起きると考えています。

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