■ユーロはサポート水準から上昇も、復興基金の行方次第
ユーロ圏では、独仏が加盟国への支援として、5000億ユーロ規模の復興基金設立を提案したことで、ユーロ/米ドルは1.0770ドル辺りのサポート水準から、1.10ドル付近まで上昇しました。

(出所:TradingView)
支援金は返済の必要がないこともあって、ユーロにとっては良い材料となります。
ただし、5月27日(水)に欧州委員会が復興基金に関する独自案を提示することになっており、この内容次第では、ユーロは売られることになります。
どのような内容になるのか、ユーロの動きは27日(水)を見てからになりそうです。
■今は待ち。もみ合い続くほど、その後のトレンドは強力に
為替市場では、ほとんどの通貨ペアがレンジ相場となっており、なかなか手が出ない状態が続いています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
各国の中央銀行が金融緩和をしており、金融政策面の違いがほとんどなく、動きが出にくい状態が続いています。
英ポンドに関しては、6月末が離脱期限を延期するかどうかを決める期限のため、上値の重い状態が続くと思いますが、主要な通貨は、目先は動きがないままです。
【参考記事】
●トランプ大統領がドル高を容認した理由は? 6月末に向けて英ポンドは上値が重くなるか(5月19日、バカラ村)

(出所:TradingView)
今のようなもみ合いが長く続くほど、その後のトレンドは強くなりやすいため、今は待ちの段階ではないかと考えています。
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