■米ドル安と資源国通貨高がストップ
株式市場に上昇の勢いがなくなったことで、為替市場では米ドル安も止まり、資源国通貨高も止まっています。
【参考記事】
●サイクル崩れ、膠着した相場が米ドル安へ動き始めた! 対米ドルで資源国通貨買い(6月2日、バカラ村)
●株価はピーク到達でクロス円も上昇弱まる。レンジトレードに切り替え! 想定レンジは?(6月18日、今井雅人)

(出所:TradingView)

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欧州に関しては、先週(6月15日~)はEU(欧州連合)首脳会議があり、そこでは復興基金について協議されましたが、合意には至りませんでした。
合意することができればユーロ高になりますが、まだそれも先になりそうです。
■投機筋のユーロ買い越しは11万枚超。上値重いか
ドイツテレコムが、ソフトバンクグループ保有のTモバイル株取得を協議と報じられており、これはユーロ売り・円買いの内容になります。

(出所:TradingView)
どの程度の量が為替市場に出てくるのか、このような報道が出たときには、すでに手当が終わっていることもあって、すぐにポジションは持てませんが、テクニカルも同じ方向に向けば、ポジションは持ちやすくなります。
【参考記事】
●株高についてこないドル/円は104円方向か。ソフトバンクGの売りでユーロ/円が下落!?(6月22日、西原宏一&大橋ひろこ)
IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向も、投機筋の米ドルに対するユーロ買い越しが11.7万枚まで偏ってきており、ユーロの上値は重いのではないかと考えています。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
■豪ドルはレンジを想定した買い方向でのトレード
金融市場は全体的にもみ合いになっていますが、今週(6月22日~)は、もみ合いの中でのレンジトレードで、買い方向でのトレードが良いのではないかと考えています。
豪ドル/米ドルは、昨年(2019年)、0.6670~0.7030ドルのレンジが半年ほど続いていましたが、現在、その水準でのレンジとなっています。

(出所:TradingView)
今回も、このレンジを想定して、買い方向をメインにしたトレードで考えています。
利幅を伸ばそうとすると、もみ合いのため、元に戻されることにもなるので、早めに手仕舞いをしていく方が良いと考えています。
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