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西原宏一_メルマガ取材記事
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

ガイトナー財務長官の発言は信用できず!
米国は「AAA」の格付けを失う可能性も…

2010年04月09日(金)18:31公開 (2010年04月09日(金)18:31更新)
陳満咲杜

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■ドルインデックスのトップアウトが間近になってきた

 足元の為替相場では、全体的に方向感が弱まってきている。

 米ドルは、対円、対ユーロでブル(強気)基調を保っているものの、対英ポンドでは保ち合いとなっていて、対スイスフランでは上げ一服、対豪ドル、対加ドルではベア(弱気)基調を継続といった印象だ。
豪ドル/米ドル&米ドル/加ドル 日足

米ドル/円の上昇は基本的に、株高とリンクしたリスク選好度の高まりの表れと言えるだろう。

 また、ユーロ売りの動機は言うまでもなく、ギリシャ問題に端を発するユーロ圏のソブリンリスク(国家の信用リスク)にあり、英ポンドは、量的緩和継続と政局の混迷が売り要因で、その背景には財政赤字膨張に伴うソブリンリスクもあるだろう。

 半面、豪ドルと加ドルが堅調である理由には、資源国通貨としての評価に加え、利上げ余地とその見通しの広がりが買い材料として、短期スパンにおいて作用しているのだろう。
ドルインデックス 日足(クリックで拡大)
(出所:米国FXCM)

 以上、まとめると、ドルインデックスは依然として昨年5月以来の高い水準にあるが、その一方で、全体の上昇モメンタムが衰弱しているということを見逃してはならない。

 足元の米ドルは、悪材料に満ち、悪い噂の絶えないユーロに対してでさえ、3月につけた高値を更新できずにいる(ユーロ/米ドルのチャートで言えば、3月の安値を更新できずにいる)

 また、筆者はこのコラムで「米ドル/円の上昇は基本的に、ドルインデックスの上昇の後を追う」と何度か述べてきた「米ドルは全面高の様相。しかし、最終段階は近づいている」を参照)

現状、米ドル/円に上値の重さが見られていることは、ドルインデックスのトップアウトが間近であるというサインと読み取れる

 前述した、各通貨ペアの異なるパフォーマンスも、同じことを物語るシグナルと受け止めるべきであろう

■マーケットは最悪の状況を織り込み始めた!

 マーケットの関心は引き続き、ギリシャをはじめとするユーロ圏の国々のソブリンリスクに集中しているが、そろそろ「ネタ」としての鮮度が落ち、次のテーマを探し始める頃かと思う。

 相場のサイクルに沿った値動きになれば、来るべき米ドルの全面安の背景として、米国のソブリンリスクがいずれ浮上してくるではないかと見ている「米国の景気回復シナリオは裏切られ、米国のソブリンリスクは必ず問題となる!」を参照)
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