【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します。開催日時は12月5日(金)20時30分で、参加できるのは本日11月25日(火)までにメルマガ読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
今回は米ドル/円が160円に近付き、政府・日銀による介入警戒感が高まるなか、チャート分析で介入の兆しを見つけられるのか、ユーロ/米ドルなど他のドルストレートでも米ドル買いが続くのかが話題となりそうです。
次回のオンライン交流会は12月20日(土)20時30分の開催予定で、12月10日(水)までにメルマガ読者となった方が参加可能です。トレーダーが年末相場をどのように過ごせばいいのか、チャートを見ながら田向さんに気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
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米ドル/円は2024年の介入2回のうち、4月の介入は約9円下げたが、「下げれば買い」の市場参加者が多く、流れは変わらなかった
先週のコラムでもお伝えしたように、昨年(2024年)も米ドル/円の160円付近では当局の介入がありました。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル/円で介入の兆しはなさそうだが、政府は注目。絶対に負けられない介入がそこにはある。2024年7月は相場が迷ったチャンスのところで、米CPIに便乗し一気に介入!(11月18日、田向宏行)
直近の米ドル/円相場で介入警戒が出ているのは、こうした過去のラインがあるからです。
昨年の介入はゴールデンウィーク中の4月29日(月・祝)からと、7月11日(木)からの2回がメインで、約15兆円が使われています。
チャートをご覧いただくとわかりますが、4月29日(月・祝)に160円台で介入が入った時は、160円台から152円割れまで約9円下げますが、150円を割ることはできず、7月の162円手前まで再び上昇しています。それでも、一発で9円下げるので、うまく乗れれば利益を得られたと思います。

(出所:TradingView)
この日(4月29日)の11時26分のメルマガ配信では、週初オープンとともに上昇して、すでに160.20円の高値を付けていました。そこで以下のように、買いポジションの利確決済をおすすめしています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年4月29日(木)11:26の配信メールより一部抜粋
USDJPY 1990年高値の壁
152円、155円越えでできた買いポジションは、160.40の壁に近づいたので、一旦決済を考えてもいいと思います。
その後、13時台に介入が入り、約40分で約4円急落しています。
日足ダウ理論を理解していた方は、この4月29日(月・祝)時点でダウ理論に従い、4月26日(金)安値154.95円の下に売り逆指値注文を置いていたはずで、ここから売りポジションで利益を得られたと思います。
ただ、この介入の下落は5月3日(金・祝)安値151.83円で下げ止まってしまいます。

(出所:TradingView)
つまり、当局の介入はあったものの、マーケットはある程度介入を想定していたでしょうし、「下げれば買い」というスタンスのトレーダーが多くいたことで、買い手の方が増えたのだと推測されます。
このため、ゴールデンウィークの介入は一時的な時間調整・スピード調整にはなりましたが、米ドル/円相場の方向性を変えるほどの威力はなかったということです。
それは、市場参加者の多数派が「まだ米ドル/円は上がる=円は売られる」と見ていたからで、日本政府が市場介入したとしても、市場参加者を味方につけないと、大きな相場の流れは変えられないことを物語っています。この点は先週のコラムでもお伝えしたとおりです。
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2024年7月の介入は市場を味方につけた。1時間足の窓開けに注目して、160.25円か160円割れでの売り仕掛けを先出し配信
この市場を味方につけた介入が実施されたのが、7月11日(木)です。
この時、相場はすでに161円台にまで上昇してきています。
ただ、前回5月の介入が実施された160.20円付近では介入せず、161円台になって、市場参加者の中で買い手が当局の介入に疑心暗鬼になってきたタイミングかつ、日足チャートでは7月に入ってから上値が伸びにくく迷いだしたタイミングで、かつ米国CPI(消費者物価指数)の発表に合わせて介入をしてきました。
チャートにはあらかじめ市場の迷いが示されていて、それを当局も利用したものを思われます。

この日(7月11日)のメルマガを見ると、まず7月11日が平日の木曜日であったにもかかわらず、1時間足が窓開けしたことに注目しています。このため、チャートにもとづき、160.25円または160円割れでの売り仕掛けをおすすめしています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年7月11日(木)11:50の配信メールより一部抜粋
USDJPY 1時間足の窓
160.25の下に売り逆指値を置いても問題ありませんが、160.00をバックに買い仕掛けする人がいるかもしれません。
~中略~
とすれば、160.25下で売り仕掛けするより、160.00の大きな壁を抜けてから売り仕掛けしてもいいのではないかと思います。
としたうえで、損切りについては「162円の上」と明確にしています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年7月11日(木)11:50の配信メールより一部抜粋
USDJPY 1時間足の窓
この場合の損切りは、どちらで売り仕掛けしたとしても、162円の上ということになります。
これらは先出しで配信しているので、この配信を参考に、昼休みなどに注文を置いた方は、その夜の米CPI後の介入での急落から8月5日(月)安値141.68円または、9月16日(月・祝)安値139.57円までの下落の動きに乗ることができたと思います。
米ドル/円相場が上昇してくると、単純に介入を気にする声が出てきますが、先週のコラムのように介入する政府側も負けられないので、熟慮して仕掛けてきます。
そのために、おそらく当局も市場参加者を味方につけるために、相場の値動き=チャートを見ているはずです。
これは、私たちがチャートを理論的に分析していることと同じようなもので、感覚やイメージではなく、売り手と買い手の勢力を探っているに違いありません。
円安で米ドル/円相場が注目されるようなときには、こうした基礎的なチャート分析技術が活きるので、こうした視点を持ってみてはいかがでしょうか。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
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FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施しています! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
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