昨日は何もイベントがない一日だった。ミクロ指標でモルガン・スタンレーの決算発表があった程度だ。しかしその内容がとても良かったので、前日にハイテク株が大きく下げていたこともあり、マーケットは自律反発。リスクオンに向かうこととなった。ドル相場もドルの下値は底堅く、まだ年内の2回利下げを期待されていながらも、ドル高の推移は続く。
ドル円は148円台に入ると買いたくなるくらい、ちょっとドルブルに向かっているようだ。そのくらい149円台が定着しそうになっている。ということは、いつ150円台へ向けて加速してもおかしくはないということだ。それが今夜の小売売上高が契機になるのかもしれないが、それはわからない。
しかしユーロドルも着実に下がってきており、ドルの強さは拭いようもない。ユーロドルは値幅が小さいため、なかなか手が出しにくい。ドル円で攻めるのがよいのだが、反動も大きいので相場にエントリーするのには注意を要する。
今晩はECBの金利会合だ。今回は25ベーシスの利下げが見込まれており、それは完全に市場価格に織り込まれている。問題は今度の姿勢だ。マーケットでは今後は数回の連続利下げが見込まれている。それをラガルド総裁がどのように表現するのか。それに注目が集まっている。
日本時間 15時40分
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