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「バカラ村の『FX専業トレーダーの相場観』」は、2023年8月8日の更新をもって連載を終了いたしました。長い間ご愛読いただき、ありがとうございました。
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【最終回】米ドル/円は8月が目先の底となり、年末に向けて上がっていくイメージだ。少なくとも年内は日米金利差が高止まりしそうで、「下げたところで拾いたい」と考えている投資家は多いのではないか。145円は大きな節目で、年内に超えてくる可能性もある。一方の下値は、137~138円が「鉄壁」だ。137円を最終的な損切りラインとし、どこで買えばいいかを考える相場が、年内は続きそうだ
米ドル/円を今週は買いたい。米ドル/円の週足を見ると、137~138円が「鉄壁」となっており、日銀会合後の円高も138.06円で止まった。これが当面の安値となるなら、145円を目指し、超える可能性もあると考える。円売りに対するリスクは金融ショックで、年に1、2回は起きるものだが、向こう1週間程度は、その気配もなさそうだ。
ブルームバーグが日銀関係者の話として「現時点でYCC修正の必要性が乏しいと見ている」と報じ、「今回は政策を変更しないだろう」との空気になってきた。実際に政策変更がなかった場合には、「セル・ザ・ファクト」で米ドル/円は売られやすくなりそうだ。今週は日米欧の中銀会合が重なる「中銀ウィーク」で、無理をしてトレードする必要はないと思いますが、あえてトレードするなら英ポンド/米ドルの売りが注目だ。
【中期展望】米ドル/円は、7月は日銀政策変更期待、8月は円買いの季節性で上値が重そうだ。ただ、売り手には日米金利差が厳しく、相場が動かなくなってくると、スワップ目当ての買いがジリジリと集まり、9月以降は「意外高」もありうる。ドルインデックスのチャートを見るかぎり、米ドルを売りたい形となっている。どの通貨に対して米ドルを売るか、強さが目立つのはユーロや英ポンド、それにスイスフランの欧州通貨だ。
米ドル/円やクロス円は戻り売りのチャートになっている。円買いが発生するのは、これまで売られていた円ポジションの調整の一環として理解できるが、腑に落ちていないのが米ドル売りだ。米2年債利回りは一時5%を突破したにもかかわらず、足もとは米ドル安・円高となっており、米ドル/円が一番売りやすい形に。豪ドル/円のチャート形状も悪化している。
米ドル/円は下がったところで買うのがいいだろう。米金利のチャートからは米ドル高になりやすく、米ドル/円もまだ上昇すると思うが、介入警戒や、口先介入も多くなってきている。145円台に乗ればレートチェックが出て、それにAIが反応して1円程度下がりそう。そのような場面を待って買うのがよさそうだ。実弾介入は、1日で2円近く上昇したり、もしくは、もっと水準が高くならないと出ないように思う。
ユーロ/円は154.05円に向けてまずは下げそうだ。チャートからは、6月23日のローソク足が下ヒゲのある足となり、底堅い感じもするが、この足形は首吊り線でもあり、その場合は下落するサインにもなる。日本の要人から口先介入が多くなり、実弾介入の可能性がやや高まっている。さらに、前回の日銀会合の主な意見で、YCCについて「早い段階で見直しを検討すべき」との内容があり、ECBフォーラムで植田総裁からタカ派的な発言が出てくる可能性もある。四半期末の月末フローにも注意したい。
米ドル/円は5月高値140.92円を目処に押し目を買いたい。日銀は緩和策継続、他の主要国はさらなる利上げということで、金利差がさらに開くことから、円の独歩安となっている。パウエル議長の議会証言もタカ派になりやすく、米ドル高になりやすいイベントだろう。ただ、IMMポジションが昨年152円のときの水準まで偏っていること、実弾介入が145円台であったことなど、高いところでは急落リスクもある状況だ。上がったところでは、しっかり手仕舞いすべきだろう。
米ドル/円は、売りのタイミングを探るときも近くなってきたようだ。IMMポジションを見ると、昨年10月の152円付近まで上昇したときと同じ程度の円売りに偏っており、上昇トレンドの継続は難しいだろう。138~141円のレンジを上抜けても、142円台にレジスタンスがあり、売りが出てきやすそうだ。上昇したところを買うのは、リスクが高くなってきている。
米ドル/円以外での米ドル買いを考えたい。米ドル/円は140.92円まで上昇したが、三者会合が開催されたことで、市場参加者も高いところで買うことを躊躇するのではないか。ドルインデックスでの米ドル高トレンドは小休止しているが、トレンドは反転が示唆されるまで続くと考える方が、上手くいくことが多く、米ドル高トレンドが再開される可能性を考えたほうがいいだろう。英ポンド/米ドルは1.2550ドルがレジスタンスになれば、下がる可能性がありそうだ。
米ドル/円は深めの押し目買いがよさそうだ。良好な経済指標が多く、米ドル高が継続し、米ドル/円は140.91円まで上昇したが、上昇トレンドのチャネル上限にぶつかっている。ドルインデックスの上限は105.70付近になり、今の米ドル高もそこまでだろう。過去の例では、IMMと日本のFX5社のポジションのいずれも、トレンド転換の可能性を示唆している。RBNZ会合で政策金利がピークを迎えたことが示され、2024年9月ごろには利下げ予想もあり、ニュージーランドドル/米ドルは戻り売りがいいだろう。
ユーロ/米ドルの戻り売りを継続したい。1.09~1.11ドルのレンジを下に抜けたことから、1.11ドルが天井のような形となっており、戻り売りの相場になっている。レジスタンスが1.0940ドル、1.0900ドルと徐々に下がっているため、まだ弱そうだ。ドルインデックスは100.80が重要なサポートで、米ドル高の動きはまだ続きそうだが、米ドル/円は債務上限問題で乱高下しやすいだろう。
ユーロ/米ドルは1.10ドル台をバックに戻り売りの相場だろう。次回のFOMCでは据え置きになるか、0.25%の利上げをするか、データ次第になるため、経済指標が重要になってくる。米ドルを売る材料の方が多くあるが、FEDウォッチの利下げ観測が修正されれば、米ドル高になる可能性も出てきそうだ。ドルインデックスを見てみると、米ドルは底堅いイメージがあり、まだ上昇する可能性もある。米ドル/円は三角持ち合いが続きそうだが、目先は137円台後半の高値を上値目途にした買い方向か
豪ドルの押し目買いがよさそうだ。ユーロ/豪ドルが長期的な高値水準から下がっているほか、欧州通貨に対してオセアニア通貨の組み合わせの通貨ペアは、包み足のような形となっており、下がる形となっていて、オセアニア通貨が強くなっている。米ドル/円は、どちらかというと戻り売りのように思うが、先週に乱高下したため、市場参加者も痛手を負ったようで、すぐに動きが出てこないだろう。
米ドル/円やクロス円は買い方向でよさそうだ。日銀会合後の植田新総裁のハト派な発言を受けて円独歩安となっている。米ドル/円は200日移動平均線に絡んだ推移となっているが、3月高値137.90円を超える可能性が高い。また、ユーロ/豪ドルの高値圏からの調整が続くなら、豪ドル/円の方が強くなる可能性があり、93.10円付近のレジスタンスまで上昇しそうだ。
ユーロや英ポンドなどの欧州通貨が、直近1か月で堅調に推移している。ユーロ/円は昨日、148.47円まで上昇。150円の節目も近く、非常に重要な水準まで上がっており、下げ始めには注意が必要なタイミングだ。植田新総裁の体制で初の日銀会合が非常に重要だ。現状維持の可能性が高いが、YCC修正の確率は1~2割。そのときはサプライズで円高に動きそうだが、来週に重要イベントが控えていることなどもあり、1~2日程度で終わりそうだ。トレードは、オセアニア通貨は売り方向、ユーロは買い方向で考えている。
米ドル/円は132.00~135.50円のレンジを今週は想定している。ドルインデックスが2月2日(木)安値の108.80で再度サポートされたため、今週前半はまだ、米ドル高に推移しやすそうだが、米ドル売りトレンドの戻りにしかならないだろう。米長期金利のもみ合いが継続しており、米ドル/円ももみ合いが続きそうだ。ユーロ/米ドルは上昇トレンドだが、週前半は下がる可能性もある。1.0800ドルを下限と考えて、基本は押し目買いで考えている。
豪ドル/米ドルは売りで考えたい。日足では200日移動平均線を下抜けており、週足では21週移動平均線の0.68ドルがレジスタンスとなれば、まずは0.65ドルへ下落する可能性がある。米ドル/円は130~137円の広めのレンジで考えたい。最近は経済指標で為替市場は反応していることもあり、今週も米CPIの結果次第でどちらにでも動く可能性がある。
今週はユーロ/米ドルの戻り売り、もしくは豪ドル/米ドルの戻り売りで考えている。ユーロ/米ドルは1.08ドル台での売り、1.06ドル台に入れば手仕舞いするイメージだ。FRBの利上げ終了というテーマは今後も続きそう。年内には利下げに入っている可能性があり、米金利の上昇は続かないのであれば、米ドル/円の上昇も続かないことになる。米ドル/円は今週くらいから上がりやすい季節性で、戻り売り場になりそうだが、期末フローが出やすいときになるため、上下動には注意が必要になる。
米ドル/円は133円台を目途に戻りを売りたい。 米長期金利はいったん反発過程に入っており、今週は米ドルの戻り水準を探る週になりそうだ。金融不安は燻ぶったままであり、FOMCも予定されているが、米長期金利は上昇トレンドに戻るような状況ではなく、米ドル/円の上昇も一時的になるだろう。
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