ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円は5月高値140.92円を目処に押し目買い! パウ
エル議長の議会証言も米ドル高になりやすい。上がったと
ころでは介入警戒感もあるため、しっかり手仕舞いすべき

2023年06月20日(火)11:13公開 (2023年06月20日(火)11:13更新)
バカラ村

一時4万円超えの「日経平均」や「NYダウ」、最高値更新の「金(ゴールド)」を少額から取引できる【CFD口座】を比較!

FOMCのドットチャートでは、年内あと2回の利上げ見通しが公表され、サプライズとなって米ドル高に

 先週(6月12日~)は、米欧日の金融政策が発表されました。

 6月14日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、市場の予想どおりの据え置きでしたが、ドットチャートでは、年内あと2回の利上げ見通しが公表されました。

2023年6月FOMCのドットチャート
2023年6月FOMCのドットチャート

(出所:FRB(米連邦準備制度理事会))

 前回までは、あと1回の利上げ見通しだったこともあり、これはサプライズとなって米ドルは上昇しました。

★ザイFX!で人気のバカラ村さんの有料メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」では、実践的な売買アドバイスや相場分析などを、メルマガで配信!メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。

バカラ村のFXトレード日報!

日銀は緩和策継続、他の主要国はさらなる利上げで、金利差がさらに開くことから、円の独歩安に

 6月6日(火)のRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])理事会や、6月7日(水)のBOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])のときもサプライズとなり、各国でインフレが根強く、さらなる利上げ観測が出ていることになります。

 6月15日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会では0.25%の利上げ、そして今後もまだ利上げが続くことが示され、こちらは市場予想どおりでしたが、ただ、タカ派な見解が続いています。

 それに対して、6月16日(金)の日銀会合(日銀金融政策決定会合)では、現状維持となることが発表されました。

 植田総裁の発言内容も、目立った内容はなかったものの、ハト派な内容が多かったように思います。

日銀は緩和策継続、他の主要国はさらなる利上げということで、金利差がさらに開くことから、円の独歩安となっています。

世界の通貨VS円 4時間足
世界の通貨VS円 4時間足チャート

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足

パウエル議長の議会証言はタカ派な発言になりやすく、米ドル高になりやすいイベント

 今週(6月19日~)のイベントは、水曜日(6月21日)と木曜日(6月22日)にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言があります。

 先週のFOMCで、あと2回の利上げ見通しとなったことから、タカ派な発言になりやすいと思います。

為替市場では、米ドル高になりやすいイベントだと思います。

 米長期金利(米10年債利回り)のチャートも、3月から5月中旬にかけてのもみ合いの上限がサポートとなっていることから、まだ上昇しやすい形で、米ドル/円もそれに連れて、上昇する可能性があるように思います。

米長期金利(米10年債利回り) 日足
米長期金利(米10年債利回り) 日足チャート

(出所:TradingView)​

 そして、木曜日(6月22日)は英国やスイスやトルコの金融政策の発表もあります。

 主要国はインフレがまだ高いままになるため、ハト派な内容よりもタカ派な内容が出てきやすいと思います。

 そのため、イベントでのトレードでは、その国の通貨を買う方がリターンを見込めるのではないかと思います。

★ザイFX!で人気のバカラ村さんの有料メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」では、実践的な売買アドバイスや相場分析などを、メルマガで配信!メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。

バカラ村のFXトレード日報!

米ドル/円は押し目買いだが、上がったところでは介入警戒感もあるため、しっかり手仕舞いするべき

 米ドル/円は、先月(5月)高値140.92円も超えてきました。

 金融政策面から米ドル円は買い方向がいいと思いますが、ただ、高いところで買うのはリスクが高いと思います。

 IMM(国際通貨先物市場)ポジションが、昨年(2022年)152円のときの水準まで偏っていること、実弾介入が145円台であったことなど、高いところでは急落リスクもある状況です。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円は、IMMポジションが円売りに偏り、上昇トレンド継続が困難に。138~141円のレンジを上抜けても、142円台にレジスタンスがあり、売りが出てきやすい(6月13日、バカラ村)

 そのため、押し目買いがいいように思います。

 サポートになりやすいのは、先月の高値140.92円だと思うため、基本的にはそれを目処に押し目買いで考えたいと思います。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 ただし、140円を下回る終値となれば、日銀会合での内容を否定したことにもなるため、そのときは状況が変わっていると思います。

 押し目なく上昇していくようであれば、円のボラティリティが高まっていることにもなるので、そのときは実弾介入も警戒した方がいいと思います。

今週の米ドル/円は押し目買いで、ただ、上がったところでは介入警戒感もあるため、しっかり手仕舞いするべきだと思います。

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
田向宏行 キャンペーンおすすめ10 メキシコペソ比較
田向宏行 キャンペーンおすすめ10 メキシコペソ比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る