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西原宏一_メルマガ取材記事
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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円は132.00~135.50円のレンジを今週は想定。
週前半は米ドル高になりそうだが、まだもみ合いは続く。
ユーロ/米ドルは1.0800ドルを下限に、基本は押し目買い

2023年04月18日(火)11:22公開 (2023年04月18日(火)11:22更新)
バカラ村

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先週の米ドル/円は132.02円まで下げたが、金曜日から反発し、週明けに134円台まで上昇

 先週(4月10日~)は米国のCPI(消費者物価指数)やPPI(卸売物価指数)の発表があり、インフレは鈍化しているのが確認されたことで、米ドル安に推移しました。

 そして、4月12日(水)に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨では、マイルドリセッションが2023年後半に起きる可能性があり、公式でもリセッションの可能性が示された形です。

 これも米ドル売り材料となり、米ドル/円は132.02円まで下がりました。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView

 ただ、金曜日(4月14日)に発表されたミシガン大学の1年先の期待インフレ率が、前月3.6%でしたが、4.6%と上昇していたことで米ドルが反発。

 月曜日(4月17日)の東京市場では、米ドル円は134.21円まで上昇し、NY市場でもさらに上昇してきています。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView

ドルインデックスは100.80で再度サポートされたため、今週前半はまだ、米ドル高に推移しやすそう

 先週前半に米ドル売りに推移していたこともあり、その反動もあって米ドル高に反応したことになりますが、テクニカル的に、ドルインデックスが2月2日(木)の安値と同じ水準だったことも、米ドル高に反発したことになります。

 ドルインデックスは100.80で再度サポートされたため、今週前半はまだ、米ドル高に推移しやすいように思います。

ドルインデックス 日足
ドルインデックス 日足チャート

(出所:TradingView

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米長期金利はもみ合いが継続。今週の米ドル/円も、まだもみ合いで、132.00~135.50円のレンジを想定

 ただ、先月(3月)から続いている米ドル安トレンドが、反転したと考えるのは早いように思います。

 新しい材料が出て米ドル高になっているわけではないため、今の米ドル高は、米ドル売りトレンドの戻りにしかならないと思います。

 米ドル/円は米金利との相関性も高く、米長期金利(米10年債利回り)は昨年(2022年)12月から、下限は3.2~3.3%のサポートゾーンで何度も反発しています。

 上は3.6%台がレジスタンスとなり、その間でもみ合いが継続しています。

米長期金利(米10年債利回り) 日足
米長期金利(米10年債利回り) 日足チャート

(出所:TradingView

 そのため、米ドル円ももみ合いが継続しており、まだしばらくはもみ合いは続くように思います。

 来週金曜日(4月28日)は、植田新総裁の初めての日銀会合(日銀金融政策決定会合)になるため、動きが出てくると思いますが、今週(4月17日~)はまだ、米ドル円はもみ合い。

想定レンジとしては、132.00~135.50円での推移ではないかと考えています。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView

金融機関の米ドル/円の年末予想は、今の水準よりも下方向の予想がほとんど。考えを固定せず臨機応変に考えたい

 ちなみに、金融機関の米ドル円の年末予想は120円や125円など、今の水準よりも下方向の予想がほとんどです。

 市場予想が偏ったときは、反対に推移するか(上昇するか)、もしくは、かなり早い段階ですぐにターゲットに到達することが多いです。

 私も、FRB(米連邦準備制度理事会)と日銀の金融政策を考えると、米ドル/円は下がる可能性があると思いますが、ただ、半年以上先になるため、まだどのような材料が出てくるか分からないこともあり、考えを固定せず臨機応変に考えたいと思います。

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ユーロ/米ドルは上昇トレンドだが、週前半は下がる可能性も。1.0800ドルを下限と考えて、基本は押し目買い

ユーロ/米ドルの日足は上昇トレンドになっているため、買い方向で考えたいところですが、前述したように、ドルインデックスは以前の安値で反発しているため、週前半は米ドル買いになる可能性があると考えており、ユーロ/米ドルでは週前半は下がる可能性があることになります。

 大きくは1.0500~1.1080ドルのレンジにも見えますが、21日移動平均線など、トレンド系が上昇となっていることもあり、1.0800ドルのサポートゾーンが下限と考え、基本は押し目買いで考えています。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

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