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• 2015年12月04日(金)01時30分

  【ディーラー発】ユーロ全面高（NY午前）

  ECB政策金利の据え置きが決定されユーロ買いが進展。ドラギECB総裁の会見では緩和策の期間延長や購入対象の拡大などが発表されたが、一部で期待されていた「購入額の増額」が盛り込まれずユーロ買い戻しが更に加速。対ドルで1.0890付近まで急騰、対円では134円12銭付近まで上昇した。一方ドル円は、対ユーロでのドル売りにつれ122円87銭付近まで急落、一旦は戻りを試したものの米・ISM非製造業景況指数の下振れが嫌気され123円前半へ押し戻されている。1時30分現在、ドル円123.084-094、ユーロ円133.950-970、ユーロドル1.08838-846で推移している。

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• 2015年12月04日(金)01時28分

  ■LDNFIX＝ユーロ急騰、ECB緩和強化　市場予想に届かず

  　ロンドンフィックスにかけてはユーロが急騰。ECBは緩和策強化に踏み切ったが、緩和拡大が市場の想定よりも小さかったため、失望のユーロ買い戻しが進んだ。ユーロドルは11月6日の高値に並ぶ1.0894ドルまで上昇し、ユーロ円も133.86円と10月27日以来の高値をつけた。関連市場では、欧州主要国の国債利回りが急上昇し、株価は大きく下落した。

  　ECBは、政策金利と上限政策金利である限界貸出金利を据え置き、下限政策金利の中銀預金金利を0.1％引き下げ、-0.30％にすることを決定した。また、量的緩和に対しては、2017年3月まで延長、地方債を取り入れるなど購入資産の対象拡大を決定した。これに対して、市場は中銀預金金利の0.1％引き下げ、資産買入れ期間の延長、月額150億ユーロ程度の規模拡大を予想していたため、参加者には期待外れの結果と受け止められた。

  　とはいえ、期間延長で資産購入額が3600億ユーロ増え、ECBのバランスシートがさらに拡大されることに変わりはなく、ユーロ買い戻しの勢いは限定的だった。

  　そのほかの欧州通貨は、ユーロに連動して底堅く推移。ポンドドルは1.5069ドル、ドル／スイスフラン（CHF）は1.0011CHFまでドル安が進み、ポンド円は185.57円、CHF円は122.95円まで反発した。一方で、資源国通貨は上値の重い展開。ECBの量的緩和拡大が市場の想定より小規模にとどまったことで、資源の需要増に対する期待が巻き戻されたほか、対ユーロでの資源国通貨売りが重しに。豪ドル円は89.70円、NZドル円は81.41円、加ドル円は91.89円までそれぞれ本日安値を塗り替えた。対ドルでも資源国通貨は軟調で、NZドル／ドルは0.6608ドル、ドル／加ドルは1.3400加ドルまで資源国通貨が下げた。

  　こうした中で、ドル円は123円を挟んで振幅。ユーロ買い戻しに伴うドル安で122.87円まで下げる場面はあった。ただ、米国の年内利上げ期待が下支えとなり、下げ一巡後は123円台へ持ち直した。イエレンFRB議長の議会証言は、昨日の講演内容とほぼ変わらず、市場へのインパクトは限定された。

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• 2015年12月04日(金)00時43分

  資源国通貨はさえない、対ユーロでの下げも重し

  　資源国通貨は上値が重い。ECBの量的緩和拡大が市場の想定より小規模にとどまったことで、資源の需要増に対する期待が巻き戻されたほか、対ユーロでの資源国通貨売りが重しに。豪ドル円は89.70円、NZドル円は81.41円、加ドル円は91.89円までそれぞれ本日安値を塗り替えた。

  　対ドルでも資源国通貨は軟調で、NZドル／ドルは0.6616ドル、ドル／加ドルは1.3391加ドルまで資源国通貨が下げている。

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• 2015年12月04日(金)00時00分

  米・11月ISM非製造業景況指数など

  米・11月ISM非製造業景況指数

  前回：59.1 予想：58.0 結果：55.9

  米・10月製造業受注指数

  前回：-1.0%（改訂：-0.8%） 予想：+1.4% 結果：+1.5%

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