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2019年03月08日(金)のFXニュース(3)
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2019年03月08日(金)09時05分
日経平均寄り付き:前日比116.84円安の21339.17円
日経平均株価指数前場は、前日比116.84円安の21339.17円で寄り付いた。
ダウ平均終値は200.23ドル安の25473.23。
東京外国為替市場、ドル・円は3月8日9時03分現在、111.64円付近。Powered by フィスコ -
2019年03月08日(金)09時02分
ドル・円は主に111円台半ば近辺で推移か、欧米株安などを意識してドルは伸び悩む可能性
7日のドル・円相場は、東京市場では111円58銭から111円79銭まで反発。欧米市場でドルは111円86銭まで買われた後に111円48銭まで反落し、111円58銭で取引を終えた。
本日8日のドル・円は、主に111円台半ば近辺で推移か。欧米株安や米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される見込み。
欧州中央銀行(ECB)は7日に公表した最新の経済予測で、2019年のユーロ圏経済成長見通しを1.1%と、前回公表(昨年12月時点)の1.7%から0.6ポイント引き下げた。ECBの予測は、経済協力開発機構(OECD)が6日公表したユーロ圏の今年の成長率見通し(1.8%から1%に下方修正)にかなり近い。また、OECDが指摘しているECBの利上げ先送りと銀行の資金繰り改善に向けた新たな措置の実施については、ECBが市中銀行向け長期資金供給プログラム(TLTRO)の提供や政策金利据え置きの期間延長を発表している。
市場関係者の間では、TLTROの有効性について懐疑的な見方が出ている。ドラギECB総裁は「緩和を追加する」と述べているが、金融機関はTLTROの活用方法を検討する必要があるため、長期資金供給プログラム(TLTRO)はユーロ圏経済のすみやかな成長に直結するものではないとの声が聞かれている。
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2019年03月08日(金)08時53分
【速報】日・10−12月期国内総生産改定値:前期比年率+1.9%で予想を上回る
8日発表された10−12月期国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率+1.9%で市場予想の同比+1.7%を上回った。なお、速報値は前期比年率+1.4%だった。
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2019年03月08日(金)08時53分
ドル円111.62円前後、10−12月期実質GDP改定値は前期比+0.5%
ドル円は111.62円前後で推移。10−12月期実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比+0.5%、前期比年率+1.9%となり、速報値の前期比+0.3%、前期比年率+1.4%から上方修正され、予想を上回った。
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2019年03月08日(金)08時37分
ドル円111.58円前後、SGX日経225先物は21100円で寄り付き
ドル円111.58円前後で小動き。SGX日経225先物は夜間比20円高の21100円で寄り付いた。
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2019年03月08日(金)08時07分
東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小動き
8日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では111.60円とニューヨーク市場の終値(111.58円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。111.60円付近でのもみ合いとなっている。なお、8時50分には10−12月期実質国内総生産(GDP)改定値などの発表が控えているほか、本日は週末の実質5・10日(ゴトー日)とあって仲値にかけての動きに注意する必要がある。
ユーロ円も小動き。8時時点では124.91円とニューヨーク市場の終値(124.90円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。124.90円付近での小動きとなっており、東京勢の本格参入や日本株の取引開始を待つ状態だ。
ユーロドルは8時時点では1.1192ドルとニューヨーク市場の終値(1.1193ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:111.59円 - 111.62円
ユーロドル:1.1191ドル - 1.1195ドル
ユーロ円:124.81円 - 124.94円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2019年03月08日(金)08時02分
円建てCME先物は7日の225先物比145円安の21085円で推移
円建てCME先物は7日の225先物比145円安の21085円で推移している。為替市場では、ドル・円は111円50銭台、ユーロ・円は124円90銭台。
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2019年03月08日(金)08時00分
東京為替見通し=ドル円、中国の2月の対米貿易黒字に要注目か
7日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは、ハト派的な欧州中央銀行(ECB)理事会声明を受けて1.1177ドル、ユーロ円は124.67円まで下落した。ドル円は、ダウ平均が320ドル超下落したことで、111.86円から111.48円まで下落した。
本日の東京市場のドル円は、中国の2月の対米貿易黒字に注目する展開が予想される。
本日は米国2月の雇用統計を控えていることで、111.65円のNYカットオプションを軸とした値動きが予想される。
3月27日頃の米中首脳会談での通商合意に向けて、米中通商協議がビデオ会議で継続している中、中国の2月の対米貿易黒字に注目する展開となる。米国の2018年の対中貿易赤字は、過去最大の4192億ドルを記録した。中国の1月の対米貿易黒字は273億ドル、2月の対米貿易黒字の増減に要注目か。
日本の1月景気動向指数・速報値が大幅に悪化したことで、内閣府は、基調判断を「下方への局面変化を示している」に下方修正した。本日の日経平均株価は、ダウ平均や日経平均先物の下落を受けて続落が予想されることで、ドル円の上値を抑える要因となる。日本の10-12月期国内総生産(GDP)の改定値も、景気が後退局面に入った可能性があることで要警戒となる。
テクニカル分析では、3月1日の高値112.08円、3月5日の高値112.14円と高値を更新しているものの、相対力指数(RSI)は高値を更新出来ていないことで、逆行現象(弱気の乖離:ベアリッシュ・ダイバージェンス)となり、反落の可能性を示唆している。
ドル円の上値には、111.90円、112.00円(8日NYカットオプション)、112.20円、112.25円、112.30-50円にドル売りオーダーが控えている。下値には、111.20円、111.00円にドル買いオーダーが控えている。
ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)理事会で、2019年の経済成長見通しが下方修正され、貸出条件付き流動性供給オペ(TLTRO)第3弾の導入が決定され、利上げ開始時期が今夏以降から来年以降に先送りされたことで続落が予想される。Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2019年03月08日(金)07時51分
NY市場動向(取引終了):ダウ200.23ドル安(速報)、原油先物0.33ドル高
【 米国株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*ダウ30種平均 25473.23 -200.23 -0.78% 25645.45 25352.55 4 26
*ナスダック 7421.46 -84.46 -1.13% 7489.08 7397.19 831 1665
*S&P500 2748.93 -22.52 -0.81% 2767.25 2739.09 104 399
*SOX指数 1319.09 -14.73 -1.10%
*225先物 21080 大証比 -150 -0.71%【 為替 】 前日比 高値 安値
*ドル・円 111.65 -0.12 -0.11% 111.86 111.48
*ユーロ・ドル 1.1192 -0.0115 -1.02% 1.1320 1.1177
*ユーロ・円 124.96 -1.42 -1.12% 126.43 124.67
*ドル指数 97.63 +0.76 +0.78% 97.71 96.82【 債券 】 前日比 高値 安値
* 2年債利回り 2.47 -0.05 2.52 2.47
*10年債利回り 2.64 -0.05 2.69 2.63
*30年債利回り 3.03 -0.04 3.07 3.02
*日米金利差 2.65 -0.04【 商品/先物 】 前日比 高値 安値
*原油先物 56.55 +0.33 +0.59% 56.99 56.08
*金先物 1286.5 -1.1 -0.09% 1289.6 1280.8
*銅先物 291.3 -0.6 -0.19% 292.9 289.5
*CRB商品指数 180.87 -0.36 -0.20% 181.82 180.61【 欧州株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*英FT100 7157.55 -38.45 -0.53% 7196.00 7126.57 27 73
*独DAX 11517.80 -69.83 -0.60% 11612.95 11452.86 12 18
*仏CAC40 5267.92 -20.89 -0.39% 5306.09 5249.32 14 26Powered by フィスコ -
2019年03月08日(金)07時49分
世界各国通貨に対する円:対ドル0.11%高、対ユーロ1.13%高
現在値 前日比 % 前日終値
*ドル・円 111.65円 -0.12円 -0.11% 111.77円
*ユーロ・円 124.95円 -1.43円 -1.13% 126.38円
*ポンド・円 146.04円 -1.17円 -0.80% 147.22円
*スイス・円 110.35円 -0.87円 -0.78% 111.21円
*豪ドル・円 78.34円 -0.26円 -0.33% 78.60円
*NZドル・円 75.39円 -0.25円 -0.34% 75.65円
*カナダ・円 83.01円 -0.14円 -0.16% 83.15円
*南アランド・円 7.69円 -0.14円 -1.80% 7.83円
*メキシコペソ・円 5.71円 -0.07円 -1.13% 5.77円
*トルコリラ・円 20.41円 -0.17円 -0.84% 20.58円
*韓国ウォン・円 9.84円 -0.06円 -0.65% 9.90円
*台湾ドル・円 3.62円 -0.01円 -0.18% 3.62円
*シンガポールドル・円 82.04円 -0.30円 -0.36% 82.34円
*香港ドル・円 14.22円 -0.02円 -0.11% 14.24円
*ロシアルーブル・円 1.69円 -0.01円 -0.61% 1.70円
*ブラジルレアル・円 28.80円 -0.31円 -1.06% 29.11円
*タイバーツ・円 3.50円 -0.00円 -0.12% 3.51円
年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
*ドル・円 +1.79% 114.55円 104.56円 109.69円
*ユーロ・円 -0.70% 133.49円 118.71円 125.83円
*ポンド・円 +4.42% 153.86円 131.70円 139.87円
*スイス・円 -1.14% 118.06円 105.92円 111.62円
*豪ドル・円 +1.33% 84.54円 70.64円 77.31円
*NZドル・円 +2.29% 79.62円 69.14円 73.71円
*カナダ・円 +3.23% 89.22円 76.98円 80.41円
*南アランド・円 +0.79% 9.10円 7.08円 7.63円
*メキシコペソ・円 +2.28% 6.16円 5.27円 5.58円
*トルコリラ・円 -1.33% 28.08円 15.46円 20.68円
*韓国ウォン・円 +0.03% 10.35円 9.37円 9.84円
*台湾ドル・円 +0.85% 3.74円 3.41円 3.59円
*シンガポールドル・円 +1.94% 83.32円 76.71円 80.48円
*香港ドル・円 +1.54% 14.61円 13.33円 14.01円
*ロシアルーブル・円 +6.38% 1.89円 1.52円 1.58円
*ブラジルレアル・円 +1.98% 33.03円 26.39円 28.24円
*タイバーツ・円 +3.33% 3.57円 3.26円 3.39円Powered by フィスコ -
2019年03月08日(金)07時47分
欧米金利差拡大でユーロ・ドル1.00ドル目指す可能性も
欧州中央銀行(ECB)は7日に開催した定例理事会で市場の予想通り過去最低水準で政策金利を据え置くことを決定した。ただ、成長やインフレが予想を下回ったため、「金利は少なくとも2019年中旬まで据え置く」とのフォワードガイダンスを「金利は少なくとも2019年いっぱい据え置く」と年内の利上げを見送る方針を示した。また、域内企業への与信の流れを確実に維持していくために、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)3の開始も発表し、金融機関を支援する。
ドラギ総裁は会合後の会見で、フォワードガイダンスに関し「2020年3月まで金利を据え置く」ことも議論したが、期間が長期にわたり不透明性が多く残る中、問題を引き起こす可能性もあると懸念し、「2019年いっぱい」にとどめたと説明した。景気悪化に備え、さらには最悪で景気後退を回避するために先手を打った追加的な刺激策は総裁が主導した。ドラギ総裁は会見で「金融政策は一段と緩和した」と口先介入も行っている。
ECBはGDPやインフレの見通しを全て下方修正。2019年の成長見通しを従来の1.7%から1.1%へ大幅に引き下げ。インフレも2019年1.2%へ従来の1.6%から引き下げた。一部の委員会メンバーは経済予測の下方修正が不十分で、なお楽観的過ぎると見ていることも明らかになった。
総裁は会見で、景気の見通しリスクが依然下方に傾斜していると警告。短期的な成長見通しは予想をさらに下回ると指摘した。適切であるなら、全手段を見直す準備があるとし、次の行動は経済指標次第になるとした。ただ、現状はあくまでも成長過程にあり、成長減速ペースへの対応が焦点で、リセッションに陥る確率は極めて少なく、量的緩和(QE)の再開や預金金利の引き下げは協議しなかったと加えた。域内の経済が、年後半に回復する可能性も残る。
◇ECBのハト派方針
●全ての成長・インフレ見通し下方修正
●TLTRO3開始発表
●フォワードガイダンス修正、年内の利上げ見送り示唆
●ドラギ総裁が追加刺激策を主導
●一部委員は、下方修正が不十分で楽観的過ぎる可能性も示唆◇欧州の成長減速の要因
●イタリアやドイツの自動車が弱い
●保護主義
●ブレグジット◇
●あくまでも成長減速への対応、リセッションはない
●QEの再開や預金金利の引き下げは議論しなかった。欧州は中国の最大の貿易相手国でもある。ロンドンを拠点としているSLJキャピタルのCEO、スティーブン・ジェン氏は事前に公表された顧客向けのレポートの中で、もし、中国の低成長が長期化した場合、欧州経済の成長をさらに損ないECBの金融政策の正常化が一段と遅れると指摘している。中国の財政刺激策や構造改革の遅れで、2019年上半期に中国経済のV字回復は期待できないと指摘している。
欧州経済は減速が長引いており2019年の経済は1%前半の成長が予想されており、さらなる減速の可能性も懸念される中、米国の2019年経済はペース低迷しながらも2%台の順調な成長が予想されている。欧米金利差の拡大で、ユーロ・ドルが一段と低下する可能性も強まった。一方で、欧日金利差は縮小。
ユーロ・ドルは2018年の安値1.1216ドルを割り込んだ。2017年に付けた1.05ドル付近を試す可能性もある。
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2019年03月08日(金)07時46分
NY金先物は弱含み、ユーロ安継続を嫌気した売りが入る
COMEX金4月限終値:1286.10 ↓1.50
7日のNY金先物4月限は弱含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比−1.50ドルの1オンス=1286.10ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは1280.80−1289.60ドル。ユーロ安・米ドル高の進行を嫌気して金先物は伸び悩んだ。ただ、欧米株安を警戒して一部投資家による安全逃避の買いも観測された。
・NY原油先物:反発、56ドル近辺で押し目買いの興味NYMEX原油4月限終値:56.66 ↑0.44
7日のNY原油先物4月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.44ドルの56.66ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは56.08ドル−56.99ドル。ユーロ安や欧米株安を嫌って原油先物の上げ幅は縮小したが、56ドル近辺には押し目買いの興味が残されているようだ。また、主要産油国による原油供給の削減への期待は残されており、原油先物相場を下支えしている。
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2019年03月08日(金)07時23分
NYマーケットダイジェスト・7日 株安・金利低下・ユーロ安
(7日終値)
ドル・円相場:1ドル=111.58円(前営業日比▲0.19円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=124.90円(▲1.48円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1193ドル(▲0.0114ドル)
ダウ工業株30種平均:25473.23ドル(▲200.23ドル)
ナスダック総合株価指数:7421.46(▲84.46)
10年物米国債利回り:2.64%(▲0.05%)
WTI原油先物4月限:1バレル=56.66ドル(△0.44ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1286.1ドル(▲1.5ドル)※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ、前年比)
117.2% 18.7%
前週分の米新規失業保険申請件数 22万3000件 22万6000件・改
10−12月期米非農業部門労働生産性改定値
前期比 1.9% 1.8%・改
1月米消費者信用残高 170.5億ドル 153.6億ドル・改※改は改定値、▲はマイナスを表す
(各市場の動き)
・ユーロドルは大幅下落。ECBがこの日の理事会で年内の利上げ断念を決め、新たな資金供給策の導入を打ち出すと全般ユーロ売りが先行。ECBがユーロ圏の成長およびインフレ率見通しを引き下げたことや、ドラギECB総裁の発言もユーロ売りを誘い一時1.1177ドルと2017年6月26日以来の安値を付けた。
ECBはこの日の理事会で、政策金利の据え置き見通しを従来の「少なくとも19年夏まで」から「19年末まで」に先送りするとともに、新しい貸出条件付きの長期資金供給オペ(TLTRO3)を9月から開始すると発表。くわえて、19年のインフレ見通しを12月時点の1.6%から1.2%、20年を1.7%から1.5%に下方修正した。GDP成長率見通しについても19年は1.1%(12月時点1.7%)、20年は1.6%(12月時点1.7%)とした。市場ではECBの物価・成長見通し引き下げについて「想定以上の引き下げ幅」との声が相次いだ。新資金供給策の導入についても、市場参加者は「それだけ景気が悪い証拠」と受け止めた。
ドラギECB総裁は理事会後の会見で「先行きの成長リスクは依然として下向きに傾いている」と指摘し、「必要なら全ての手段を調整する用意がある」との見解を示した。・ドル円は続落。ユーロドルの急落をきっかけに円売り・ドル買いが先行し一時111.86円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速。ユーロ円中心にクロス円が下落した影響を受けたほか、ダウ平均が320ドル超下落したことなどが相場の重しとなり一時111.48円と日通し安値を付けた。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入った。
・ユーロ円は大幅に4日続落。ECBが年内利上げを断念し、新資金供給策を決めたことで、ユーロ全面安となった流れに沿った。5時過ぎに一時124.67円と2月18日以来の安値を更新した。欧米株安を背景に投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い・ユーロ売りが入った面もある。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、2月14日以来約3週ぶりの安値を付けた。ECBはこの日の理事会で年内の利上げ断念とTLTRO3の導入を決めたものの、市場は「それだけ景気が悪い証拠」と受け止めた。欧州経済の成長不安が再燃し、世界的な景気先行き懸念が高まると米国株にも売りが波及した。米中貿易協議を巡る警戒感を背景にした売りも出て、指数は一時320ドル超下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4日続落。・米国債券相場で長期ゾーンは4日続伸。ECBが2019年の物価・成長見通しを大幅に引き下げたことで、景気減速リスクを警戒した買いが安全資産とされる米国債に広がった。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。昨日EIAが本日発表した週間石油在庫が市場予想を上回る積み増しとなったことで下落した原油先物だったが、本日は利食いの買いも入り反発した。またOPECの減産が順調に行われているとの報道も下支え要因となった。
しかしECBが金利据え置きとTLTROの第3弾を発表したことで、ユーロを中心にドルが強含んだことで、ドル建てで取引される原油先物価格には割高感となったことで上げ幅を縮小させた。・金先物相場は小幅反落。ECBが金利据え置きとTLTROの第3弾を発表したことで、ユーロを中心にドルが強含み、ドル建てで取引される金先物価格は割高感となったことで上値が抑えられた。
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2019年03月08日(金)07時12分
ニューヨーク外国為替市場概況・7日 ユーロ、ハト派ECBで全面安
7日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは大幅下落。終値は1.1193ドルと前営業日NY終値(1.1307ドル)と比べて0.0114ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)がこの日の理事会で年内の利上げ断念を決め、新たな資金供給策の導入を打ち出すと全般ユーロ売りが先行。ECBがユーロ圏の成長およびインフレ率見通しを引き下げたことや、ドラギECB総裁の発言もユーロ売りを誘い一時1.1177ドルと2017年6月26日以来の安値を付けた。
ECBはこの日の理事会で、政策金利の据え置き見通しを従来の「少なくとも19年夏まで」から「19年末まで」に先送りするとともに、新しい貸出条件付きの長期資金供給オペ(TLTRO3)を9月から開始すると発表。くわえて、19年のインフレ見通しを12月時点の1.6%から1.2%、20年を1.7%から1.5%に下方修正した。GDP成長率見通しについても19年は1.1%(12月時点1.7%)、20年は1.6%(12月時点1.7%)とした。市場ではECBの物価・成長見通し引き下げについて「想定以上の引き下げ幅」との声が相次いだ。新資金供給策の導入についても、市場参加者は「それだけ景気が悪い証拠」と受け止めた。
ドラギECB総裁は理事会後の会見で「先行きの成長リスクは依然として下向きに傾いている」と指摘し、「必要なら全ての手段を調整する用意がある」との見解を示した。ドル円は続落。終値は111.58円と前営業日NY終値(111.77円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。ユーロドルの急落をきっかけに円売り・ドル買いが先行し一時111.86円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速。ユーロ円中心にクロス円が下落した影響を受けたほか、ダウ平均が320ドル超下落したことなどが相場の重しとなり一時111.48円と日通し安値を付けた。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入った。
ユーロ円は大幅に4日続落。終値は124.90円と前営業日NY終値(126.38円)と比べて1円48銭程度のユーロ安水準。ECBが年内利上げを断念し、新資金供給策を決めたことで、ユーロ全面安となった流れに沿った。5時過ぎに一時124.67円と2月18日以来の安値を更新した。欧米株安を背景に投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い・ユーロ売りが入った面もある。
本日のレンジ
ドル円:111.48円 - 111.86円
ユーロドル:1.1177ドル - 1.1320ドル
ユーロ円:124.67円 - 126.43円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2019年03月08日(金)06時44分
弱含み、ユーロ安継続を嫌気した売りが入る
COMEX金4月限終値:1286.10 ↓1.50
7日のNY金先物4月限は弱含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比−1.50ドルの1オンス=1286.10ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは1280.80−1289.60ドル。ユーロ安・米ドル高の進行を嫌気して金先物は伸び悩んだ。ただ、欧米株安を警戒して一部投資家による安全逃避の買いも観測された。Powered by フィスコ
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