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2022年08月16日(火)のFXニュース(3)

  • 2022年08月16日(火)09時24分
    ドル円・クロス円、再び売りに押される ドル円は132.98円まで下押し

     ドル円・クロス円は再び売りに押される動き。時間外の原油先物価格が軟調に推移していることを背景に、対資源国通貨を中心としてリスク回避の円買いが進んだ。日経平均株価の下落も重しとなり、豪ドル円は93.12円、カナダドル円は102.92円まで下押し。ドル円も全般に円買いが強まった流れに沿って132.98円まで値を下げた。

  • 2022年08月16日(火)09時08分
    ドル円 下げ渋り、133円前半で小動き

     クロス円の下げが一服し、ドル円は133.05円を安値に下げ渋り、133.20円台に持ち直している。ただ、日経平均が小安く推移し、時間外の米長期金利が低下してスタートしたこともあり、ドル円の上値は重い。
     また、ユーロ円は135.16円を安値に135.35円近辺に持ち直し、ユーロドルは1.0160ドル前後でこう着相場が続いている。

  • 2022年08月16日(火)09時00分
    日経平均寄り付き:前日比42.25円安の28829.53円

    日経平均株価指数前場は、前日比42.25円安の28829.53円で寄り付いた。
    ダウ平均終値は151.39ドル高の33912.44。
    東京外国為替市場、ドル・円は8月16日9時00分現在、133.13円付近。

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  • 2022年08月16日(火)08時19分
    ドル・円は主に133円台で推移か、リスク選好的なドル買い拡大の可能性低い

     15日のドル・円は、東京市場では133円60銭から132円92銭まで下落。欧米市場では133円52銭から132円56銭まで反落したが、133円32銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に133円台で推移か。世界経済の減速を警戒してリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

     中国人民銀行(中央銀行)は8月15日、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を2.85%から2.75%に、7日物リバースレポ金利を2.1%から2.0%に引き下げた。金利引き下げは予想されていなかった。ただ、7月の小売売上高と鉱工業生産は市場予想を下回っており、金利引き下げは正当化されたとみられている。

     市場参加者の間からは「中国のゼロコロナ政策はサービス業などに打撃を与えており、家計消費を圧迫している」との声が聞かれている。ただ、一部の参加者は「ゼロコロナ政策が個人消費を圧迫することは明白であり、理由は不明だが中国政府は景気減速を意図しているように思える」と指摘している。

     なお、国際通貨基金(IMF)は10月に最新の世界経済見通しを公表する予定だが、中国の一部地域における行動制限などが続いた場合、不動産市況の悪化などの影響もあるため、中国の成長率予測は7月時点の3.3%から引き下げられる可能性がありそうだ。

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  • 2022年08月16日(火)08時04分
    東京外国為替市場概況・8時 ユーロ円、弱含み

     16日の東京外国為替市場でユーロ円は弱含み。8時時点では135.32円とニューヨーク市場の終値(135.48円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。昨日からの流れを引き継いで、対欧州・資源国通貨などで円買いが先行。一時135.16円まで値を下げた。
     また、豪ドル円は93.41円、NZドル円は84.65円まで下押しした。

     ドル円も弱含み。8時時点では133.15円とニューヨーク市場の終値(133.32円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。クロス円が全般売りに押された流れに沿って、一時133.10円まで値を下げた。

     ユーロドルは8時時点では1.0162ドルとニューヨーク市場の終値(1.0160ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。一時1.0154ドルまで下落する場面もあったが、総じて前日終値を挟んだもみ合いとなった。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:133.10円 - 133.37円
    ユーロドル:1.0154ドル - 1.0167ドル
    ユーロ円:135.16円 - 135.58円

  • 2022年08月16日(火)08時00分
    東京為替見通し=ドル円、足もとで方向感見定めにくい

     昨日のニューヨーク外国為替市場で3営業日ぶりに小反落。8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が▲31.3と予想の5.5を大幅に下回ったことで一時132.56円まで下げ足を速めた。独長期金利の低下も重しに、ユーロドルは1.0155ドルまで5日以来の安値を更新した。ユーロ圏景気の悪化懸念が根強いなか、ユーロ円は135.28円まで下押した。

     足もとでドル円は方向感が見定めにくい。7月の米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)の伸びが市場予想を下回り、同輸入物価が大きく低下したことで、インフレのピークアウト期待が高まっている一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らは物価の高止まりに警戒感を示し、引き締め姿勢を維持している。もっとも、7月米CPIは前年比+8.5%と、40年超ぶりの大幅な伸びとなった6月の+9.1%から伸びが低下したとはいえ、依然として高い水準を維持している。高インフレをめぐる思惑が交錯し、ドル円に方向感が出にくい。

     日米金融政策の方向性の違いは引き続きドル円の下支え要因となる一方で、世界のリセッション懸念も根強く、ドル円の上値を追うには慎重さが増している。本日の東京タイムでは目立つイベントや主な経済指標の発表もなく、日米株価指数や時間外の米長期金利の動向を眺めながらの動きが見込まれるが、本邦勢は本日ぐらいまでお盆休みに入っている人も少なくなく、薄商いのなか短期筋による投機的な動きには注意したい。また、台湾情勢には引き続き注目。米超党派議員の訪台をにらみ、中国人民軍は15日に台湾周辺で軍事演習を再開している。中国国防省は「米国と台湾の挑発に対する厳正な抑止力だ」として、議員団訪問への対抗措置と位置づけ、「いかなる台湾独立のたくらみも断固粉砕する」と強調しており、中国当局の今後の動きを注視。

  • 2022年08月16日(火)07時44分
    NY金先物は反落、ユーロ安を意識した売りが入る

    COMEX金12月限終値:1798.10 ↓17.40

     15日のNY金先物12月限は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-17.40ドル(-0.96%)の1798.10ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1787.60ドル-1818.90ドル。アジア市場の序盤で1818.90ドルまで買われたが、その後は換金目的の売りが増えたことによってロンドン市場で1787.60ドルまで下落した。ニューヨーク市場では押し目買いも観測されたが、ユーロ安を意識して節目の1800ドルを回復できず、通常取引終了後の時間外取引では1795ドルを挟んだ水準で推移した。


    ・NY原油先物:続落、一時87ドルを下回る

    NYMEX原油9月限終値:89.41 ↓2.68

     15日のNY原油先物9月限は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-2.68ドル(-2.91%)の89.41ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.82ドル-92.10ドル。アジア市場の序盤で92.10ドルまで買われたが、需要増加を期待した買いは縮小し、ロンドン市場で節目の90ドルを下回った。ニューヨーク市場の序盤にかけて86.82ドルまで一段安となったが、米国株式の下げ渋りを意識した買いが観測されており、通常取引終了後の時間外取引では89ドルを挟んだ水準で推移した。

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  • 2022年08月16日(火)07時35分
    円建てCME先物は15日の225先物比10円安の28850円で推移

    円建てCME先物は15日の225先物比10円安の28850円で推移している。為替市場では、ドル・円は133円00銭台、ユーロ・円は135円50銭台。

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  • 2022年08月16日(火)07時24分
    ドル円 133.11円までじり安、クロス円のさえない動きも重し

     ユーロ円が135.33円、ポンド円が160.50円、豪ドル円が93.48円まで売りが先行するなど、東京序盤のクロス円は昨日の流れを引き継ぎさえない動き。クロス円の軟調も重しに、ドル円は133.11円まで下押し、上値の重い動き。

  • 2022年08月16日(火)07時12分
    NY市場動向(取引終了):ダウ151.39ドル高(速報)、原油先物3.13ドル安

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 33912.44 +151.39   +0.45% 33954.71 33582.96   22   8
    *ナスダック   13128.05  +80.86   +0.62% 13146.06 12993.78 1996 1420
    *S&P500      4297.14  +16.99   +0.40%  4301.79  4256.90  295  206
    *SOX指数     3077.33   +9.49   +0.31%
    *225先物       28860 大証比  +0   +0.00%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     133.32   -0.10   -0.07%   133.60   132.56
    *ユーロ・ドル   1.0158 -0.0101   -0.98%   1.0268   1.0155
    *ユーロ・円    135.43   -1.45   -1.06%   137.07   135.28
    *ドル指数     106.50   +0.87   +0.82%   106.55   105.55

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    3.19   -0.05      3.27    3.17
    *10年債利回り    2.79   -0.04      2.86    2.76
    *30年債利回り    3.10   -0.01      3.13    3.05
    *日米金利差     2.60   -0.23

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      88.96   -3.13   -3.40%   92.10   86.82
    *金先物       1794.8   -20.7   -1.14%   1818.9   1787.6
    *銅先物       360.5   -6.4   -1.74%   367.9   354.6
    *CRB商品指数   289.54   -3.94   -1.34%   293.48   289.54

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7509.15   +8.26   +0.11%  7539.21  7463.51   68   31
    *独DAX     13816.61  +20.76   +0.15% 13857.98 13736.00   23   15
    *仏CAC40     6569.95  +16.09   +0.25%  6586.96  6532.48   26   14

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  • 2022年08月16日(火)07時11分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.08%高、対ユーロ1.06%高

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           133.31円   -0.11円    -0.08%   133.42円
    *ユーロ・円         135.43円   -1.45円    -1.06%   136.88円
    *ポンド・円         160.66円   -1.16円    -0.72%   161.83円
    *スイス・円         140.81円   -0.94円    -0.67%   141.75円
    *豪ドル・円          93.61円   -1.46円    -1.54%   95.07円
    *NZドル・円         84.82円   -1.25円    -1.45%   86.06円
    *カナダ・円         103.28円   -1.13円    -1.08%   104.40円
    *南アランド・円        8.10円   -0.16円    -1.92%    8.26円
    *メキシコペソ・円       6.72円   +0.00円    +0.01%    6.72円
    *トルコリラ・円        7.42円   -0.02円    -0.22%    7.44円
    *韓国ウォン・円       10.21円   -0.04円    -0.41%   10.25円
    *台湾ドル・円         4.44円   -0.01円    -0.27%    4.46円
    *シンガポールドル・円   96.67円   -0.67円    -0.68%   97.34円
    *香港ドル・円         17.01円   -0.02円    -0.11%   17.03円
    *ロシアルーブル・円     2.18円   +0.00円    +0.19%    2.17円
    *ブラジルレアル・円     26.19円   -0.10円    -0.40%   26.29円
    *タイバーツ・円        3.75円   -0.03円    -0.80%    3.78円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円           +15.84%   139.39円   109.11円   115.08円
    *ユーロ・円           +3.46%   144.28円   124.40円   130.90円
    *ポンド・円           +3.16%   168.73円   148.96円   155.74円
    *スイス・円          +11.64%   143.76円   117.54円   126.13円
    *豪ドル・円          +11.86%   96.88円   77.90円   83.68円
    *NZドル・円         +7.85%   87.35円   74.57円   78.65円
    *カナダ・円          +13.40%   107.65円   84.67円   91.08円
    *南アランド・円       +12.34%    8.81円    6.94円    7.21円
    *メキシコペソ・円      +19.88%    6.87円    5.14円    5.61円
    *トルコリラ・円       -13.24%   13.34円    6.17円    8.55円
    *韓国ウォン・円        +5.51%   10.73円    9.21円    9.68円
    *台湾ドル・円         +7.01%    4.66円    3.91円    4.15円
    *シンガポールドル・円   +13.24%   99.70円   80.22円   85.37円
    *香港ドル・円         +15.19%   17.76円   14.01円   14.77円
    *ロシアルーブル・円     +42.12%    2.67円    0.68円    1.53円
    *ブラジルレアル・円     +26.80%   27.84円   19.77円   20.65円
    *タイバーツ・円        +8.20%    3.90円    3.26円    3.47円

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  • 2022年08月16日(火)06時46分
    米住宅市場はリセッション

     全米住宅産業協会(NAHB)が発表した8月NAHB住宅市場指数は49と、7月55から予想以上に低下した。予想外に50割れでネガティブ圏で、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年5月来で最低。8カ月連続の低下で、2007年来で最長となる。住宅ローン金利の上昇や建設材料、人件費の高騰で、建設業者のセンチメントは引き続き悪化傾向にある。特に一戸建て販売の見通しの悪化が指数全体を押し下げた。

    ■8月住宅市場指数:49(7月55、前年75)
    一戸建販売:現在:57(64、81)
    一戸建販売:見通し:47(49、81)
    購買見込み客足指数:32(37、59)

    NAHBのエコノミストは連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めや建設コストの高騰により住宅リセッションに入った、と悲観的見方を示した。建設材料や人件費など依然高止まりながら、5社のうち1社の建設業者は7月に売り上げ増や契約のキャンセルを回避するため、価格を下げたことを明らかにしている。

    住宅購入者にとり、住宅市場の値ごろ感の悪化が最大の課題となっている。30年住宅ローン固定金利はパンデミック時からほぼ2倍に上昇。本年の一戸建住宅着工件数は減少する見込みだが、減少は2011年以降で初めてとなる。

    ただ、物価や長期金利の上昇が一段落した兆候が見られ、需要低迷で住宅価格が伸び悩み、今後数カ月は住宅市場の安定が予想されている。

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  • 2022年08月16日(火)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    13:30 第3次産業活動指数(6月) 0.4% 0.8%


    <海外>
    15:00 英・失業率(7月)  3.9%
    15:00 英・ILO失業率(3カ月)(6月) 3.8% 3.8%
    15:30 印・卸売物価(7月) 13.75% 15.18%
    18:00 独・ZEW期待指数(8月) -60.0 -53.8
    18:00 欧・貿易収支(6月)  -263億ユーロ
    20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)  1.13%
    21:30 加・消費者物価指数(7月)  8.1%
    21:30 米・住宅着工件数(7月) 154.0万戸 155.9万戸
    21:30 米・住宅建設許可件数(7月) 165.0万戸 169.6万戸
    22:15 米・鉱工業生産指数(7月) 0.3% -0.2%
    22:15 米・設備稼働率(7月) 80.1% 80.0%

      米・中間選予備選挙(アラスカ州、ワイオミング州)
      独・5年債入札


    ---------------------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2022年08月16日(火)06時25分
    NYマーケットダイジェスト・15日 株高・金利低下・原油安・ユーロ安・資源国通貨安

    (15日終値)
    ドル・円相場:1ドル=133.32円(前営業日比▲0.10円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=135.48円(▲1.40円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0160ドル(▲0.0099ドル)
    ダウ工業株30種平均:33912.44ドル(△151.39ドル)
    ナスダック総合株価指数:13128.05(△80.86)
    10年物米国債利回り:2.79%(▲0.05%)
    WTI原油先物9月限:1バレル=89.41ドル(▲2.68ドル)
    金先物12月限:1トロイオンス=1798.1ドル(▲17.4ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
    8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 ▲31.3       11.1
    8月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
                        49        55

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは続落。欧州時間発表の7月独卸売物価指数(WPI)が前月から低下すると、高インフレへの警戒感がやや和らぎ独長期金利が低下。全般ユーロ売りが優勢となった。商品相場の下落を背景に、資源国通貨に対してドル高が進んだ影響も受けた。4時前には一時1.0155ドルと5日以来の安値を更新した。エネルギー供給不安によるユーロ圏景気の悪化懸念も相場の重し。
     記録的な熱波に見舞われている欧州では、物流の大動脈であるライン川の水位が一段と低下。大型船などが航行できず、燃料などの輸送が滞ることで、電力不足や工場の稼働停止などが懸念されている。
     なお、ユーロポンドは一時0.8419ポンドまで下落したほか、ユーロスイスフランは0.9613スイスフランと2015年1月のスイスショック以来の安値を更新した。

    ・ドル円は3日ぶりに小反落。8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が▲31.3と予想の5.5を大幅に下回ったことで円買い・ドル売りが先行。アジア時間の安値132.92円や前週末の安値132.89円を下抜けて一時132.56円まで下げ足を速めた。
     ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一目均衡表雲の下限132.06円がサポートとして意識されたほか、安く始まった米国株が持ち直したことで買い戻しが進み、133.35円付近まで値を戻した。ユーロや資源国通貨に対してドル高が進んだ影響も受けた。
     なお、23時発表の8月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数は49と予想の55を下回ったものの、相場の反応は限られた。

    ・ユーロ円は続落。低調な独インフレ指標を受けて全般ユーロ売りが進んだ流れに沿った。ユーロ圏景気の悪化懸念も相場の重しとなり、21時30分過ぎに一時135.28円と日通し安値を更新した。その後の戻りも135.72円付近にとどまった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、5月4日以来約3カ月ぶりの高値となった。この日発表の中国経済指標が予想を下回ったことで、同国景気への先行き懸念から売りが先行。一時170ドル超下げた。ただ、インフレのピークアウト観測を背景に買いが入ると、上げに転じた。原油などコモディティ価格の下落もインフレ懸念を和らげた。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、4月21日以来約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。本日発表の中国経済指標が予想を下回ったことで、同国景気への先行き懸念から、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。8月米NY連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回ったことも債券買いを誘った。

    ・原油先物相場は大幅続落。本日発表された7月の中国経済指標(鉱工業生産・小売売上高)が市場予想より弱い結果となったことで、原油最大の輸入国・中国の景気減速懸念を嫌気し、一時6カ月ぶりとなる86.82ドルまで弱含んだ。また、イランから核合意に向けて前向きなコメントが伝わったことで、イラン産原油の供給増加への期待も原油価格の重しになった。もっとも、引けにかけては米株が堅調な動きを見せたこともあり下げ幅を縮小して引けた。

    ・金先物相場は反落。ユーロドルを中心にドルが堅調な動きを見せたことで、ドルで取引される金先物は割高感から反落した。8月米NY連銀製造業景気指数が大幅に悪化したことで、米金利の低下とともに買い戻しが入る場面もあったが上値は限られた。市場では、ここ最近は底堅い動きが続いたことで、利食いの売りも入っていたとの声もあった。

  • 2022年08月16日(火)06時07分
    ニューヨーク外国為替市場概況・15日 ユーロドル、続落

     15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.0160ドルと前営業日NY終値(1.0259ドル)と比べて0.0099ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の7月独卸売物価指数(WPI)が前月から低下すると、高インフレへの警戒感がやや和らぎ独長期金利が低下。全般ユーロ売りが優勢となった。商品相場の下落を背景に、資源国通貨に対してドル高が進んだ影響も受けた。4時前には一時1.0155ドルと5日以来の安値を更新した。エネルギー供給不安によるユーロ圏景気の悪化懸念も相場の重し。
     記録的な熱波に見舞われている欧州では、物流の大動脈であるライン川の水位が一段と低下。大型船などが航行できず、燃料などの輸送が滞ることで、電力不足や工場の稼働停止などが懸念されている。
     なお、ユーロポンドは一時0.8419ポンドまで下落したほか、ユーロスイスフランは0.9613スイスフランと2015年1月のスイスショック以来の安値を更新した。

     ドル円は3営業日ぶりに小反落。終値は133.32円と前営業日NY終値(133.42円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が▲31.3と予想の5.5を大幅に下回ったことで円買い・ドル売りが先行。アジア時間の安値132.92円や前週末の安値132.89円を下抜けて一時132.56円まで下げ足を速めた。
     ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一目均衡表雲の下限132.06円がサポートとして意識されたほか、安く始まった米国株が持ち直したことで買い戻しが進み、133.35円付近まで値を戻した。ユーロや資源国通貨に対してドル高が進んだ影響も受けた。
     なお、23時発表の8月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数は49と予想の55を下回ったものの、相場の反応は限られた。

     ユーロ円は続落。終値は135.48円と前営業日NY終値(136.88円)と比べて1円40銭程度のユーロ安水準。低調な独インフレ指標を受けて全般ユーロ売りが進んだ流れに沿った。ユーロ圏景気の悪化懸念も相場の重しとなり、21時30分過ぎに一時135.28円と日通し安値を更新した。その後の戻りも135.72円付近にとどまった。

    本日の参考レンジ
    ドル円:132.56円 - 133.60円
    ユーロドル:1.0155ドル - 1.0268ドル
    ユーロ円:135.28円 - 137.07円

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