金曜日は雇用統計だった。私は81.35でドル円のショートを持って臨んだ。21時を回ってもドル円は高値に張り付いた状態だった。値動きがほとんどないのだが、自分のコストを中心に考えるとフェイバーになったのはほんの一瞬だけ。それまでの日中高値が81.40をタッチしていないので、買い戻しのストップ注文をその少し外側の80.50においていた。
外部環境を見まわしてみると、グローベックスでは米国株がジワジワと上がってきて、市場全体がデータの良いことを期待しているのがありありとわかる。損を出しても10ポイントだけなので、たいしたことはない。あまりにも楽観ムードが先行していたので、悪かった場合のインパクトもほうが大きいと思ってのポジションだ。
ロスカット注文がいつダンになってもよいくらいに、ずっと高値に貼りつき、微妙に1ポイントずつ高値を更新していて、嫌な感じである。ここまでドル高が進んでいるのだとすると、発表と同時に82円台まで行ってしまうかもしれないほど、ドル買い圧力は強まっていた。
しかし、出て見ると、その結果はすこぶる悪いものであった。就業者数がたったの1万人台の増加にとどまり、失業率も9.2%と3カ月連続の悪化。期待が大きかっただけに、その反動もまた大きい。ドル円はあっという間に80.70くらいまで下がってしまった。途中でショートメークのストップ注文でも置いておかないと売れないくらいに激しかった。
ドル円は80円台ミドルまで下がると止まったので、クローズすることにして、次にユーロドルを手がけることにした。ユーロドルは失業率の発表前からドル高方向に動いていて、1.4210近辺まで突っ込んだ。その後は純粋なドル売り相場となって、1.43台まで急速に戻ってきたりするのだが、昼間の高値を越えられず、そこが妙なレジスタンスを形成していた。
グローベックスでは米国株が大幅に下落しており、前日のADPによる上昇分をすべて吐き出している状態だったので、いずれリスク回避にならざるをえないと見て、まもなくユーロ円が下げ幅を拡大するだろうと考え、私は昼間の高値をバックにユーロドルをショートに振ったのだ。
しかし根っこがドルにとっての悪材料なのだから、確かに20ポイント位はユーロドルも下がるのだが、すぐに上がってくる。それだけドル売り圧力も強いということだ。私は15ポイントずつくらいを3回分取れたので、それでよしとすることにしてスクエアになった。
週明けの本日は、ユーロドルが下値攻めで始まった。しかしここ数週間は週足で攻めた方向の反対側を目指す傾向が続いている。先週はユーロドルは安いほうをせめたので、このままショートで突っ込むのはやりづらいことになるが、どうなるだろう。
もちろん流れに沿ってトレードするならばユーロドルを売っていかねばならないところなので、アジア時間にユーロドルをショートにしてみたが、欧州時間に入ってからはクローズ。
この後もさらに下値を切り下げてきているので、またどこかで入らねばという感じはしているが、ちょっと遅れて動きそうなドル円ショートでもよいかもしれないという気もしている。ともかく今週は悪かった雇用統計の中味を相場のなかに消化していかねばならないだろう。だが、今晩は注目すべきイベントがまったくない。
日本時間 19時00分
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